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現状維持の話

書きたいと思ったけれど動機が思い出せない。下書きに骨組みだけ残ってたからなんとなーくゆるふわに肉付けして書き進めてみる。

現状維持ってなんとなくプラスマイナスゼロっぽいじゃないですか。ただ実際はそうでもない。前回のテストで順位がよかったからといって勉強しなければ周り勉強した分だけ順位は落ちるだろうし今手元にある1000円札なんてそのまま放置していれば将来インフレが進んだ場合に実質的な紙幣価値は減る。

確かに絶対値は変わってないんですよ。同程度の学力は維持してるだろうし1000円札の額面もほっといても変わる訳ではない。 じゃあなんで絶対値変わってないのに現状維持出来ないのか?って言うと単純に周りに基準点を置いて相対評価してるから。まあつまりは周りが勉強しなければ/デフレが進めば絶対値変わらなくても相対的に順位/紙幣価値は上がる訳です。

ただ個人で目標立てる時とかって相対評価にしがちじゃないですか?○○で何位以内だとか。
この目標設定って極端な事言えばいくら絶対値上げても不達の可能性あって報われないなぁと思うのです。同一商圏での売上前年比○○%増とかいう頑張った分来年苦しむシステムくらい報われない()

なんで相対評価を目標に持ってくるかは簡単な話なんですけどね。目標として分かりやすいし結果がでれば簡単に認められるから。周りからの理解のしやすさで言えばビタミンCがこれだけ入ってます!よりレモン何個分です!の方が訴求力あるのと一緒ですね。

サッカーでいえばJ2のクラブが闇雲にというかとりあえずでJ1昇格を目標に設定するのと同じ。現在JFLより更に下の地域リーグに所属するいわきFC、その社長である大倉智さんは「J1に行くのは目的ではなく結果」と言っていた。
あくまでも目標は「スポーツを通じて社会を豊かにする」こと。プレーで言えば「欧米型のフィジカルをスタンダードとした、力強く観る者をワクワクさせるプレースタイル」という絶対値こそが目指すべき目標となっている。

自分自身目標を立てる時に相対値でこれだけの結果を出したいって考えがちだったし、そこも目指すべきだとは思っているのですが、絶対値こそが目標にすべき部分で相対評価は結果としてついてくる部分だと考えを改めました。

前回のnoteで僕が「HADO W杯で3位を守り抜いたのではなく勝ち取った」という内容をあえて書いたのはチームメンバーの変更もあって厳密には同じチームではないという部分もありましたが、相対値として3位だったのではなく絶対値をしっかり上げてきたからこその3位であるという自負もあったからです。

まあつまりなにが言いたいかっていうと評価軸を外に作ってもブレるし報われないしでいい事ないんじゃね?って話ですよ。今年のJ1で言えば長崎なんて最強の最下位降格チームって呼ばれる位勝ち点稼いでも相対評価では変らず最下位だし、磐田なんて例年なら残留確定ラインの勝ち点を稼ぎながらも昇降格プレーオフに巻き込まれてた訳です。大事なのはどういうサッカーをしてどれくらい勝ち点を積み上げるのかで順位はあくまで後から付いてくるもの。

勿論結果も大事だけれど自分の中でしっかり評価軸つくって相対評価に左右されないようにしたいなぁと思いました。まあでもお前のnote評価してやるよって人はスキやらサポートやらしてくれると僕は大層喜びます。



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