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その2:ペルソナ4とは?

1、ペルソナ4の概要

P4Uの原作であるペルソナ4。
アトラスより2008年7月10日に発売されたペルソナシリーズナンバリングタイトル4作品目に当たる。

主人公は両親が海外へ出張する1年間を母方の叔父・堂島遼太郎が住む稲羽市で過ごすことになる。
1年間を過ごすことになった稲羽市で起こった「謎の連続殺人事件」と「雨の夜の午前0時に点いていないテレビで自分の顔を見つめると、別の人間が映る」と呼ばれる「マヨナカテレビ」の噂を聞く。

転入した高校で友人になった花村陽介と里中千枝と噂を確かめる過程で「テレビの中にある異空間」と「テレビの中にいるシャドウ」の存在を知る。

非現実的な出来事に遭遇しながらも主人公とその仲間達はペルソナの力に目覚め、連続殺人事件の解決を目指す。


2、ペルソナ4ゴールデンの概要

P4に追加要素を加え、ハードをPSVitaへと移したリメイク版とも言える作品。
基本的なストーリー、ゲームシステムなどはほぼ変わらないものの、新規キャラのマリーと彼女のコミュニティに加え、無印ではなかった足立透とのコミュニティが追加されるなどボリュームアップしている。

仲間のペルソナが前作までは1段階のみの覚醒だったがゴールデンでは更に覚醒ペルソナが増えている。
※ただし主人公のイザナギは1段階のみ。

ストーリーには新規キャラであるマリーと追加コミュである足立を含めたものや季節イベントが大幅に追加されているのも特徴。

特に3学期である冬のイベントが追加。
スキー場に行ったり、大天使奈々子と雪だるまを作ったり、家の畑で家庭菜園したり。
また、バイクの免許を取って海に行ったり、バンドしたりとまさにゴールデンなゲームになっている。

★奈々子…フルネームは堂島奈々子。主人公の従妹に当たる小学一年生の女の子。主人公のことを「お兄ちゃん」と慕い、ペルソナ4における大天使。ナナコンですがなにか?


3、アニメ版ペルソナ4

ペルソナ4無印とゴールデンの両方のテレビアニメ化がされている。
どちらもゲームのストーリーをほぼそのままにゲーム本編では掘り下げられてなかったイベントがアニメならではの演出が追加されている。

アニメとなったことでただのイベントだけだった部分がより深く演出されているのでコミュキャラとのエピソードがゲームとは違う楽しみ方が味わえる。

勿論、学園祭での合コン喫茶のサクラやミス?八高のスケバン風女装もアニメでは健在。
「俺を見ろ!」という台詞を堂々と言うこの番長ノリノリである。

ちなみに何故、P4主人公が「番長」と呼ばれるかの由来はこの女装がその一つ。
初期ペルソナであるイザナギが長ランで襷がけをしたような姿かつハチマキをしていることも相まって番長という愛称がファンの中で言われるようになったのだが、P4Uのキャラごとにあるキャッチコピーで「可愛い奈々子は誰でも渡さん!鋼のシスコン番長」というのがつけられ、まさかの公式化。

しかもP4Uストーリー内で本人が「悪くない」と言っているのが面白いところ。

無印アニメではゲームのスタートからクリアまでほぼ全てをアニメ化しているが続編であるゴールデンのアニメはある程度ストーリーがカットされており、マリーと足立の絡みが強調されているかつゴールデンで追加されたイベントもしっかりとアニメ化している。

無印アニメは地上波放送が25話+地上波未放送でゲームの真エンドを描いた26話で構成されている。
ゴールデンアニメは12話+「#Another End Episode」というとあるキャラとの”鳴上悠のありえたかもしれない結末”が過去のニコ生にて放映。
このありえたかもしれない結末はP4GAのBD/DVD4巻に収録されているので良ければ見ることをオススメする。


4、その他、派生作品

実はP4はゴールデン以外にもいろいろと派生作品が存在する。

・ペルソナ4…原点であるペルソナ4。ハード:PS2
・ペルソナ4ザ・ゴールデン…無印に様々な要素を追加した作品ハード:PSVita

・P4Uシリーズ…ブレイブルーなどの格ゲーを手がけるアークシステムワークスとの共同開発であるペルソナ4の格ゲー。ハード:アーケード、PS3、Xbox360

・PQシリーズ…ペルソナ3とペルソナ4のキャラが一堂に会すクロスオーバー作品。PQではP3とP4、PQ2では新たにP5とP3Pの女性主人公が追加となった。ハード:3DS

・P4D…まさかの音楽ゲームにまでなった作品。ストーリーの時系列的には本編の事件解決後の夏になっている。ハード:PSVitaはパッケージとダウンロード版の両方があるが、後に出るP3DとP5DとのトリプルパックでダウンロードかつPS4版がある。

P4の派生作品だけでもこれだけあり、なおかつストーリーの時系列がきちんと繋がっていることだ。
作品ごとの時系列は下記の通り。


①ペルソナ4、ペルソナ4ザ・ゴールデン
⇒ペルソナ4の起点であり、この本編終了後からいろんな派生作品へ繋がっていく。

②PQ、PQ2
⇒発売自体はP4Uのほうが先だがストーリーの時系列は「ペルソナ4の本編中」なのでこちらが先。
3、4の文化祭中に起きた出来事かつ他ナンバリング作品とのクロスオーバーとなっている。

③P4U、P4U2
⇒本編の事件解決2ヵ月後であるG.Wに鳴上が稲羽市に訪れるところから始まる。
P4Uと2の間はそこまでないので基本的には事件解決2ヵ月後、5月である。

④P4D
⇒本編の事件解決の夏なので上記のP4Uより後の時系列になる。
ペルソナシリーズの外伝的立ち位置の作品だが、所々に本編ではほとんど描かれなかった部分があったりする。

5、まとめ

どうでしょうか。ペルソナ4と一口に言ってもかなりの情報量があります。
原作からリメイク版、他作品とのクロスオーバーなど。
ちなみにアニメ化以外にも漫画、小説もありますが、「VISUALIVE『ペルソナ4』」という舞台もあり、更にはP4Uシリーズも舞台化されている。すごい。

今からペルソナ4をやるならPS2の無印から!と言いたいところなのですが結構、難易度が高いのでPSVitaでゴールデンのほうが遊ぶ対応機種としてはやりやすいです。

ゲームも難しいなと思ったら漫画やアニメを見るのも良いと思います。
長年のペルソナ4ファンとしては原作をプレイしてみてほしいのですが、楽しみ方は人それぞれ。
皆さんができる、楽しめる範囲でペルソナ4を満喫してくれれば私は十分です。

…実は結構、まだ書いてないことがあるのですがそちらは追々。
加えてペルソナ3や3を原案としたアニメ作品「ペルソナトリニティソウル」の布教もしたいと思っていますので、そちらもいずれ。

一度、ここで終了となります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。



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