見出し画像

『プラトニック・ワークSF 心の一人旅』

 最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員がいるらしい。

 そんな噂の主の居所をさる内通者のタレコミで知った我々は西へと急いだ。あ、ご紹介が遅くなりましたが、我々はココ、地球の「我々は」のご多聞に漏れず、我々は…宇宙人でR。SFノンフィクション星からはるばるヤッて来たSF、セックスフレンドだっちゃ! じゃあ、これからSFするんでシクヨロ!

「イェーイ、フジキュー、ファッキュー! どーも、3日坊主…もとい、3連休で〜す!」と西に向かった我々、宇宙人SFがあっさり富士急で発見した噂の張本人、最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏の元気一杯な声が続く、「おう、金さえ払えば、何でも教えてやるぜ、宇宙人SF相手でも!」

「まだ海や川で消耗してるの?」と静かな湖畔の森の陰から〜♫煽る、最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏にとりま手付けで3兆円支払った我々、宇宙人SFであったが「今、忙しいから、そこらでセックスでもしとけや! 大金さえ払えば、すぐにナンでもデキると思うな!」とお預け状態中…。

「ああ、もう今、超バタバタしてるし、雨だし、そもそも面倒臭いから、お前らのこと、もう木下大サーカスに売り飛ばしてもいい?」と最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏に戦力外通告をコクられた我々、宇宙人SFであった。

 木下大サーカスの年齢差別のお陰様で、地球年齢だと数えで1000歳になる我々、宇宙人SFはサーカスに売り飛ばされずに済んだばかりか、「え、ヤッダー、大先輩じゃないですかー、もっと早く言ってくださいよー」と体育会系に豹変した最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏に来意を告げた。

「我々、宇宙人SFの故郷、SFノンフィクション星を救ってつかわさい!」
「…フッ、急にSFっぽくなりやがって」
「SFノンフィクション星の大爆発を回避する方法は一つ! 最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏が、本当にベトナム戦争の戦場特派員になることで生じる時空の歪みが…」

「オイ、クッソ理系オタクの屁理屈SFオナ自慢話は禁止! もっとザックリ、バカ文系連中にも分かる系で!」
「…え〜、昔っから、風が吹けば桶屋が儲かるなぞと申しまして…」
「合点承知の助! 俺がベトナム戦争の戦場特派員になれば、何かよく知らんけども、SFノンフィクション星が助かると」

「で、では!」
「まあまあ。そっかー、そんな宇宙人面してっけど、お前らも苦労してんだな。母星で心配してる年老いたおとっつぁん、おかっつぁんのためにも早いとこ、故郷に錦を飾ってやんねえとな」
「あ、両親はとっくに他界を…許嫁は待たせてるのでなるべく早く凱旋帰国し、式を挙げたいとは」

「ええ話や…ん? オイ、ちょっと待てや、じゃあ、お前ら宇宙人SFの片割れ、その無口なメス宇宙人はナンだい?」
「え、だから、単なるセックスフレンドですよ。それに下のお口の方は饒舌でして、なっ?」
「(//∇//)」
「イチャイチャしてんじゃねえよ! てか、ナンのエロSF話だよ!」

「とにかくベトナム戦争の戦場特派員にさえなって頂ければ、後のSF話はコチラで適当に処理しますので」
「フ〜ン。んで、どんなUFO乗ってきたん? 見せて見せて〜」
「…そんな無理矢理SF感出さなくても。そもそも俗に言うUFOには乗ってきてません」
「ああ、ライドシェアね、999?」

「999やUFOのような物理的な乗り物ではなく、簡単に言うとワープで物質を粒子…」
「ドラえもんで言って!」
「どこでもドア〜!」
「じゃあ、マグロ漁船感覚の出稼ぎじゃないの?」
「日帰り出張感覚で毎日、母星から地球に直行直帰です」
「許嫁待たせてるって、9時5時の間だけかよ!」

「だからSFと仕事中にSEXするのも一苦労で」
「そんなことより、今からお前らの星に遊び行くわ、すぐなんだろ?」
「あの〜、こういう顔じゃないとダメな仕組みなので…すぐ人体改造できますが」
「そんな変顔は死んでもムリ!」
「…今更ですが、こんな宇宙人がいきなり現れて驚きとかは?」

