見出し画像

日本大学芸術学部 Blackmagic Design DaVinci Resolveセミナー潜入レポート

2023年1月某日、Blackmagic Designと伊藤忠ケーブルシステムの共同開催で、日本大学芸術学部の学生を対象にDaVinci Resolveセミナーが行われた。

セミナーには撮影録音コースの1年生と2年生の学生総勢約70名が参加し、非常に熱心に受講する学生の姿が印象的だった。

講師はこれまでオフライン、オンライン問わず、数多くのイベント、セミナーに登壇されているBlackmagic Designのストラジテックセールスマネージャーの石井 陽之氏。

序盤は学生が将来なりたい職業などの質疑応答から始まり、Blackmagic Designの製品紹介、DaVinci Resolveの成り立ちやDaVinci Resolveを使用して作成された作品例などの紹介が行われた。編集ソフトは何を使用しているかという質問では、半分以上の学生が、DaVinci Resolveを使用していたのは驚きだ。

本セミナーは石井氏が、DaVinci Resolveを操作しながらの説明となった。まずは、エディットやカラーなど、実際に作業を始める前に必要な、DaVinci Resolveの環境設定やプロジェクト設定のおすすめの設定。次にプロジェクトの管理方法、バックアップの方法、他ユーザーへのプロジェクトの渡し方など、これからDaVinci Resolveを使用する上で非常に役立つ内容となった。

その後、メディア、カット、エディット、Fusion、カラー、Fairlight、デリバーと各ページの基本的な機能紹介となったが、それぞれのツールの良い点やおすすめ機能などを多く紹介し、一部の学生は自分のラップトップPCでDaVinci Resolveを立ち上げ、同じように操作をしながら受講していた。

撮影録音コースの学生が対象だったこともあり、カラーのパートでは石井氏が、基本的な機能紹介に加え、ピンポイントでカラーを変える方法やフェイストーンの変え方など、現場でよく使われる機能を中心に細かく機能説明を行った。学生は各々撮影した素材を使用して実際にカラーを変えて色味の違いを確かめていた。

終盤には、伊藤忠ケーブルシステム クロスメディアソリューション本部の高橋氏から光点滅の身体的影響をチェックする通称「パカチェック」のHardingFPAシリーズの紹介が行われた。

HardingFPAシリーズは1997年に一部の視聴者が光過敏性発作を起こした「ポケモンショック」以降、番組の制作環境では業界標準の測定ツールとして使用されている。2023年にDaVinci Resolveのプラグインとしてリリースされる。

最後の質疑応答では、タイムラインへの素材の挿入方法など、普段困っていることを解消すべく多くの質問が飛び交い大盛況のまま幕を閉じた。

学生からは、
「まずは自分でやってみて慣れる事が大事なのだと思った。カラーグレーディングは今後やっていく事だと思うのでどんどん使ってみようと思った」
「DaVinci Resolveの知らない使い方をしっかり理解しながら聞くことが出来たので良かった」
など、今後DaVinci Resolveを使用するきっかけになったようだ。

今回、企画をおこなった伊藤忠ケーブルシステムの高橋氏は、
「実際の現場がどのようなワークフローで制作されているか、撮影した素材をどのように編集していくか等を理解して頂き、このようなセミナーをきっかけに多くの方が現場で即戦力として活躍されることを願います」

Blackmagic Designの石井氏は、
「Blackmagic Designでは、ホームページでDaVinci Resolveのトレーニングのご案内や、さまざまなクリエイターをお呼びしてのセミナーを定期的に行なっています。学生の皆さんは無料で参加できるものもありますので、さらに詳しくDaVinci Resolveを学びたい方は是非ご参加ください」


伊藤忠ケーブルシステムでは映像制作の業界を目指す学生の皆様へ向けて、今後もイベントやセミナーを企画していきます。専門学校や大学でDaVinci Resolveのセミナーをご希望される際は、お気軽に伊藤忠ケーブルシステムまでお問い合わせください。




みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!