"イトノパース" の趣意

弦倉が現在製作しているビーズ編みのがま口の小物入れを『イトノパース』と名付けました。わたくし以外、誰も使ってません (笑)

このアーモンドを横にしたようなぷっくりした愛らしい形自体は、昔からある形で、ある意味、完成形であることは疑いようがありません。ビーズ編みのがま口の大半はこの形です。いつ頃この形が出来たのか、誰が作り上げたのかは、不勉強故、分かりませんが、ビーズを編み込むにつき、この形が一番合理的であり、皆が製作したという実績のある、スタンダードな形であることは明白です。
然らば、なぜ『イトノパース』などという名前を付けたのか。

『イトノパース』という言葉は、短い単語で物を表現するキャッチフレーズも兼ねた名前です。「ビーズ編みのがま口です」と表現しても、沢山あるビーズ編みのがま口に埋もれてしまいますが、「イトノパースです」という聞きなれない発音は、人の興味を引きやすくなります。何それ?という感想を抱いてもらえれば、次の話も聞いてもらいやすくなると思っています。

『イトノパース』の意味は、糸のパース (Purse / 女性用の小さなバッグ、小物入れ) です。布製のがま口と区別するため、編み物という技法で創作した入れ物ですよと明言しているのであります。これは、スキマスイッチの「ボクノート」という曲のタイトルの響きが土台となっています。スキマスイッチさんのことは詳しく把握していないので、そのことは大変申し訳なく存じますが、「ボクノート」という音 (おん・響き) だけは、ずっと頭に仕舞い込まれていました。

ビーズ編みの呼び名なので「ビーズパース」という案もありましたが、これは元々あるただの商品カテゴリの一つみたいな面白みのない音だったので、すぐに却下となりました。これ以降、ビーズという音を上手くリズムに合わ事が出来ず、ビーズという発音は早めに候補から外れました。

実は、この前に『イトノリング』という名を付けた、編み物のリング (指輪) を制作したのです。40番のレース糸で編んだ指輪でしたが、アクセサリーをあまりしない自分が、アクセサリーで活動するのは無理があると考えて、イトノリングは (今のところ) お蔵入りです。しかしここで作った『イトノ~』という発音は心地よく記憶に残り、一番の候補となりました。

『イトノパース』という名に決めた後、暫くしてから、イトノパースと名付けた事をインスタグラムに書きましたが、自信を喪失している時などは、なぜこんな言葉を作ってしまったのか、逃げ出したい、穴があったらすぐにでも入ってしまいたい気分に駆られます (笑)  この音には未だにくすぐったい気持ちにさせられます。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

2017年晩秋に出会ったビーズ編みに日々精進しています。

ありがとうございます!!
1
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。