「ビックリトリス!」
「地球名物エロダジャレだ!」
「…ま、宇宙人も結構珍しいけど、ぶっちゃけ、いまどきのベトナム戦争の戦場特派員(安定の戦場童貞歴18年目)の方が超レアだからねッ!」
「宇宙人もビックリトリス!」
「宇宙名物エロダジャレだ!」
「ちょっと男子、いい加減にして!」

「ワッ、無口なメス宇宙人が喋った」
「いえ、膣話術でして」
「シャラップ! 早くベトナム戦争の戦場特派員になって、SFノンフィクション星を救ってよ!」
「オイ、ブス宇宙人、人にモノ頼むなら菓子折りの一つもブラ下げてこいや!」
「(怒)」
「どうどう…既に先日、手付けの3兆円を…」

「宵越しの銭は持たねえ、その日の内に全部スッカラカンよ、コチトラ、江戸ッ子でぇ〜い」
「一晩でナニに3兆円も使ったのよ!」
「…超高級ソープ…3回転?」
「(ボッキ〜ン!)」
「アンタ、ナニ騙されてんの!」
「あ、今日は2017年4月1日(土)だから、エープリルフールじゃ〜ん!」

 そう言うと最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏は我々、宇宙人SFにニヤリと笑顔を見せた。
「ヨシッ、お前らみたいな宇宙の田舎モンに今から地球名物エープリルフールの真っ赤な大嘘を一つ、見せてやろう。さあ、俺にヤラれる準備はいいかい? オイ、パンツ脱いどけよ、じゃあ、イクぜ!

◾️岡村靖幸 君のコーラ缶
https://youtu.be/Lw0zlFyFwC8?t=48s

 耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、今日までベトナム戦争の戦場特派員を17年間、前職の戦場特派員を10年間ヤッて参りましたが、もはや体力の限界! 気力の限界! 性力の限界なし! 本日を限りに現役戦場童貞性活、通算28年目の半ばと中途半端ながらも、ベトナム戦争の戦場特派員を引退します!

 思い返せば、まだ年端もいかぬ中2は14の頃、学校の図書館でタマッタマ手に取ったベトナム戦争のルポルタージュにコロッと感化されて(その後すぐ、ヤリマンよろしく、手当たり次第に類似書を読み漁った関係で、一番最初に読んだ運命の一冊がどれか未だ定かではない)、戦場特派員を志したが始まり。

 それから10年後は24の時、遂に憧れの戦場特派員の第一歩を踏み出すも初海外取材の最中、「あ、いっけねー、俺の運命の仕事ってば、戦場特派員なんかじゃなくて、正しくはベトナム戦争の戦場特派員だったや、うっかりうっかり(๑´ڡ`๑)てへぺロ♡」系の天啓をビビビッ婚とゲットするにいたる。

 アッと言う間の17年間、日々なんとかかんとか「ベトナム戦争の戦場特派員になるったら、なるの!」と孤軍奮闘するも安定の戦場童貞…ま、ベトナム戦争の戦場特派員にトラバーユした時点で、既に四半世紀前に終結済みのベトナム戦争に行くことすら不可能なのは、最初から薄々気づいてましたけどねッ!

 こたびの突然の引退宣言を祝し、俺も前世紀、20世紀は昭和生まれの紙世代ゆえ、紙の本を1冊は自費出版でも上梓したいと思ってきたので引退記念本を出したい気は山々も、それはあくまで晴れてあのベトナム戦争に従軍取材し、名実ともにベトナム戦争の戦場特派員になれてからがご立派な筋ってもんよ!

 一応、別口の悪筋のせいで、紙の本でも電子の本ですらないが虎の子の自費出版費用を流用し、限定1部、厳密には限定1部屋を自費出版2.0するも、既に絶版だか計画倒産(約1年遅れでねッ! そのせいで副業の俺にトイチで借金するハメハメに!)だかしてるので、古い世代のバカ連中には読めねえよ!

