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ミラクルマスター 煌めきビジュアル 日本の歴史人物事典DX

カラーイラストの一部を担当させていただきました!

『ミラクルマスター 煌めきビジュアル 日本の歴史人物事典DX』

・A5判 ・320ページオールカラー 
・1300円+税・発行:西東社
発売日/8月10日 全国書店、ネット書店

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(上記イラストは西東社公式様からお借りしました)

私の担当した人物は
春日局、徳川慶喜、高杉晋作、伊藤博文、伊能忠敬、樋口一葉、江、楠本イネ、篤姫、新島八重、平賀源内です。

中でも、大好きな伊能忠敬はフルカラー漫画も描かせていただきました!ハッピー!あと平賀源内も大好きなので担当できてハッピー!取材と称して、源内のエレキテルの複製を使った発電実験も見てきました。趣味を兼ねすぎている…!

伊能忠敬を描くにあたって、彼が江戸に来る前に暮らしていた佐原市に取材にいったのですが、本当に景観が素晴らしく、観光の人にも優しいながら厳かな歴史を守り続けている神秘的な町でした。
伊能忠敬が婿入りして暮らしていた商家も見学可能で、当時ここで彼は商売の仕事をする傍ら、夜に星を見たりして天文学への憧れを募らせていたのだと思うと目頭が熱くなりました。

そういえば、私が生まれて初めて飛行機に乗って窓から下を見たとき、日本地図と全く同じ形の島が見えて興奮したものです。当たり前といえば当たり前なのですが…
そのあと、『歴史の時間に習った、伊能忠敬ってひとは、すごい』と思ったのを覚えています。

彼の暮らした商家の真ん前には伊能忠敬の資料館があり、彼の使った道具や、当時の天文学の資料、彼が幕府に献上した測量図など宝のようなものがザックザクに展示されておりました。
とくに、当時の日本の人々がどのように地球や日本列島の形を認識していたのか、というのが分かり面白かったですね。

それらの展示を一通り見たあと考えると、当時の常識を一気に修正した伊能忠敬の功績は改めて驚嘆させられます。しかも彼が天文学を始めたのは50歳。充分に商売で家を盛り立てて、それを息子へ譲り江戸へやってきました。
すごいですよね。江戸時代の人間の寿命は長くて50そこそこなんですよ?今で言う定年後なんてもんじゃありません。

いつまでもチャレンジする勇気と、ドキドキした好奇心を信じる。伊能忠敬の生涯を通してまたひとつ大切な事を学んだ気がしました。

伊能忠敬記念館は、天文や江戸時代や、またセカンドライフについて興味のある方には非常におすすめです!




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