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帽子が似合わない人がやっている、3つのこと【帽子とヘアスタイル(前編)】

操作イトウです。
今回は、頭の印象に欠かせない「帽子」について。

僕は昔から大好きなアイテムですが、帽子は「似合ったことがない」と言い切る人もいるほど、抵抗感が強くなりがち。

しかしながら「自分に合うモノ」を使いこなせれば、サッと被ってヘアセット要らずな上、顔周りの印象をガラッと変えることもできる、帽子はお手軽最強アイテムです。帽子を被ればスタイルも良く見えるし、寝グセや伸びた髪も隠せる、良い事だらけなのです。

では、似合う人と似合わない人は何が違うのか?

◾️なぜ抵抗感がある?「帽子が似合わない人」の心理

まず前提として、帽子ならなんでもいい訳ではありません。その人その人によっても相性の良いモノ、悪いモノはあります。
ですが「似合わない人」は、実は似合わないのではなく、被った帽子に「違和感」を感じているだけかもしれません。

例えば洋服屋さんで帽子をパッと被ってみても、近くにある鏡で「う〜ん…」ってなって、「やっぱ私には似合わないんだ」って思って、スッと戻す。
試着で貴方が抱くその違和感は、その「試し方」にあるかもしれません。

▼「お店で試すの恥ずかしい」問題で急ブレーキ

まず、帽子うんぬんの前に「洋服屋さんで試すのが、ちょっと恥ずかしい」という苦手意識があるのではないでしょうか?アパレル店員さんに話しかけられるのも苦手だし、お洒落じゃない自分は“場違い”に感じてしまう。

帽子だけだと試着室に入るわけでもないので、店員さんの目に止まる前に“そそくさと”被って、“サッと”終えてしまいます。ですが、そんな「恥ずかしいバイアス」がかかっていると、当然ステキなモノには巡り会えません。

メガネやサングラスも同じです。なんだか小っ恥ずかしくて、おちゃらけたデザインの物ばかり手に取って、一緒にいる人と顔を見合わせて「似合わねーw」とか言って、“笑いのネタ”にするだけ。

帽子の被った時の自己評価が低い理由は、そのようにしてトライ&エラーの回数が少ないからではないでしょうか?

▼長々と鏡を見ているのは、ナルシシズム?

帽子を上手に被っている人は、「試すこと」を恥ずかしがったりしていません。ですが長々と鏡を見ていると、自分がナルシシストに見られないか心配になってしまいます。そんな「ナルシシストに見られるのを嫌う」のは、日本人特有の価値観かもしれません。

例えば、今や日本中にいらっしゃる外国人観光客の方々。
ビュースポットで写真を撮っている姿は、日本人とは違ってモデルっぽいポージングをしますよね。日本人からすると“あのポージング”は小っ恥ずかしい感じがしてしまうものですが、彼らにとってそれは「恥ずかしい」ではなく「美しい、カッコいいポーズ」です。

ただ突っ立っているだけだと、不恰好な写真にしかなりません。ステキな写真になってほしいから、ちゃんとポージングするのです。

ステキな写真が撮りたいだけなのだ

ステキな写真を撮る時に「美しい、カッコいいポーズ」をするのと同じように、鏡越しの自分を見ることの恥じらいは、一度棚に置いてみましょう。お洒落な人が長々と鏡を見ているのは「ナルシシズムに浸っている」のではなく、純粋に買うべきかを「品定め」しているのです。

◾️「帽子が似合わない人」がやっている3つのこと

では、「似合わない人」はどうやって試着すればいいのか?ここでは3つに絞ってお伝えします。

下記の言い回しは、正確には「似合わない人が“やっていないこと”」なのですが、語呂が悪いし、悪口っぽく聞こえてしまうので、こちらでご勘弁。

①似合わない人は、帽子の「被り方」を試してない

まず、帽子が似合う人と似合わない人の違いは「似合う帽子に出会えたか」ではありません。洋服屋さんや百貨店に置いてある膨大な帽子の中から「キセキの一着」を得られた訳ではないのです。

両者の決定的な違いは、帽子の「被り方」です。
帽子が似合う人は、パッと被ってしげしげ鏡を見ている間に、「被り方」のバリエーションを色々試しているのです。

帽子は、同じアイテムでも「被り方」による影響が大きいです。
例えばキャップでは、「浅く/深く被る」「ツバを前に/後ろに被る」などによって、印象がまるで違って見えます。つまり、角度を変えながら「自分に似合う被り方」を見つけた上で、帽子を品定めする必要があるのです。