 ま、少なくとも2015年1月時点では最先端にして、美しい正解だった、限定1部だか限定1部屋だかで、既に絶版だか約1年遅れの計画倒産だかしてると噂の自費出版2.0に至る道程くらいなら、絶賛工事中のこのモーメントにて無料で見れまっせ!
https://twitter.com/i/moments/821211763416788992

 限定1部だか限定1部屋だかで、既に絶版だか約1年遅れの計画倒産だかしてると噂の自費出版2.0の完全版はココな!

『反省下痢ラ編集長のプロマイド写真』(『「反省下痢ラのツイッター新聞」編集長のサロン・ド・プロ!』への招待券付きだよ)
http://gerira.thebase.in/items/1313196

 あ、ちなみに、あのバ…師匠、このお気に入り写真は別に嫌味じゃないよ! リスなんとかだよ!

 さっ、今年の地球名物エープリルフールの真っ赤な大嘘一つはこの辺でお開き! せっかくの春休みにこんなもん、ヤッてられるっかよ! おう、立ち話もなんだから、ドトールでも行こうぜ」と最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏と我々、宇宙人SFは11日ぶりに木下大サーカス前を後にした。

「う〜ん、やっぱ遊園地やサーカスだとあんま違和感ないけど、ドトールだと着ぐるみのフリしても超目立つな…思い切ってスタバに変える?」
 ドトールに入った瞬間から注目を浴びる我々、宇宙人SFは頷くのが精一杯。
「あ、やっぱココイチにすっか、腹も減ったし。お前ら、今度はインド人のフリな」

 ドトール前でスマホ片手に最寄りのCoCo壱番屋を調べていた最後にして、最新のベトナム戦争の戦場特派員氏が叫んだ!
「インド人もビックリ! なんと今、ココイチでルパンと車のコラボキャンペーン(https://www.ichibanya.co.jp/cp/lupin/)がッ! フッ、総会屋3.0の血が騒ぐぜ!」

 最寄ココイチに入るなり「カツカレー3つ! ご飯の量は全部普通、辛さは普通1つ、10辛2つね。ホラ、コイツらインド人だから。俺はボランティア回しモンよ、ココイチさんの」と注文する総会屋3.0氏。店員さんや店内の視線はまるで宇宙人SFを見るよう。
「あの〜、実は我々、姿を消せますが」

「ダメダメ、透明宇宙人がカレー食ってたら他のお客さんが怖がるし、せっかくのSF感も消えちゃうだろ」と空いてるテーブル席に座る総会屋3.0氏。「てか、そもそもなんで俺が宇宙人SFなんかとココイチ食わなきゃいけないんだっけ?」
「え、ですから、早く本当のベトナム戦争の戦場特派員に…」

「あ、すいません、水くださ〜い! で、お前らのSFノンフィクション星にもココイチあんの?」
「え、いや、ないですけど、そんなことよりも…」
「遅れてるぅ〜、このカレー後進星め! ま、コレで地球の土産話もデキるし、カレー食ったら、星に帰んな」
「ですから!」
「あ、水、来た来た!」

 ゴクゴクゴックンと総会屋3.0氏はうまそうに水をイッキ飲みし、「プッハァ〜! またうまいんだよ、ココイチの水が。ホラ、お前らも遠慮せずに飲め飲め!」とテーブル席の対面に座る我々、宇宙人SFにコップを手渡し、卓上の水入れから自分のコップに2杯目を注ぎ、「改めてかんぱ〜い!」だとさ。

 チ〜ンとコップを合わせ、杯をあおる。「おっ、イケる口だね?」と水差し片手に「さ、もう一杯! おっと、俺は手酌で結構結構コケコッコ〜。で、お前ら、いつから付き合ってんの?」
「約300年前から」
「長いセフレ関係っすね、さっすが1000歳の大先輩カップルさんの気になる馴れ初めは?」

「…テレクラで」
「カッ〜、渋い出会いだねぇ。アッレ〜、メス宇宙人さん、また無口になっちゃって。さ、さ、お得意の膣話術・膣話術・膣話術!」
「すいません、コイツ、急に生理始まっちゃったみたいで」
「ヤッベ、勃ってきた、出物腫れ物…お、カレー来た来た! …あ、10辛のはコイツらね」

