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DUOLの決算結果 (2023Q4)

Duolingo(ティッカーシンボル:DUOL / セクター:ソフトウェア)が第4四半期決算を発表しています。

予想($) EPS 0.17
実積($) EPS 0.26 ⭕

予想($) 売上高 148.09M
実積($) 売上高 150.99M(+45.4%) ⭕

Total bookings: $ 191.0M (+51%) 📈
Subscription bookings: $ 157.8M (+57%) 📈
Monthly active users (MAUs): 88.4M (+46%) 📈
Daily active users (DAUs): 26.9M (+65%) 📈
Paid Subscribers: $ 6.6M (+57%) 📈

Net income(M): $12.1 前年同期:-$13.9📈


◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆

予想($) 売上高 159.24M
提示($) 売上高 164M~167M ⭕


◆Next Full Year(来年通年)のガイダンス◆

予想($) 売上高 699.14M
提示($) 売上高 717.5M~729.5M ⭕

年間チャート

市況概況から引用

カンファレスコールの要約①

質問者: ラルフ・シャッカート (ウィリアム・ブレア)

質問内容:

  1. ファミリープランの維持率

  2. 2023年の維持率の見通し

  3. 地域ごとの価格調整

回答者: マット・スカルッパ (CFO)

回答内容:

1. ファミリープランの維持率

  • ファミリープランの維持率は、他のプランよりも年間ベースでかなり高い。

  • 価格も高く設定されているため、LTVの高い商品となる。

2. 2024年の維持率の見通し

  • ファミリープランへのシフトによって、長期的にプラットフォームのLTVを最適化できる。

  • 2024年は、ファミリープランの維持率向上に多くのチャンスがある。

3. 地域ごとの価格調整

  • 2024年は、地域別の価格調整はあまり行われない予定。

  • 2022年に広範な地域的価格変更を実施。

  • 2024年は、3つのティアを実験的に導入し、MAXプランの価格を高くする実験を行う。

補足:

  • LTV: Lifetime Value の略で、顧客生涯価値を意味する。

  • 現在、Duolingoの有料プランには、以下の3種類のティアがある

  • Duolingo Plus: 月額$6.99

  • Duolingo Super: 月額$9.99

  • Duolingo Family: 月額$12.99

結論:

ファミリープランは、高い維持率とLTVを誇る重要な収益源である。2023年は、ファミリープランへのシフトと価格戦略の調整によって、LTVのさらなる向上を目指す。

カンファレスコールの要約②

質問者: ザック・モリッシー (ウルフ)

質問内容:

  1. 2024年のユーザー数見通し

  2. AI活用によるコスト効率化と事業成長への影響

回答者: ルイス・フォン・アン (CEO)

回答内容:

1. 2024年のユーザー数見通し

  • 2024年のユーザー数成長は若干だが減速する可能性がある。

  • バービーやハウス・オブ・ザ・ドラゴンのようなイベントはユーザー数の追い風となる。

  • 製品改善による口コミ効果がユーザー数の成長を促進する。

  • 2024年のユーザー数成長率は50%台半ばを見込む。

  • 世界の外国語学習者20億人のうち、DuolingoのMAUは1億人弱と、まだ大きな成長余地がある。

2. AI活用によるコスト効率化と事業成長への影響

  • AIを活用したコンテンツ作成とパーソナライゼーションにより、コスト効率化と事業成長を同時に実現する。

  • AIによる契約社員(コンテンツの翻訳などを行う時間給労働者)の削減は、コスト削減と効率化による事業成長への投資を可能にする。

  • AIを活用したデータ生成・コンテンツ制作により、より迅速な実験と新機能開発が可能になる。(今までは10年掛かっていたものが数か月で生成でできる。)

  • AIを活用したインタラクティブな機能の生成(ロールプレイなど)により、ユーザーエンゲージメントと学習効果の向上を目指す。

補足:

  • TAM: Total Addressable Market の略で、潜在顧客市場規模を意味する。

  • MAU: Monthly Active Users の略で、月間アクティブユーザー数を意味する。

結論:

Duolingoは、AI活用によるコスト効率化と事業成長を同時に実現し、2024年もユーザー数成長を目指す。

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