佐脇至@kurashikobo

世界遺産、平等院鳳凰堂から徒歩5分に住んでいる小さな会社の社長です。

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最近の記事

新しいカタチへ vol.14 (shop&salon&bar)

気がつけば10月です。 消費税が10%になりました。 今回の増税は8%と10%が混在して、お店にとって地獄のようにややこしいです。 さらに追い討ちをかけてキャッシレス5%還元があります。 商店街の理事長をやっている関係で、数ヶ月前から経済産業省の方から電話やメールをいただいてまして、宇治のエリアで5%還元の説明会をしたいので、10月までにご説明に参ります。とのことでしたが・・・ 今だに来られてません・・・笑 お役所は相当、混乱されてると察します。 しばらく混乱は続きそうです

    • 佐脇至 祭・・・?!

      こんにちは!三代目店主です。 久しぶりの投稿です。 まずもちまして、先日発生しました、京都アニメーションの放火事件でお亡くなりになられた、ご遺族、関係者の方々に、心よりお悔やみを申し上げます。 この事件で犯人がウチの商店街に出没したと言う事が判明しまして、私は連日、取材を受けてました。現在、メディアの取材がかなり加熱気味で、ご遺族の方々が非常に迷惑をしておられます。 どうか、充分な配慮をしてほしいと願ってます。 私は全容解明の一助となるなら、公共的な立場として、出来うる限り

      • アリーナ最前列の奇跡・・・ 後編

        サザンオールスターズ ライブをアリーナ最前列で思う存分に堪能してしまいました! そこで!最前列で気づいた9つのことがあります。 その① 桑田さんが異常に近くて再三、目が合う。 その② 桑田さんが見てるモニターが丸見えで次の曲目や次に起

        • アリーナ最前列席の奇跡・・・ 前編

          サザンオールスターズ!40周年ライブに行ってきました。 ファン歴37年、参戦したライブは数知れず・・・ ライブに行くたびに思ってたことがあります。 ・アリーナのセンターの最前列って特別な人が座るのか・・・? ・あの席ってどうすればいけるのだろう・・・? ・最高に盛り上がる席・・・でも盛り上げなければならない席・・・ ・きっと選ばれた筋金入りのプロ的なファンのために確保されているのかも? ・そんな域に到達することなんて一生無理だろう・・・ ・もし桑田さんがアイコンタクトしてき

        新しいカタチへ vol.14 (shop&salon&bar)

          新しいカタチへ vol.13(魅惑の宇治川ライン)

          怒涛の⁈ 10連休が終わりました。 私は9日連続でカリモク ショールームで過ごしました。 高速道路のGW渋滞で連日、宇治川ラインでの出勤にしました。 宇治川ラインドライブは一年中で今が一番気持ちいい季節なんです。 とにかく緑がキレイです。 私が幼稚園の頃までは遊覧船が行き来していました。 それほど景色がいいんです。 京都と滋賀の県境あたりに鹿跳渓谷という地名の場所があるんですが その辺りの景色がオススメです。(画像は鹿跳渓谷) その名の通り時折、鹿に遭遇することもあります。

          新しいカタチへ vol.13(魅惑の宇治川ライン)

          新しいカタチへ vol.12 (平成最後の日に思う)

          平成最後の日。 あなたは何をしていますか? 私は、午前はカリモクショールームで過ごし、午後に宇治に戻って、理事長をしている商店街振興組合の監査報告会とバタバタな1日となりそうです。 平成を振り返れば、昭和の終わりに当ビルが建築され、それとともに私はサラリーマンから家業に戻り30年を過ごしました。 そして平成の終わりと共にそのビルを譲渡。 狙ったわけではないですが・・・笑 自分の中ではとてもキリがいいな!と感慨深く思ってます。 そして新たに始まる「人々が美しく心寄せあう中

          新しいカタチへ vol.12 (平成最後の日に思う)

          新しいカタチへ vol.11(ビル譲渡の決断)

          Yさんが亡くなって8年が経ちましたが・・・ 今でも時折、夢でYさんに出会います。 「おい イタル 何してんねん!!」 少し遠巻きから、何故かアロハシャツ姿でタバコを加えて私に話しかけました。 「Yさんこそ そこで何やってんすか?」 「僕も連れてってくださいよ」 「オマエは、来れへん!」 そう言って立ち去ります。 もうちょい頑張れってことですね!笑 インテリアの仕事に携わって30数年・・・ 様々な方に支えられてきましたが、その原点とも言うべき、大きな影響を受けたのは

          新しいカタチへ vol.11(ビル譲渡の決断)

          新しいカタチへ vol.10(Yさんとの日々)

          上海でオーダーした家具は無事に税関を通過し納品を終えました。 サラッと書きましたが、それは今までに経験したことがない納品作業でした。 早朝から日が暮れるまで、のべ50人の方々に協力いただき、3日間を要しました。 「Yさん 終わりましたねぇ・・・」 「そやな! オモロかったな」 「まぁ 終わればそうですけど・・・」 「上海まで連れて行ってもろてんぞ! こんなオモロいことないぞ、オマエ!」 そう言ってYさんは、いつものようにタバコをくわえて顔を傾けてジッポで火を点けまし

          新しいカタチへ vol.10(Yさんとの日々)

          新しいカタチへ vol.9 (安堵と不安の上海・・・)