「…」
「どうよ、初ココイチは、うまそうだろ? さ、とっとと喰ってみろ…ん? どした?」
「み、見た目がカツウンコに似てるので…」
「お前らホント、ウンコの話好きな。正しくは下痢カツウンコ似ね」と本業の片鱗をチラリと漏らした総会屋3.0氏が「でも、味はうまいから大丈V!」と太鼓判。

 我々、宇宙人SFは母星SFノンフィクション星の大爆発を回避すべく、勇気を出して、初めてのカツウンコ、パクリ!
「…辛ッ、激辛ッ!」
「インド宇宙人もビックリ! ココイチの10辛、ナメんなよ!」と叫んだ総会屋3.0氏が急に小声で「ココだけの話、翌日ウンコする時、下のお口も10辛な」

「明日のassより、今日の上のおass! み、水〜!」
「assのジョー気取り、よく聞け! 地球人、10辛食ってる時、水飲まない」
「我々は…宇宙人SFでR!」
「うるせえ、唾でも飲んどけ!」
総会屋3.0氏が水のおかわりをくれぬゆえ、コレも任務とワリキリ、我々は10辛を完食す。

「ど、どんなもんじゃ〜い! さあ、約束通り、早く本当のベトナム戦争の戦場特派員に!」
「は? そんな約束してねえよな。単にインド人のフリする為だろ? ココイチの10辛食って、ベトナム戦争の戦場特派員に変身できりゃ苦労は…いや、そのSF設定ワルかねえな」と総会屋3.0氏はニンマリ。

「まずウルトラマンみたく変身タイムは3分間って時間制限決めから! ま、ココイチの10辛食べて、下のお口から出すまでがベトナム戦争の戦場特派員の変身タイムかな。ウンコ漏れそうになるとアナルタイマーが赤く点滅し、ブリッブリッと警告音が鳴り響く。人呼んでウルトラウンコマン、ジュワッチ!

 便秘のエースと呼ばれるも実は下痢体質ゆえ、いつも陰で努力の我慢だ我慢だウンチッチ! しかし明日もベトナム戦争の戦場って従軍取材が連チャンの時、粗相しちゃって取り急ぎ飛行機で日本に帰国し、ココイチへGO! 腹に10辛詰め込み、プゥ〜って屁一発かまして、またウルトラウンコマンに変身!

 が、トンボ返り中の飛行機でまたババ垂れちゃって、ベトナム着いた瞬間に日本のココイチへ再強制送還…。そういや、成田や羽田にココイチあったっけ? あ、バンコクとかに海外支店あるかも! …待てよ、ベトナム戦争当時、今年で39周年のココイチはなくない? ハイ、ウルトラウンコマン、死亡〜」

 一仕事終えた自己満顔で「あ、すいませ〜ん、追加でアイスコーシー1つ! 水、水騒いでたお前らは水な」と故ウルトラウンコマン氏。
「は、はぁ…で、例の件、いい加減マジメに…」
「マジメもクソもカレーもココイチの10辛食べたお前らが帰ってきたウルトラウンコマンにでも変身すりゃよくね?」

「我々は…宇宙人SFでR!」
「大丈夫大丈夫、ベトナム戦争の戦場特派員なんて、ココイチの10辛食べたら、誰でもなれる簡単なお仕事だから」
「絶対イヤです、そんな罰ゲームみたいのは!」
「よ、よくも俺の運命の仕事様を軽々しく罰ゲーム扱いしやがったな…ボッキ〜ン!」
「性・感・帯!」

「ちょ、ちょいと、はばかりに」と前屈みで勃ち上がった故ウルトラウンコマン氏に「アンタ、ココイチのトイレでナニする気だ!」ってとこで店員さんが。
「ども…チッ、アイスコーシーブレイクか。ホラ、お前らも遠慮せず水おかわりしろよ」
「水はもう結構ですから、手付けの3兆円以外の条件を!」

「ま、日棒3兆円で年俸1095兆円×3兆年契約なら例の件、前向きに善処するよ、チミチミ〜」
「喜んで〜、ド〜ン!」
「…すげえな、1095兆円×3兆年分が乗る、ココイチのテーブルって」
「ええ、多い日も安心!」
「朝までぐっすり! って狸のお金みたく、翌朝には葉っぱに戻らない?」

