遠く乗り継ぐだけ期待は高まる

6日の23時45分に出発して、昨日着いたのが現地時間の18時(日本22時)。

それから昨日は地元のファストフード店でカレーを食べて、寝たのは23時くらいだったと思うが、今朝は街の散策をするべく現地時間6時30分には起きて、7時過ぎくらいから散策を始めていた。


ヒンドゥーの寺院は朝からお祈りが始まってた。



靴を脱いだほうがいいんだろうなと思って脱いだら、勝手に持っていかれて、「おい、靴箱にいれておいてあげたぞ。20ルピー」って言われて、この野郎!勝手に持っていったくせに金までせびろうってのか!と気分が悪かったが、10ルピーだけ渡して「ふん」って帰ってきた。洗礼であった。




なんせ立派なショッピングモール。イオンのように馬鹿でかいわけではないが、映画館とブランドの服屋さんと外資のお菓子屋さんが詰まっていて、海外からインドをお客さんにしに来ていることがうかがえる。






お約束のドラえもんのパチモン。ドレモン。
目の当たりの作りが特にやっすい。




散策後に11時45分が集合時間だったが、結局バスがきたのは14時15分ごろであった。現地の人なんか45分くらい遅れてきて、ちゃーんと遅れてくるのがわかっているようだった。いやはや2時間30分の遅刻なんざ、あるとわかっていたさ。みんなからちゃぁんと聞いていたのだよ、インドのバスが到着時刻に着くはずがない!ってな。


でもさすがにあんまり遅くなって現地の人もげんなりしてた。



さて、期待を裏切らずに遅れてきたバスが、次の到着地であるポンディシェリまでのガタガタ道を、デコトラのクラクションさながらの「パラリラパラリラ」と鳴らして、どんどんバイクを追い抜いて走って行った。


今回のバスは寝台バスで、寝てていいとか楽勝じゃないかと思っていたけど、揺れ揺れの社内は思ったより疲れが溜まることを知る。





つくづく日本の道も、日本の高速バスも素晴らしいなと実感する。


このバスの予想到着時刻は、11時45分発で到着が18時過ぎと出ていたが、なんのなんの。出発が14時15分で到着が21時40分だぜ。いやー、ほんとこんなもんだと思っておかないとインド旅はできないんだなと十分理解することができたと思う。



21時40分にポンディシェリに着いたが、明日はすぐに朝5時20分のバスでカライカルに8時過ぎに到着し、そこから乗り換えて、今回の大きな目的のひとつであるクンバコナムに遅くてもお昼過ぎには到着をする予定である。


着いて腹ペコだったので、とりあえず宿の近くのローカルの食堂へ。インドのおばさーんって感じの人から、「ジャパーニーズ?」「チャパティ?」っていう簡単なやり取りで、お昼はビリヤナ食べたし、チャパティでちょうどいいやってことでお願いして、チャパティをぼくに渡すときがこの顔。



「ジャパニーズはこれでも食っときなさい」

いやまー、そんな悪意はないと思う。うん。




さて、お分かりかと思うのが、めっちゃ遠い。めっちゃ遠いんである。



なんでそんなところに行くのかは、またブログかFacebookあたりで書こうと思うが、なるほどここまでして人に会いに来たわけであるからして、丹波でもこうしてわざわざ何日もかけて会いに来てくれることはありえるんだなと感じたわけである。


むしろ遠くになればなるだけ、いろんな期待を高める効果がある気がしてきて、ここまで交通費をかけてくることを体験したことは、古民家や丹波での特別な体験をしにきてくれる人にとっても、そういう時間ってあっていいんだなと思った。遠いからこそ来てくれる人に来てもらうのだ。


そんな場所にできるような気がしてきた。だって、そんな風に僕は足を運んでここに来たんだもの。それを今回で気づかせてもらえている気がする。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。