          翌朝、おせじにも美味しいとは言えないホテルの朝食を食べ、再び砂漠(勝手に砂漠と言ってるだけですが)に建っているN社長の工場を訪れ、細い打ち合わせに入りました。 特注の家具の製造工程やら価格、納期のことなど念密な打ち合わせは、朝から始まりようやく出口が見え始めた頃には、夕焼けで上海の空が真っ赤に染まってました。 「イタル なんとかなりそうやな」 「そうですね・・・」 「あとは税関を何事もなく通過することを祈るばかりやな・・・」 「えっ 通過しないこと あるんすか?」

          新しいカタチへ vol.9 (安堵と不安の上海・・・)

          新しいカタチへ vol.8 (同郷のよしみ・・・)

          「ようこそ いらっしゃいました。」 柔和な笑顔で私たちを迎えたのは、現地法人のN社長でした。 白髪混じりで少し細身の体型で、グレーのスーツに身を包み、いかにも一流企業のできる社長という印象でした。 「サワキさん 宇治でしたよね・・・?」 「実は私、サワキさんと同じ、生まれも育ちも京都なんです。」 「自宅はサワキさんお店から車で10分ほどの城陽です。」 なんということでしょう・・・ 紆余曲折あり遠路遥々、海を渡り、上海の砂漠にたどり着いたら、そこで待っていた方が、同郷の方

          新しいカタチへ vol.8 (同郷のよしみ・・・)

          新しいカタチへ vol.7(なぜか上海)

          「なんか昔にタイムスリップしたみたいですね」 「空港と言うより駅やなこれは」 当時の上海空港のロビーは田舎の駅を思わせるような光景でした。 そして満員電車のようにウヨウヨと人が溢れていました。 Yさんの考えは、人件費が安くて、大量生産に対応できて、品質も国内と遜色ない 中国の日系家具工房で落札物件の家具を作らせようとしていたのです。 上海の滞在時間は3日間。 その間に全ての商談をまとめなければなりません。 「ところで Yさん 中国語できるんすか?」 「んなもんできる

          新しいカタチへ vol.7(なぜか上海)

          新しいカタチへ vol.6(Yさんと仕掛けた大勝負)

          「お前 これ取りたいやろ!」 「そりゃ 取れればいいですけどねぇ・・・」 「いいですけどねぇ・・・ ちゃうやろ! 取りに行かんかい!」 「・・・」 Yさんは、いつものようにシルバーのジッポでタバコに火をつけました。 昭和63年、家具のサワキの建て替えリニューアルを機に、私は家具商社を退社して家具のサワキに入社しました。 それと同時に結婚すると言うバタバタな昭和最後の年でした。 その頃、Yさんは特注家具の開発やら新規参入営業をガンガンやっておられ、会社ではかなり尖った存在にな

          新しいカタチへ vol.6(Yさんと仕掛けた大勝負)

          新しいカタチへ vol.5 (Yさんの過去・・・)

          実はYさんは、会長、ご令嬢の旦那さんだったのです。 状況は違えど、他の社員から何かといらぬ気を遣われる立場です。 そういう意味で私の気持ちを理解してくれる人だったと思います。 その昔、Yさんは、芸能関係の仕事をしておられました。 本人はそのことに触れられるのがあまり好きではなさそうで、多くを語ろうとはされませんでしたが・・・ でもミーハーな私は、Yさんとお酒を飲む度に昔の話をおねだりしてました!笑 「お前 サザン好きやったなぁ」 「俺なぁ サザンのセカンドライブに関わったこ

          新しいカタチへ vol.5 (Yさんの過去・・・)

          新しいカタチへ vol.4 (新たなる希望・・・)

          「お前、ホンマにおもんなさそうやな・・・笑」 「まぁ 大学からここに来たらギャップはあるし・・・」 「ここで大卒は、俺とお前だけや」 「大卒が偉い訳やないけど・・・」 「大学で遊びやらバイトやら色々と経験してこんなとこ来たらそうなるわなぁ」 「ましてや上得意さんのご子息様やしなぁ  笑」 ハンドル片手に鋭い目つきでタバコを燻らせながら、時折、笑みを浮かべるYさん。 なんでこの人、俺のこと、こんなにわかるんやろ・・・? それは就職して初めて自分のことをわかってもらえる人が目の

          新しいカタチへ vol.4 (新たなる希望・・・)

          新しいカタチへ vol.3 (人生を変える出会い・・・)

          バース、掛布、岡田、伝説のバックスクリーン3連発からのタイガース優勝の余韻冷めやらぬ翌年春、家具業界に足を踏み入れた私。 就職先の家具商社は、当店とも取引があった会社です。 昔でいうところの丁稚奉公のようなもの。 そして、その会社での私は、腫れ物に触るような扱いを受けたのでした。 お得意先の大切なご子息・・・ そうなるのも仕方ないか・・・ そんなことを思いながら日々を過ごした記憶があります。 それは、決して居心地のいい環境とは言えません。 さらには、ハンバーガーチェーンでの

          新しいカタチへ vol.3 (人生を変える出会い・・・)

          新しいカタチへ vol.2 (将来の夢の現実?)

          只今、東京出張の新幹線です。 あっという間に1月が終わりました。 歳を重ねる度に、一年が過ぎるのがとても早く感じたりします。 子どもの頃の1年って、今やったら3年分ぐらいの感覚です・・・笑 あの頃って毎日、毎年、初めてのことに出会います。 振り返れば同じようなパターンの1年ってないんですよね でも、社会人になって、歳を重ねると毎日、毎年がルーティーンのようになってきますよね・・・ 旅行に行ったら「行き」は長く感じるけど「帰り」は何気に早く感じたりします。 これは「行き」は「

          新しいカタチへ vol.2 (将来の夢の現実?)