「宵越しの銭は持たない江戸っコならば大丈V!」
「…もうイケズ! てか、俺、ベトナム戦争の戦場特派員の引退宣言してね?」
「エープリルフールネタでしょ!」
「てかてか、SF設定上はまだ…」
「シッ〜!」
「ま、銭は一晩で消えるし、インデックス投資教の信者ゆえ、やっぱ銭はいらね!」

「インデックス投資教?」
「説明しよう! …ん? でも、お前らって、俺のことも地球のアレコレも全部知ったかぶり野郎じゃね?」
「来地前夜にレム睡眠学習ガー、α波ガー…ああ、ドラえもんで言うと翻訳コンニャクのもっとスゴいの〜!」
「テンガUSA的な?」
「オゥイエス!オゥイエス!」

「じゃあ、銭の代わりに俺のドラえもんになって!」
「ポジション的にのび太くん扱いですが?」
「…ドラえも〜ん、早くタイムマシン出して〜」
「野比くん、タイムリープは厳禁なんだよ」
「じゃあ、タイムトラベル!」
「タイムトラベルもタイムリープも時間旅行も全部ダメなの、のび太くん!」

「ケチケチすんなよ、ドラ公! タイムマシンがありゃ、ベトナム戦争の戦場特派員になれんだぜ」
「すんません、規則なんで…」
「大丈夫大丈夫、すぐ終わるから!」
「バレたら怒られちゃいます、宇宙大魔王星人様に」
「出たな、ラスボス倒す旅のSFフラグ! とりま写真見せて〜」
「…どぞ」

「仮性人がキター! てか、弱そじゃね?」
「宇宙大魔王星人様は最強! なんとお棲まいは…」
「ハイ、火星!」
「ブッブゥ〜、正解は…あ、ブラックホールって分かります?」
「ドラえもんで言うと黒ずんだ穴〜、フッ、嫌いじゃないぜ」
「ブラホじゃない!」
「…お隣のassホールさん?」

「シッ〜、宇宙大魔王星人様がブラックホールの奥から目を光らせてます、宇宙の隅々まで!」
「オ〜イ、引きこもりの皮被りストーカー、見てる〜✌️✌️」
「パパの悪口はやめて!」
「ワォ、メス宇宙人の膣話術復活! 生理はもう大丈夫…ん? パパ?」
「彼女、宇宙大魔王星人様の一人娘です」

「スペースオペラだねぇ〜。てか、そんな悪いとこのお嬢様をセックスフレンドにして大丈夫?」
「…バレたら確実に殺されます」
「でもさあ、お前らSF関係になって、もう地球時間で300年間だろ? 仮性人のおやっさん、どんなけ節穴の皮被りだよ」
「この人が単に早漏だからバレないだけよ!」

「そ、早漏じゃない、射精が不自由な人!」
「まあまあ、ココイチで痴話喧嘩もアレだから…ゴックン」とアイスコーシーを啜ったのび太氏が「ま、ドラえもんの早漏パワーでタイムマシンの件、そこをなんとか!」
「…タイムトラベルは必ずブラックホールを通るので、宇宙大魔王星人様にバレますって」

「ケッ、一人娘のセフレに300年も気付かねえ目隠し皮被りにビビるこたねえよ」
「パパに言いつけてやる、お迎えの時に! ムケると超怖いんだからねッ!」
「上等だよ、膣話術使いのブス宇宙人! ついでにお前らのセフレ関係もチクって…ん? お迎えってどういうこと? 死ぬの? バカなの?」

「実は彼女、実家のブラックホール暮らしで、宇宙大魔王星人様がいつも朝晩の送り迎えを。ホラ、我々は日帰り出張感覚で、地球まで9時5時で直行直帰星人ですから」
「パパはアッシーくん星人! 待てよ、じゃあ、送迎中、ブラホはお留守では?」
「でも、どこでもドア感覚なんでホンの一瞬ですよ」