そうしてトライ&エラーを繰り返すうちに、「このタイプの帽子はこうやって被ると上手くいく」「キャップはこのパターンならカッコよく見える」と、自分に似合う傾向を掴むことができます。

繰り返しますが、試さないことには「似合う」も「似合わない」もありません。
ユニクロなら、店員さんに声をかけられる心配はありません。まずは店先で「試してみる」というのが、とても重要です。

▼ヘアスタイルとの「合わせ」も重要

帽子が似合うかどうかは、ヘアスタイルとの「合わせ」がとても重要になります。帽子も含めたシルエットがよく見えないと、似合う帽子も似合わなく見えてしまうからです。そのため、今の自分の「ヘアスタイルとの相性」も大きく関係してきます。

「ヘアスタイルとの相性」は多岐に渡るため、ココでは、ポイントだけお伝えします。重要なのは、「前髪」「耳周り」「襟足」の3点です。

被った上ではみ出してくる「前髪を出す/おでこを出す」「髪を耳にかけて見えるようにする」「襟足は出ないように結く」などなど、そのあしらい方によって、見え方は全然違った印象になります。

「前髪」「耳周り」「襟足」で見え方は変わる

②似合わない人は、「横顔」を見ていない

試着して鏡で見る際、自分の「正面の顔」を見て終えていませんか?帽子が与える影響は、「前から見た印象」だけではありません。

帽子はツバの大きさや形によって、「横から見た時のシルエット」が大きく変わります。つまり、被ると「横顔」に影響するのです。

頭の形と言うと、いわゆる「絶壁」に悩む方も多いと思います。頭の形は後頭部に丸みがある方が美しく/カッコよく見えますが、「絶壁」だと横から見た頭の形は縦長な印象になり、首が短くジャガイモのように見えます。
対して、黒人の方などは後頭部がモリッと丸みを帯びていて、大きくS字を描いているので、首に向かってシュッとした印象が際立ち、頭がキレイに見えるのです。

▼帽子で「絶壁」を超消しにできる

これが、帽子を被れば簡単に「後頭部の丸み」をつくることができるのです。帽子は後頭部のシルエットを演出して、被るだけでカッコよくなります。

ですが、注意点が一つ。パツパツの帽子はアウトです。特に「海外ブランドのニットキャップ」は要注意です。「自分は頭がでかい」と認識している方は、避けるようにしましょう。

なぜなら海外ブランドの帽子は、そもそもサイズが小さいこともあり、頭が大きい日本人にはフィットしないことも多いです。縦幅も横幅も小さくパツパツに被ってしまうと、「地の頭の大きさ」を強調した印象に見えてしまいます。

ジャストサイズは、被って試すしかない

③似合わない人は、「全身」も見ていない

試着時に「顔が写るサイズの鏡」で見ているのも、実は間違いです。帽子を被ったら、「全身が見える鏡」で見ることをオススメします。

帽子は被ることで、ヘアスタイル以上に「頭のシルエット」が変わります。そして帽子によって頭は「小顔」に見え、全身がバランス良く見えるようになるのです。

▼帽子でモデル体型になれる!?

そもそも洋服は、「モデル体型」の方が似合う傾向にあります。「小顔」なモデル体型は、「八頭身」と呼ばれるように“頭”の大きさから算段されています。
端的に言うと「頭が小さい方が、お洋服が似合って見える」ため、体型の違う日本人は「小顔」に見せることで、お洒落に見えやすくなるのです。

例えば、帽子のイメージが強いJUJUさんは、帽子でスタイルをよく見せる好例です。
ハイヒールでスラっとした脚をベースに、上は「ツバが大きめのハット+ロングヘア」。更に「小さめの帽子や髪飾り」の場合は、ウェーブを強めて髪にボリューム感を出してバランスを取ったりすることで、帽子を使って全身のスタイルのバランスをキレイに見せているので、いつ見ても“ステージ映え”するスタイリング巧者なのです。

帽子はただのキャラ設定ではない↑

◾️後編もやります

後編では、帽子とヘアスタイルの合わせ方についてお話します。

ではまた。

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