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僕が愛媛FCを好きになった理由。

 皆さんこんにちは。愛媛サポ末席のいとーです。昨日の新体制発表、お疲れさまでした。
 サポーターの皆様は各々思うところはあるでしょうが、僕はそこに口出しするでもなく、今一度ここで僕が"愛媛FC"を好きになるきっかけとなった一日を振り返ってみようと思います。僕が愛媛を好きになった理由。忘れもしませんがあれは2015年の夏ごろでした。当時の僕は高校生。つらつらと書くので、お暇な方は読んでいただけると幸いです。

 はじめは、ただの成績稼ぎのボランティアでした。

「夏休みで愛媛FCのボランティアすれば、内申上がるらしいで」
というよくわからない噂を聞きつけた1学期の最後。試合前のボランティアをすれば観戦もできるよ、みたいな売り文句だったのを覚えています。当時サッカー部に所属してはいたものの、アーセナルサポでJリーグには一切興味のなかった僕。
しかし「たまには生でプロサッカーを見るのも悪くないかもな」
と思った僕はどちらかというと成績目当てでニンスタに向かいました。

 ボランティア内容は、「柑太パーク」の補助。子供たちと一緒に遊んだり、ケガしないように見守ったりしたのを覚えています。途中で人員が足りなくなったチケット回収の班に回されたりもしたかも…。遠い記憶なので詳しくは覚えていません。

 よく覚えているのは、ボランティア後。試合の観戦チケットが渡され、当時のC席(ゴール裏)の入り口に入ろうとした時でした。
「ただいまより~広場にて~選手のサイン会があります~!」
そんな声を聞き取ったのです。選手に会えるのか、と思った僕は全然知らない選手だけど会いに行くことにしました。なぜかワクワクしてたのを覚えています。

「サインしてもらえるものを用意しなきゃ!」
僕は夢中でグッズ売り場に駆け込み、なけなしのこづかいでオレンジ色のTシャツを買ってから、列に並びました。

 当時サイン会をしていたのは、村上佑介選手。その時にもらったサイン入りシャツと、一緒に撮った写真は、今でも大切にしています。
サインの入ったシャツを着て、テンションの上がった僕は、一平君と写真を撮り、唐揚げを買って、ゴール裏へ。そこで、今でもなぜだかわかりませんが、踊っているサポーター席に飛び込んだのです。チャントの一つも知らなかった僕ですが、見よう見まねで覚えて、踊ってみたりもしました。試合も3-0の快勝。
 帰りのバスの中での僕は、「ボランティアを終えた」というより「なんだか楽しかったな」という感覚でした。

その後家に帰ると、すぐに愛媛FCのことを調べます。今季は特に好調だということ、その日ゴールを決めた選手は、古巣相手のゴールだったこと。
 特に、今日サインをもらった村上選手は、村上水軍の末裔で、先祖にゆかりのある愛媛県でサッカーをしていることを知ったときは思わず「カッコいい…」とつぶやいたことを覚えています。

 とにかくその日から、僕のサポーターとしての人生は始まったように思います。友達を誘って観戦してみたり、家族を誘ってみたり。これも成績目当てで出たエコノミクス甲子園で村上選手サイン入りシャツを着て行って週末に迫った四国ダービーの告知を勝手にやったりもしました。(相方はドルトムントのシャツを着ていたので、なんとも言えないアンバランス感が面白かった)
 その年の戦績は5位。クラブ初のプレーオフに進出したことも愛媛を好きになることに拍車をかけたのかもしれません。

その後、1年の受験生生活を経て大学生になった僕は、アウェイにも初参戦。ニンスタに根気強く誘いつづけた母はすっかりパクソンス選手のファンとなり、一緒にゴール裏で飛び跳ねたりもしました。そして今は愛媛サポの末席をさせていただいています。

懐かしい思い出。そんな思い入れのあるクラブが、コロナ禍で勝負のシーズンを迎えようとしています。リーグ戦の成績はもちろん、企業としての集客も大切になってくるでしょう。

好きになるきっかけは人それぞれ。「原点回帰」を掲げる今だからこそ、あなたにとっての原点を思い出してみるのも、いいかもしれませんね。

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