「鬼の居ぬ間を狙う瞬間芸こそ、早漏星人の腕の見せ所だろ?」
「だ・か・ら! 射精が不自由な人星人! とにかく、そんな間男みたいなタイムトラベル、行きも帰りもうまくイクはずありません!」
「おらあ、片道切符の三コスリ半タイムトラベル劇場で構わないぜ。さ、一緒に間男星人になろうぜ!」

「そんな一か八かの間男タイムトラベルは絶対イヤですよ!」
「おいおい、俺が本当のベトナム戦争の戦場特派員星人にならないとお前らの母星、SFノンフィクション星が大爆発しちゃう設定を思い出せ! …ん? ブス宇宙人はブラホ出身じゃね?」
「ああ、彼女、うちの星にもヤリ部屋持ってるんで」

「じゃあ、ナニかい、俺はブス宇宙人のヤリ部屋を守る為、バレたらブラホの仮性人に怒られるのに間男タイムトラベルしてまで、本当のベトナム戦争の戦場特派員星人になるわけ?」
「え、でも、そういう方がお好きですよね? 恋人や家族、平和とかの為ってお題目よりは」
「フッ、漢心は複雑なのさ」

「ダメダメ、宇宙のアレが全然分かってないアンタたちじゃ、うちのパパを絶対に誤魔化せないわ」
「膣話術のブス宇宙人が偉そうに、間男タイムトラベル作戦にケチつけんのかよ!」
「パパとブラックホールは一心同体、メビウスの輪なの!」
「…ドラえもんで言って!」
「ブラホはパパのアナル〜」

「…どういうこと?」
「パパとパパアナルはいつも一緒、つまりブラホがお留守することはないの」
「あ〜、頭とアナルがこんがらがる〜…アッ、じゃあ、実家のブラホ暮らしって、実父の尻穴暮らしかよ!」
「華麗なパラサイトシングルよ」
「ぎょう虫じゃん! おい、オスぎょう虫、知ってたか?」

「つ、遂に我々の正体がぎょう虫型宇宙人と気付いてしまいましたね」
「ま、最初から薄々な。だって出会った時からほんのりうんこ臭。でもさ、オスぎょう虫はSFノンフィクション星出身なのになぜ?」
「…実はうちの父は宇宙大魔神星人と言う、ホワイトホールの支配人で」
「白仮性人がキター!」

「し、失敬な、うちの父は皮が不自由な人星人!」
「ねえ、SFノンフィクション星がホワホなの?」
「いえ、父がホワイトホールに単身赴任を」
「じゃあ、なぜホワホ暮らしじゃないオスぎょう虫にもうんこ臭?」
「実は、跡取りの一人息子ゆえ幼少の砌より、アソコで帝王学を叩き込まれたので…」

「ホワホの帝王学?」
「一子相伝、門外不出の宇宙の神秘のはずが…まさかのブラックホールもメビウスの輪アナルシステムとは…ただ彼女もぎょう虫型宇宙人だったのでもしやと薄々は…」
「要はホワホもブラホみたいに実父の尻穴と?」
「そして、ゆくゆくは私のアナルが二代目ホワイトホールに…」

「で、メスぎょう虫のアナルが二代目ブラホに?」
「やっだ〜、そんな汚れ仕事は娶った婿にヤラせるわよ」
「てか、お前ら、結婚すれば?」
「う〜ん、結婚は微妙かな、いとこ同士だから」
「ん? セフレ同士だろ?」
「だって宇宙大魔王星人と宇宙大魔神星人は双子だから」
「タッチみてえ!」

「き、聞いてないよ〜、300年間!」
「だって普通、セフレにいとこの話をしないじゃん」
「もっと普通、いとこをセフレにしない!」
「イチャイチャしてんじゃねえよ! で、いとこ同士は具合がいいってどっかに書いて…あ、コレコレ、ホレッ!
https://note.mu/jyuunen210/n/nb271c9c616d4

なっ? みんな、いとことヤッてんだろ? で、お前らのいとこプレイの具合はどうよ? いとこ婚しちゃうレベルか? あ、そういや、もう15〜18年前だけど、ベトナム戦争の戦場特派員修行の一環でビデオキャメラマンのバイトも。約3年間で結婚式は300組くらい撮影して、リアルいとこ婚も1組。

もうね、その唯一のいとこ婚を撮影した時は某ラブホの披露宴会場に入るなり、なんか微妙な雰囲気でどんより。で、知る人ぞ知る某タザワさんから「今日はいとこ同士の結婚式で、列席者はほぼ新郎新婦の親族だけ」って話があり、「いとこ婚ってなんかエロいっスね」と盛り上がる、ああ、もち股間がねッ!

