長野県の上高地ってとこに行ってきた。

すごく良い景色を眺めながらのんびりハイキングができる、みたいな「都会の喧騒で疲れてしまった心を大自然の力で癒す」系の最強スポットだった。

よく晴れていたし、夏でもそこそこ涼しかったし、山とはいっても登山ほどのキツさはないしですごくよかった。運動不足の体でもマイナスイオンを浴びつつほどよく疲れることができた。

家族連れも多かったし、そんなに大きくない子どもでも行けちゃうくらいだから、あんまり体力に自身がない人もぜひ行ってみて。

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上高地の川を、鴨がぷかぷかと流されていた。

泳いでいたでもなく、流されていた。

上流から下流へと、川の流れのままに、進む方向やからだの向きすら調整することなく、流れるプールで浮き輪に身をまかせるかのごとく、ぷかぷかと流される鴨だった。

お昼寝でもしているのか、微動だにせず、ものすごく気持ち良さそうで、なんだか腹が立ったくらいだ。

鴨は鳥だし、飛べるくせに、川を泳いで魚をとる姿を見かけることは多い。それだけでも行動の選択肢が人間より多くてうらやましいのに、そのくせ泳ぎもしないままぼーっと浮いて川に流されながらうとうとするような生活もできるのかと、正直、嫉妬した。

あれ、どういう気持ちでやってるんだろう鴨は。

案外、上流まで飛んで移動して、そこから流されるのをスキーのごとく繰り返して遊んでるのかもしれない。楽しそうだしリフト券もいらないしでほんとにうらやましい。

鴨になりたいな。

でも昨日のお昼にたべた鴨南蛮そばは美味しかった。

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精神的なデトックスと引き替えに肉体的な疲労を蓄積してしまったので今日はさっさと寝ないと。

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朱夏/LUNKHEAD