見出し画像

4.どの通貨の商品を選ぶか?香港ドルの将来

**■イントロ

香港投資において、香港ドルは基軸通貨であるが、このところの中国の香港に対する扱いが変わったことによって、リスクが出てきているかもしれないという話**

 ユニットトラストを選択する時、同じ商品をいくつかの通貨から選べたり、配当を再投資するか、配当として受け取るかなど選択しますが、現時点の通貨選択をどうするか考えます。一方で為替手数料もかかりますので、どうするのが良いのでしょうか?
 ある日本人向け投資情報会社では直ぐに現金化できるような準備取り組みや通貨変更、口座から引き上げを勧めるものまで出てきた。

■最近のニュース

6月以降 香港ドルをめぐるネットニュースが騒がしいです。

リンク転載等の問題があるため、香港ドル 廃止 で検索結果で関連記事を参照できるかと思います。
https://www.google.com/search?q=%E9%A6%99%E6%B8%AF%E3%83%89%E3%83%AB+%E5%BB%83%E6%AD%A2&rlz=1C9BKJA_enJP594JP594&oq=%E9%A6%99%E6%B8%AF&aqs=chrome.1.69i57j69i59l2j69i61l3.6439j0j4&hl=ja&sourceid=chrome-mobile&ie=UTF-8

■ 環境

香港ドルは中国にとって人民元が持ち出し制限等で国際化できない中でドルペッグで外貨を取得する上で好都合だった。そのおかげで、香港の株式市場に本土企業が上場し、資本を確保してきたし、海運の物流拠点として貿易的な観点でも、都合が良かった。

三浦瑠璃さんが、アメリカが香港の自由を守るためにとる対策が、中国ではなく香港そのものを苦しめると発言していた。確かにエスカレートしていくとドルペッグ制のため香港紙幣を発行する3銀行は、米国ドルを供託しているらしく、息の根が止まってしまう可能性を指摘すると声もある。(一方で中国の金融当局と中央銀行が支えるとの論調の記事も存在する)

国際基軸通貨には持ち出し制限のある人民元にも課題があり、人民元への統合は直ぐには難しいかもしれない。ペッグする通貨を英ポンド 人民元 日本円への変更はありうるとの内容記事は読みました。

バブルの際 too big to fail という言葉を聞いたことがある。今の香港をそう指摘する人もいる。

返還時から深圳広州は凄まじい発展を遂げ、株式市場においても上海などの市場規模が大きくなっている。
中国にとって成長していくためのドライバーは、本土内に生まれ、香港の価値は、逆に小さくなっている。

かつてフィリピンペソを狙ったような通貨攻撃を仕掛ける噂もある。ただバックが中国ではメンツが許さないとも思うし、米ドルペッグの通貨にそんな仕掛けできるのと素人考えでは思う。

中国にとって香港は世界へのゲートウェイだが、香港市民にとって中国はこれから共存を望む同胞なのか? 安全保障ではデモにより眠れる巨象を起こしてしまったが、経済面は、まだ不透明。

経済面での香港の将来のグランドデザインをどう描くのかが答えになるだろう。

いずれにしろ中国の銀行における海外事業の大半は米ドル建て香港経由。香港が中国における海外取引のセンターであることは間違いなく、当面は水面下の駆け引きの上、綱渡りのような舵取りが進むのではないかと思う。

■対策

このような環境下では、香港ドルを使わず、マルチカレンシーで外貨を選択するなどの心がけが必要かもしれない。またいざという時の海外送金は送金先と上限額の登録が必要で数日かかる。システムが変更されているから以前登録が有効かどうかかチェックする。

投資する通貨も米ドルなどを選び、信託されている商品を検討するなど検討したほうが良いかと思っています。

以上 素人が思うところでした。

思うところ書いてみました。プロの方から見れば幼稚かもしれません。利用者の立場で書いてます