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【英語の雑記#2】CASETiFYのCMのおかげで、名詞と動詞の使い分けの重要性を学びました

伊藤麻子です。
わたしは英語スクールで働いており、
英語がとても好きです。

英語を話す行為よりも、
言葉として、
日本語と違うねえ!へえ!
みたいなことが好きだったりします。

そんな発見の雑記です。
大して役に立つことはありませんが、
面白かったことの記録です。

スマホケース黄ばむってよ

透明なスマホのケースって、
黄ばむって知ってましたか。

時間の経過によって
黄ばんでいくことを、
気に掛けたことがありましたか。
私はありませんでした。

ですが、世の中には気にする人が
たくさん居るようなのです。

それはつまり、
スマホケースが黄ばむというペインがあり、
黄ばまないケースが欲しいというニーズが、
世の中にはあるということ。

そして
「あるスマホケースの強みを挙げよ」
という問いに対して、
「黄ばみにくい」
という特性を記述する可能性があるということ(?)

のほほんのりと生きている私には
まだまだ生活者のニーズへの
想像力が足りていないということです。

CASETiFYのCMをじっと見る

Youtubeで流れてきた
スマホケースメーカーCASETiFYの
CMを見ていたら
こんな言葉が出てきました。

"RESISTANCE TO YELLOWING"
"黄ばみにくいっ"(意訳)

透明さがウリ

YELLOWは動詞なのだ

yellowという英単語は、
黄色 という名詞であり
黄色い という形容詞でもあり
そしてなんと、
黄ばむ という動詞でもあったのでした。

私はこういう、
いかにも名詞な単語が、
「実は動詞でもあるよん」
という発見が大好物なのです。

school 教育する
water 水をやる

などもあります。

Greenはどうでしょう

他の色も動詞になるのか
調べていたところ、
赤と青には動詞はないようでした。

でも緑Greenには動詞がありました。

緑にするという意味はもちろん、
rejuvenate活性化させる、
緑化させるという意味もあるようでした。

Greenの意味は拡大中

Merriam-Websterのオンライン辞書で、
たくさんの例文が見られます。

Greenの動詞の部分にこんなのがありました。

Ahead of the Northvolt team speaking at WIRED Impact in London on November 21, WIRED caught up with Carlsson to find out more about the company’s plan to green the battery sector.

—WIRED, 8 Nov. 2023 / Merriam-Webster

Greenという言葉には、
昨今「環境保護の」「環境保護主義の」
などの新たな意味があります。
最近といっても30年近くはそうかもしれません。

そして引用されているのはWIRED。
未来系先進テクノロジー雑誌です。

英語版は読んだことがありませんが、
日本語版にも見慣れない言葉や
新たな言い回しが詰まっている印象です。

前後の文脈が全く分からない中で、
まったく適当な憶測ですが
この"green"の意味は
「環境保護主義的にする」
に留まらず、
「サステナブルにする」
「ゼロエミッションにする」
「カーボンニュートラルにする」
くらいのことを言っているのかもなー
と感じました。

ちなみに文のはじめに出てくるNorthvoltは、
スウェーデンのリチウム電池メーカーのようです。

ウェブサイトが、めちゃかっこいいっ。

日本語でも名詞と動詞は近い存在

「動詞」についてほかのnoteライターの方は、
どんなことを書いているだろう?と検索すると
とっても興味深い記事に出会えました。

具体的には、「ユーザーが対象を選択するために押すボタン(名詞のボタン)」なのか、「ユーザーが何かを行わんとするために押すボタン(動詞のボタン)」なのかをはっきりと示した上で、実際に引き起こされる機能と完全に一致させなくてはいけません。

tamamomoさん

凄い。
日本語の伝わりやすさの違いを
こんな風に表現できるのかと感動しました。

私がなんとなーく感じたことがあった現象を
とても分かりやすく説明されていました。

名詞を使いがちという自覚があります

こちらの記事のインターフェースの本題とは
少し違う話ですが、
仕事でメールを書いたり、
ウェブサイトで文章を書いたり、
殴り書きの日記を書く時にも、
私はいろいろな言葉を、
名詞にしがちだなと感じていました。

今年やってみたい休日の過ごし方は、
「週末東京散歩(名詞)」
今日やるべきことは、
「洗面台掃除(名詞)」
タスク完了の報告は
「音声確認(名詞)終わりました」。

分かりやすくなることもありますが、
そうでないことも多い気がしています。

英語を日々読んだり話したりすることで、
品詞のチョイスに敏感になるなとも感じています。

より良い文章を書けるように
常々心掛けていようと改めて思いました。

品詞のいろいろ

黄ばみのことを調べていたら、
思わぬところに行き着きましたが
またひとつ賢くなりました。

読んでくださってありがとうございました。


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