「…フゥ〜。逆にいとこ婚の撮影は色々気を使うから。今日は基本引き気味、列席者の表情とかヌカなくていいし…まあ、細かいとこはインカムで指示します」と某タザワさんは披露宴会場の片隅に置いてある機材のとこへ。こんときは2カメ体制、要はビデオキャメラマン2人がかりで、いとこ婚をハメ撮り!

ま、厳密にはハメハメ撮り撮りはしませんが裏でケーブルを引くのは、カメラ2台に鵜飼の鵜よろしくケーブルつけて、機材のモニターを見つつ、インカム越しに鵜匠バリの指示を出しては生編集するスイッチャーの某タザワさんでして、いとこ婚の撮影童貞だった俺はサブの2カメと二軍の亀頭扱いに大抜擢!

尚、1軍の亀頭こと、メインの1カメは昔、『世界の車窓から』とかも撮影してたベテランさん。んで、2人仲良くまずは新郎のご両親に、本日ビデオ撮影を担当させて頂きますんで「御祝儀くださいよ〜」って恒例のよろしくメカドックするも、「めでたいけど、全然めでたくない!」感じでカツアゲ無理系。

続いては、新婦のご両親にもカツアゲのご挨拶に伺うも連続渋ちん。ま、御祝儀を貰えずとも一応プロゆえ、あからさまな手ヌキはせぬが、ハッスル撮影気分には更々なれねえな、いわんやSF小説をや。で、もしカツアゲが成功してたら、2カメ体制の時は某タザワさんも含めて、御祝儀を仲良く3P分けな。

ちなみに新郎の父と新婦の父が兄弟か、はたまた新郎の母と新婦の母が姉妹か、それとも新郎の父と新婦の母が兄妹か、やっぱ新郎の母と新婦の父が姉弟かって組み合わせの妙は15〜18年前の時効話だけどヒ・ミ・ツとかしてる間に、挙式の撮影をこなし、そろそろ披露宴会場に新郎新婦がご入場のお時間!

観音開き様の真ん前にスタンバったメインの1カメさんが今宵、いとこ初夜を迎える新郎新婦のアップを狙うので、2カメの俺はサブらしく披露宴会場全体の引きから新郎新婦の入場シーンをまず押さえ、チョイ寄せて各テーブルの列席者を流しつつ、新郎の両親アップ、新婦の両親アップを拾うダンドリくん。

ダンドリくん通りに撮り進めるも突如、「両親のアップはいらない! まず先に表情を確認する! アップはテーブルサイズ!」ってインカム越しに某タザワさんの小言どもが矢継ぎ早に飛び込む。しっかーし! 時、既に遅し…もうテーブルの半分サイズまで寄ってて絶体絶命の大ピンチ、さあ、どうする!?

まあ、今更どーもこーもあったもんじゃねえよなので、とりまテーブルのド真ん中に飾ってあるお花にピンを寄せにいき、安易な誤魔化しショー! ま、どうせこの瞬間、生編集中のスイッチャー某タザワ氏が選ぶのは各テーブルに固い笑顔を振り振り練り歩く新郎新婦を手持ちで追う1カメさんの絵だからねッ!

その隙に基本、重いビデオキャメラは三脚に乗せっぱのサブちゃんは噂の両親の表情をレンズ越しの右目と肉眼の左目でW確認。素人さんみたく片目閉じのウィンク撮りすると怒る某タザワさんに、ち、違うんです、タマッタマ汗が目に…ってのも撮影の制服が紺のスーツにお揃ろネクタイでクッソ暑いわけよ!

