イトノパースを説明する言葉 - 面

ビーズ編みは、かぎ針編みの技法を使いますが、ノーマルなかぎ針編みとは違い、ビーズ並びの美しさを何よりも優先します。特にイトノパースはビーズの配置をメインテーマにして制作しています。

形自体は至極単純で、"わ" に細編みを8つ編みつけて、要所で増し目を加えながら大きくしていく円を底とし、増し目をやめ、そのまま上に編み上げて側面とします。いわゆる筒状に編み上げるだけです。

上の画像は底で、"わ" に細編みを8つ編みつけて広げていった円です。中央から外に向かって、斜めに入れたビーズの模様が、8つに分かれてるのが見えます。
円は丸 (まる) ではなく、 "わ" に編みつけた細編みの数の面を持つ多角形になります。"わ" に細編みを8つ編みつければ八角形、"わ" に細編みを6つ編みつければ六角形という具合です。

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"わ" に編みつけた細編みひと目ひと目を基点として、増し目を繰り返して円を大きくしていくと、画像のように、面が現れてくるという仕組みです。
イトノパースは、"わ" に細編みを8つ編みつけますので、8つの面があります。
この面は、側面へとつながります。

分かりやすいように2面と6面に色を塗ってみました。
底で加えていた増し目をやめ、そのまま上へ編み上げていくと、側面が現れます。

このように、立体のものを "面" という平面で捉え製図します。 
また、ビーズ編みはビーズを編みこむことが第一の目的の為、数種類の編み方を駆使するかぎ針編み以上に単純作業の繰り返しです。何面の何段目を編んでいるかを意識しながら編み進めると、編み図の見返しに時間を取られることを減らせます。

イトノパースに限らず、筒状に編むビーズ編みの小物入れの場合、ビーズの模様が美しく流れるように繋がることを最優先で考えるので、次の段へ行く時に作る「立ち上がりの鎖編み」は作らず、ぐるぐると編み上げていく方法をとります。詳しくは「整合・不整合」の記事でご確認ください。

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