人生イージーモード

友達が言ってくれた言葉だが、僕の人生は周りの人から見るとイージーモードに見えることがあるらしい。さて僕自身はどう思っているかというと、僕自身が自分の人生をイージーモードだと思っている。


なぜなら、今日もそうだが、「さてどうして家に帰ろうかな」と思っていると、なぜか「家に泊まっていって、そこから明日の仕事場まで送ります」的な話が飛び込んでくるからだ。意味がわからないね、少し説明すると。


今日は東京から家に帰りつつ、オンラインMTGをしたり、明日の中学生向けの講演資料を作ったりしていたのだが、大阪に21時着でそのまま丹波に帰ろうと思っていた。

すると、「丹波のこれからについていろいろ聞きたいんですけど、どっかで会えませんかねー?」という話がメッセで飛んできたので、大阪に21時に着くから、そこなら空いてるけどどうかなー?と返すと、じゃあそこで会おうってことで決定した。

さて、明日は9時40分から二限目〜四限目の授業までぶっ通しで、同じ話をする。講演内容は「アントレプレナーシップについて」である。思春期真っ只中で、ニキビと無神経な両親にイライラしつつ、すぐ人を好きになってしまうような状況の彼ら彼女らが、アントレプレナーシップなんてことに興味があるのか、いや、ないよ。まあ、ないですよ。

それよりも部活でどんだけ成績残せるのかの方が大事だし、なんやったら、夏休みにあの子と約束したデートの行く先でビシッと決められるかの方がもっと大事や、なんやそのシップかなんか知らんけど、モテんのかい!っていうそんな時期の中学生に、どんな話しようかな、いやまあそんなことはどうでもいいんだけど、ああ、とりあえず明日はそういう授業をする日である。


なのでなんとか明日は中学校に9時20分くらいには辿り付かなきゃいけないわけで、今日は21時に大阪に着いて、その約束した予定をこなして、すると帰りが22時50分くらいの丹波路快速に乗るのか、いやいや、サウナを優先して梅田の大東洋でカプセルホテルで止まって、朝イチ6時30分くらいの電車で8時40分くらいに最寄りの駅について、そこからタクシーか歩くかして、なんとか到着するのもええか、うんサウナにしようか、そうしようかと、頭の中で妄想をしていたのだが。


さっき予定を組んでくれた子から連絡があり。


「いたるさん、今日は帰りはどうされますか?いま大阪で丹波に関するイベント中なんですが、これから丹波に帰ることになる子たちがいるので、その子の家に泊まって、明日そのまま近くまで乗せて行ってくれるみたいですけど、どうですか?」


いや、なにそれ。

そんなん帰るし、泊まるし、送ってもらう。


どんだけ上げ膳据え膳でコース用意してくれてんねん。そこまで用意されてたら、そら一緒に帰りますやん。まあできればサウナ寄って帰りたいですけど、だめですか、いやそこをなんとか、ねえ。


というわけで、こんな感じで思ってもみないようなことが結構あるのだ。


そういえば先日も、西野亮廣さん講演会で、友達のチケットが一枚足りなくて困っていて、数名に声をかけたら

「ちょうど一枚余らせてたけど、webチケットやから譲るに譲れなくて、困ってたんです!いま一緒に入ってくれれば大丈夫ですけど、それでもいいですか?」

いや、そりゃもちろんですと。というわけで、一緒にいった友人も無事に講演会を聞くことができて事無きを得たのであった。


大体こんな感じなのである。ハードモードで生きている人にとっては憎たらしい存在だと思うのだが、僕の人生はどうもこうして、欲しいなあと思うものがスッと手に入ったりして、ありがたいことが起こる事が多い。

失くし物もめっちゃ多いのだが、まあほとんどの場合が返ってくるし、もしも返ってこなかったとしても、そのことをものすごいスピードで忘れてしまうので落ち込む事がないのもまた明るく生きている秘訣の一つだと思う。


なんだかよくわからないが、そういうことがたくさん起こるし、そういうことがもはや起こらないとは思えない、つまり大体そういうことになっていると思っているのもまた、その兆しを捉える力になっているのだと思う。

イージーモードに思われ、イージーモードと思い、イージーモードになことが起こり、またそれを発信することでさらにイージーモードに思われていくサイクルが繰り返していく事により、僕の人生のイージーモード感は、これから超イージーモードになるかもしれない。


ただ、優しい人たちの救いの手があって成り立っているものではある!

(アホとは付き合ってられないぜってていう人はすでに去ってゆかれて久しいと思いますが、どうか遠くから幸せをお祈りしておりまする。合掌。)

いやほんと、長くお付き合いいただき、ありがとうございます。


急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。