その点、どの点? 1カメ体制の時はノー・インカムで気は楽も、いつも裏方でウロチョロしてる某タザワさんはインカムで生トークしたそう。でも後日、撮影した素材を一人編集する某タザワさんはインカム代わりに喜々と電話ダメ出しピロートーク攻撃! 基本留守電派の俺は電話に電話作戦でヤリ過ごす。

ま、留守電越しのピロートークにしろ、インカム越しの生ダメ出しにしろ、某タザワさんが一番言いたいことは、場所取りがすべて! 例えば、ケーキ入刀撮影で最前線取ったつもりも、押し寄せる素人さんにぶつかられて画面が揺れたら、場所選びのセンスや動き出しのタイミングが悪いだけ、ヤメちまえと。

まあ、でも、ビデオキャメラマンとしては基本に忠実なオーソドックスタイプでゆくゆくはベトナム戦争の戦場は最前線でビデオキャメラも回すので、常日頃から場所取りのイメトレは欠かさず、もう長年、365日24時間スケジュール白紙状態で待機してますがなっかなかベトナム戦争にお呼ばれしません。

ちなみに、普通のキャメラマンのバイトは某小学校の入学式を1回撮っただけで卒業したけど、戦場キャメラマンの某先輩とマンツーマンで、高円寺のとある公園で真っ昼間から男同士でパシャパシャと撮影大会&某暗室で現像訓練を重ねたし、そもそもビデオキャメラマン同様、大事なのは場所取りだからさ。

もう一つちなみに、リャイターバイトを諸事情により丸5年も! ま、厳密にはバイトで1年半、フリーリャンスで3年半てな感じ。どっちにしろリャイターもビデオキャメラマンやキャメラマン同様、場所取りが命! …どういうこと? まあ、たぶんポジション・リャイティング的な? よく知らんけども。

ハッ、そういや、狭義の意味でのベトナム戦争の戦場特派員話を無料ですんのは、2014年9月24日(水)に発表会した

『たまにふと思うんよ、「嗚呼、カリスマ戦場童貞なんて天命じゃなくて、せめてカリスマアイドル童貞とかだったらな」ってさ。いや、でも、もちろん俺だって、推定6千万人の戦場童貞大国・日本の頂点に立つ、アイドル戦場童貞だからウンコはしませんもらします 第1回(第24稿)』
( https://note.mu/ganbarewebmesi/n/n9a83e86077ae )

ってので卒業したんだった! …ん? てか、そもそもナンの話だっけ? てかてか、ココはどこ? 私は誰?」
「ココはココイチ、アナタはベトナム戦争の戦場特派員氏で、我々は宇宙人SFでR! どうか我々の母星、SFノンフィクション星を救ってつかわさい!」
「…一切合切記憶にございません」

「我々はうんこ臭いぎょう虫型宇宙人SF(セックスフレンドの略)で、メス宇宙人の父にしてブラックホールの支配人、宇宙大魔王星人と私、オス宇宙人の父にして、ホワイトホールの支配人、宇宙大魔神星人は実は双子だった、つまり我々はいとこセックスフレンドでR! って判明したじゃないですか!」

「説明長セリフ、乙! まあさ、そんなどーでもいいSF話は一旦置いといて…アレッ、噂のブス宇宙人さんがいないじゃん?」
「じ、実は、ベトナム戦争の戦場特派員氏のオナニー昔話がクッソ長いからと、さっきトイレへオナニーに」
「ココイチのトイレが宇宙人に侵略された! オラが地球を救う!」

「てか、早いとこ、本当のベトナム戦争の戦場特派員になって、SFノンフィクション星を救ってつかわさい! って、どこイクんですか?」
「え? そりゃ、後学の為にブス宇宙人のココイチトイレオナニー見学さ、一緒にイクかい?」
「…まあ、一応、いとこセフレなんで」
「このムッツリど助平!」

‪ベトナム戦争の戦場特派員氏がトイレの扉の隙間から中を覗こうと奮戦奮闘中に大変恐縮ながら、背後より首筋に地球で言うところの麻酔銃を打ち込む。ノック3回の合図でトイレの扉が中から開く。そして我々、宇宙人SFでRはダンドリくん通り、とある宇宙手術を氏に素早く施し、そのままドロン!(完)‬


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?