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君のグッドナイトはとてもよく効く

今日は、渋谷 CLUB QUATTROでPEDROのライブを観てきた。

一部の界隈を除けばPEDROを知ってる人は少ないと思うから一応その紹介からする。

PEDROっていうのは、人気アイドルグループBiSHのメンバーであるアユニ・Dがベースボーカルをつとめるバンドで、去年9月にミニアルバムのゲリラリリースとともに発表され始動したソロプロジェクト。アユニがボーカルだけでなくてベース演奏(ライブやレコーディングも本人)や作詞を手がけ、楽曲はBiSHの音楽プロデュースを担う松隈ケンタにより作曲編曲されている。さらにはギターにあのNUMBER GIRLの田渕ひさ子を迎えたことでも話題になった。

もともとBiSHのというか、アユニのファンというか、オタクというか、むしろただのバンド好きの僕からするとこのプロジェクトは、ゲリラリリースのCD(ゲリラ初ライブのチケット申込用シリアルがついていた)を手に入れるためにタワレコ3件はしごしたくらい舞い上がってしまう発表で、初めてのフルアルバム(発売前)の全国ツアーにあたる今回のライブはなんとしてでも行きたいものだった。行けてよかった。

PEDROの音楽がどうこうって話にまで踏み込むと音楽ブログの方でやれって話になっちゃうので紹介はこの辺で、ちょっとしたライブの感想だけ。

とにかく盛り上がりがすごかった。

そりゃ客のほとんどがアイドルオタクなんだから、異様な盛り上がり方をするのは予想できていたとして、今回のライブで披露した楽曲の大半は、今月末にリリースされるアルバムのもので、基本的には未発表曲なのだ。

一応一月ほど前に、そのアルバムの曲をシングルカットして、タワレコで一日限定で、全曲100円でゲリラリリースをしたことはあったが、まさかライブ会場の全員が手に入れたとは思えない。いや、手に入れたのか?仕事終わりに通勤経路外のタワレコまで急いで足を運んだ気持ち悪いオタク、僕以外にもそんなにいるのか?オタクってこわいな。

ともあれ、ボーカルもベースも、去年観た初ライブより確実に上手くなっていて、「バンドのライブ」として明らかに見映えするものとなっていたのは間違いない。ひとりの女の子が、スリーピースのベースボーカルとしてクワトロのステージに立つことのプレッシャーを考えると、今日の佇まいに胸が熱くなってしまった。純粋にアユニの努力がもう尊い。突然オタクの感想になってしまった。

先述したとおり、作詞はアユニが担当しているから、歌詞の随所に「アユニ節」が炸裂していてたまらない。NIGHT NIGHTって曲の「君のグッドナイトはとてもよく効く」って歌詞が最強にアユニらしくて好きだ。

それにしても、アユニは本当にバンド映えする歌声を持ってるし、PEDROを始めてから確実に磨きがかかってる。あと田渕ひさ子のギターはやっぱりめちゃめちゃすごかった。なんだよあの凄腕ギタリスト。もしかして伝説級のバンドでギタリストでもつとめてたのか?

去年にリリースした既発曲も、安定感が増しただけじゃなくて全曲かなりアレンジが利いていたし、この1年間の進化を見せつけていた。

正直客のライブマナーはそこらの人気若手バンドのライブと比べてもかなり悪かったものの、そんなことを帳消しにして余りあるくらい本当に良いライブだった。

気づいたら音楽ブログのバンド紹介とそう変わらない量の文章を書いてしまった。これは間違いなく語り出したら周りを困らせる早口のオタクの文章だ。

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渋谷で良いライブを観た後に必ず食べると決めてるラーメンを食べた。相変わらず身体に悪そうで最高に美味かった。

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NIGHT NIGHT/PEDRO

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