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お別れは悪いことじゃない

帰省する朝、
母から猫の具合が悪いので
病院に連れて行くと電話が入った。
連れて行ってみると、
肺の周りに水が溜まって危険な状態らしい。
(窮地は脱したけど)


なぜ、今?


次の日は兄弟猫の49日という日に。

全てが例外なく、
現世とお別れする。
植物も、動物も、微生物も、人間も。

誰でも。

別れが遅いか、早いかだけだ。
少しでも長く、と考えるのは、
感情がある人間だけなのだろうか。
そして、その感情も、
時が過ぎれば少しづつ薄れていく。
お別れは悪いことじゃない、当然のことなのだ。
だから、猫が家族と残された時間を
穏やかに過ごせればそれが幸せだ。

別れや喪失を体験すると、
「残されたあなたとの時間は長くない」といつも思う。
そして、大きな一歩をふみだす機会をもらう。

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