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2.香港投資のメリットって2020

HSBC香港とBoom証券をネット取引で運用してきました。
保険商品はIFAを知らないので手を出したことはありません。

■UNITTRUST

 私の場合、HSBCでは主にユニットトラストでの運用になります。日本と違いリスクプロファイリングに基づき商品のマッチングを行うシステムですが、日本居住者には頻繁に香港に来れないと見ると安定した債券をすすめる窓口担当者多いです。最近はアドバンスだと債券ベースのユニットトラストは手数料2% 、それ以外は3%です。窓口で手数料負けてと言っても負けてもらったことがないのは小口だからかなぁと思いました。

 ユニットトラストは種類も多くネットバンキングや、香港の投資情報サイトでリターン実績をスクリーニングできます。種類の多さとリターンの高い商品へアクセスできるのが魅力だと思います。

私の場合、口座開設時にアジア債券や分配率固定の配当重視の商品を購入し寝かせて10年。
購入額の確認など確定申告が大変でした。

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■ポートフォリオ

19年にポートフォリオ組み換えをしたが、手数料目当てのマネージャーも多くリターンを得るのに時間がかかりました。ここは日本とおなじですね。
違うのはベースの通貨をどこにするかは確認が必要です。米ドルペッグの香港ドルも今後がわからないので米国ドル投資が多いです。
以降、ホームページでリターンを確認して米国株、アジア債券、固定の配当商品を購入しています。
ただ3月の暴落で痛手を受けました
欧州の高めの運用実績を狙うオポチュニティ ファンドが暴落し痛手となりました。そこでオンラインでポートフォリオ組み換えをしています。

現在の構成は
円 香港ドル 米ドルの預金に下記のユニットトラストです。
Invesco global consumers funds
Fidelity funds US dollar bond funds
Flanklin US oppotunity funds
HSBC Asian high yield bond fund
JP Morgan Multi income
AB SICAV American glowth portfolio
JPM American Equity
UBS key selection SICAV China allocation oppotunity

<株式> equity は米中でGAFAなどメイン
<配当型>配当方針を確認して
債券はアジア高利回りの社債や米国債券
<利益追求型>これにオポチュニティファンドで構成しています。

■国内証券会社との比較
下記はSBI証券のトータルリターン1年での上位ランクです。
まずほとんどノーロード。HSBCのユニットトラストは3%の購入手数料
リターンの上位はSBI60%越え、HSBCは47%台。ただし設定年数が短いものが多いようです。
特別口座での申告の手間を考えると国内ネット証券に利があります。

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■Boom証券

一方でBoom証券、こちらは苦戦しています。
情報提供がされているのでETFや中国株に投資しました。
ETFはリターンだけみても、ファンドの大きさなどでボラティリティが広く負けたり、配当が出るものは配当受領時に手数料が取られます。
また、米国ETFの配当課税は30%それに配当受領時の手数料があります。
日本で買ったほうがいいですよね。最近は手数料無料の米国ETFもあるし。
中国株の個別投資はメリットあるけど、中国株以外の香港外投資は厳しいと思っています。

上手い活用法を研究したいですが香港投資は情報提供業者を商売でしている方も多くなかなか良い情報にアクセスできないです。

■これから (私見)
上記のような使い方なら、わざわざ口座開設する必要はないと思います。
なぜなら、この10年日本の金融自由化が進展しネット証券の競争激化で手数料が著しく低減され、商品も活発に作られてきています。また徴税機関の国際連携が進んで在外資産運用への課税強化の流れは強くなり、国内証券口座でも通貨分散で米ドルなど外貨資産を持つことがある程度出来ることからメリットは少なく感じます。国家による金融封鎖リスクもいわれて分散を勧める声もあったが、今では日本より香港の方がリスクが高く、金融封鎖や通貨統合などは可能性は低いけど日本よりはリスクがあると思っている。
保険購入等の話も国内法等の兼ね合いはグレー(議論があることは知っている)。外地での未公開情報ベースの話を真偽を判断する土台もないため、私はそう思っています。

コロナの影響で12月まで香港入境は厳しそうですので、当面はネット取引だけですし、口座開設も行かないとできないので、今は厳しいですね。
以上は自分の経験にもとづくあくまでも私見です
メリットは世界の大手の商品が集まり、その情報が集まってくること。中国やASEANに関する情報や商品が集まることです。
毛沢東が文化大革命を進め、周恩来が調整の土台を作って、鄧小平が経済開放をすすめた。歴史は揺れる。今の香港を取り巻く情勢が好転することを願う。

思うところ書いてみました。プロの方から見れば幼稚かもしれません。利用者の立場で書いてます