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Mr.パートリッジ 「Take Away/The Lure of Salvage」と坂本龍一「B-2 UNIT」

 「Take Away/The Lure of Salvage」(1980)は、XTCのアンディ・パートリッジによる、Mr. Partridge名義の、ソロアルバムである。
 CDを捜しても見つからなかったのだけれど、区立図書館で、偶然、アナログ・レコードに遭遇し、わおー!! と狼のように(心の中だけで)叫び、さっそく借りてきて聴いた。
 XTCの歴史としては、1979年「ドラムス・アンド・ワイアーズ」発表し、翌年、このソロアルバムをリリース、ということになる。
 このアルバムは、基本的にXTCがレコーディングしたテープを、アンディが、新たにダビングしてソロアルバムとしてまとめたものということらしい。
 XTCとは違い、ダブ・ミュージックに接近し、実験的な作風になっている。
 私は、坂本龍一さんの「B-2 UNIT」(1980)との共通点を感じた。ダブ的音像、リズム重視、そして実験的な作風。
 アンディは、坂本さんの「B-2 UNIT」に参加している。
 その流れでいえば、レコードのライナーで、パスレコードの後藤美孝さんと坂本龍一さんが対談している。後藤美孝さんは、「B-2 UNIT」の共同プロデューサーである。
 決して偶然ではない。
 つながっている、と思う。

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