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2024.02.19「三十一(みそひと)生誕祭」

31歳になりました。いぇい。


自分が生まれた日はとても寒い日だったそうだ。その日あまりに寒くて買ったというストーブは、自分が小学生くらいまではたしか実家で現役だった。いつしか部屋は狭くなり、ストーブが出されることもなくなった。


今日は2月とは思えないあたたかさだった。自分は半袖シャツに上着一枚だったが、全然余裕だった。もう春か……と思うような気温だが、週末にかけてまた一気に寒くなるらしい。三寒四温にしても、もう少しゆるやかにやっていってほしいものだ。




昨日tipの現場があり、ゆうかとの特典会で「今日は日付変わるまでちゃんと起きててね!」と言われた。俺が日付変わる前に寝るわけないのだが……と思いつつ、誕生日のことだとはわかったので、かなりワクワクしながら誕生日を迎えた。(自分の誕生日をゆうかに直接言ったことがあった……かは定かではないが、最近ツイッターのプロフィールを更新してこれまで一切記載していなかった誕生日を記載したり、きょうみとのチェキツイでしれっと誕生日アピールをしていたりしたので、覚えられているだろうという信頼はあった)


といっても日付が変わったからといって向こうからリプライが飛んできたりということはないだろうし、何を楽しみにすればいいんだ……?と思っていたら、なんとファニコンで以前頼んでいたゆうかの60秒動画が届いていた。しかも日付が変わるぴったりに。きっとゆうかが日付変わるタイミングでお願いしますと頼んだんだろう。それがまずすごくうれしいし、それを受けてほんとにそのタイミングで送ってくれたスタッフの方にも本当に感謝である。動画を頼むときには別に自分の誕生日のことなんて何も書いていなかったので、こんな風に誕生日を祝われるなんて思ってもいなくて、まさにサプライズのうれしさだった。


動画の内容について言うことはしないが、本当にものすごくうれしかった。自分のことを考えてもらえているってこんなに幸せに感じられることなんだと打ちのめされた。きっとこの動画のメッセージを死ぬまで忘れないだろうし、あえてしゃらくさい言葉を使えば、これが日々を生きる糧になるのだろうと思う。「アイドルのおかげで日々生かされている」のような言説は巷に溢れていて、そのことを大げさだとか言うつもりはまったくないが、ただ自分にとってはこれまでその言葉は「自分の言葉」ではなかった。でもこの動画を見て、これは「自分の言葉」になった。そうなったのだ。この言葉が、自分の中から出てきたのだ。




ありがたいことに、誕生日アピールツイートにたくさんふぁぼとリプライをいただいた。ツイッターで誕生日ツイートにいいねがたくさんついていたりリプライがなされていたりするのは、自分のものではなくても好きだ。誕生日というのは一人一人にある種ランダムに振り分けられていて、それは本人の意思とは完全に切り離されて存在しているのが良い。だからこそたまたま誰かと誕生日が近かったり、あるいは何かイベントごとの日とかぶっていたりしたときに何か縁を感じたりするのだろう。例えばフィクションのキャラクターにはたいてい誕生日の設定があるが、それは(大抵が)そのキャラクターから連想して"つけられた"誕生日だ。現実の人間は誕生日が先、キャラクターは誕生日が後なのだ。話を戻すと、誕生日というのは誰しもが持っていてかつそれぞれに固有のものだから、優劣がない。(2月29日生まれは珍しくて強いという向きもあるが、その分4年に1回しかないのでナーフされている)だから誕生日というものは気兼ねなく祝えるし、祝われることもできるのだろうと思う。特にアイドルに通うようになってからは、アイドルの生誕祭という文化にも触れ、誕生日ってなんか素晴らしいなと素朴に感じられるようになった。誕生日にいろんな人からリプライをいただくと、せっかくの機会だから(普段アイドル以外にリプライを送ることはまずないので)と張り切ってそれに返事をしている。そんな風にほんの少しのことかもしれないけど、そのときそのリプライを送ってくれた誰かのことを考えることは、きっと世界にとっていいことなのだろうと思ったりした。時間はかかるけれど、年に一度の幸せな時間でもある。(アイドルのリプ返企画って大変だな……みたいなことは思ったけどね)


これまでの人生ではそんなことしてこなかったのだけど、今日は気分だったので帰りにケーキを買ってきた。仕事帰り閉店間際のケーキ屋さんに入って、ショートケーキはなかったのでホールのいちごケーキをひとつ。ネームプレートはいらないですと言えたけれど、ろうそくはもらってしまった。




ろうそくなしver.
ろうそくあり電気ONver.
ろうそくあり電気OFFver.


写真を撮るのに(机の上が汚いので)試行錯誤した。ろうそくに火をつけて部屋の電気を消して、ハッピーバースデイの歌を一人で歌うのもなんなので、ホワイトピースの落ちサビを流してラスサビの跳びポで火を吹き消した。ちなみにろうそくは5本もらっていたが、5本中4本がtipのメンバーカラーになっていたのでその4本を立てた。(りんちゃん、紫なくてごめんね……)お腹が空いていたのでホールケーキも苦なく全部食べられた。美味しかったし。



去年の誕生日はナナニジを見に52OSAKAで大阪城ホールに行って、かなり不完全燃焼といったパフォーマンスに相当微妙な気持ちになったんだよな。それがむしろ自分のドルオタとしての一つのきっかけと言ってもいいくらいだったのだけど。1年後の誕生日は日中労働をしていたけど、ゆうかの動画でアイドルって本当に、本当にすごい存在なんだと感得できて、それだけでこれまでの人生でもトップクラス、もしかしたら一番幸せな日だったかもしれない。今日はただの2月19日だったのだけど、こんな風に誕生日にかこつけて何か意味を見出そうとするのは面白いし(今年のは誕生日ならではのイベントだけど)、この経験というか感覚が(誕生日は個々人でバラバラだから)自分だけのものになるのも誕生日の良いところだよな。


なんか誕生日という概念についてその魅力を勝手に感じ取りまくった日だった気がする。みんなも誕生日には自分だけの意味を見出していこう。



全然睡眠不足なのにこの時間まで日記書いてて終わり。寝坊したくない。明日も幸せに生きましょう。


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