東京暮らしに慣れる

妹のような存在であるちびっこと東京暮らしの反省会のような定例会を開催している。

丹波での暮らしと東京での暮らし定期的に行き来している僕とはちがって、彼女はここのところずっと丹波で暮らして、それからここのところずっと都会に引っ越して暮らしている。

最初はもう不満が噴出していて、それはもう東京なんてもう住むところじゃないですよストレスいっぱいでやってられないっす、もういやです、やだやだもう帰るいやもう海外にいく、ってなもんであったが、最近は落ち着いてきてかなり都会暮らしにも慣れてきたようだ。

大きな会社での振る舞い方も慣れてきたようで、まあもともと賢い子なので慣れてしまえばいろんなことができるだろうと思っていたけど、思ったよりも早く適応して、都会の暮らしも悪くないなと楽しんでいるようす。最近はゴルフなんかも始めちゃっているらしいんだから、人は変わるもんである。

僕は僕で、最初のころはペースがつかめずに、なかなか息切れしてしまうときもあったように思うが、今ではどんなタイミングで自分が苦しくなるのかもわかるし、予防してたつもりでも突発的なことで疲れてしまうようなときには、ちゃんと自分を回復させるためにやるべきことがわかってきている。

なんせサウナやカラオケや麻婆豆腐を食うことを疎かにせず、あとヨガや座禅などもしながら、自分を定期的に休ませることを覚えられたのは大きい。

おかげで落ち込むようなことは滅多になくなり、心はとても落ち着いているから、サウナは求めるが、多くを求めることもなくなり、なにかにイライラ摩ることもなくなって心地よい日々を過ごせている。

慣れていくことは、人の強さだ。
逞しく環境に適応して、当たり前のように人混みをかわして歩いているいまも、昔では考えられないことだけど、どうやらなんとかなっている。

電車の乗り方も、お店の探し方もなんやかんや、出来るようになってきて、困らない程度にはいろいろな出会いを楽しめるようになってきた。

ずっとこんな暮らしをするつもりはないが、今はこんな暮らしのなかで学ぶことが多い。
与えられた機会を楽しみ、学び、豊かな時間を過ごしている。

でもやっぱ定期的に帰ってるから成り立つのだろうなあと思う。もうしばらく丹波には帰れないけど。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。