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ウクライナ戦争の妥協案を考えてみました。


世界全体で解決できないか。妥協案を考える

『できるだけ現在の世界の状況を心に描き出してみる。』

『プーチンとは』
 現代のヒットラーである。狂人ではなくロシアを世界の大強国にしたいと願うスパイ出身の独裁者である。彼のこれまでの経歴は全てにおいて万民の想像を超えた演出を成功させ、ロシアでの独裁者の地位を確立してきた。その手法はスパイ的であった。スパイ的とは表も裏も駆使して相手の弱的を見つけ、その弱点からロシアを大国にする手法を見つけ、すべてのストーリー(演出)を自分で描いて実行する。そのストーリー中の出来事はどんなことであっても(殺人など)それを達成することを第一と考えている。ウクライナ侵略は長い間準備し実行したことであった。

『ウクライナ戦争とは』
 私の中で合理的と思えるストーリーは以下の通りである。

ウクライナ戦争はプーチンが考えたストーリーで始まった侵略戦争だった。それはきっかけ作りからプーチンが演出していたと考えることが合理的である。嘘をつくことにいささかの躊躇もない。

プーチンは無名の時にエリツィン大統領の弱点(汚職)を突き止め、それを守ってあげることでエリツィンの後継までもぼりつめた。国民投票を受ける必要があったため、ロシア国内でテロを自分のスパイ機関にさせ、チェチェンの仕業にして戦争を仕掛け英雄になって支持を得た。シリアではシリアの自国民を自国の軍隊で殺戮していたアサド大統領をロシアが支援して内戦の泥沼化を図ってアサド大統領の弱点を掴んだ。トランプ大統領選でトランプのサポートを行い当選させトランプの最大の弱点を掴むことに成功した。クリミア半島の併合もあっさり実現した。このような成功体験からウクライナ戦争を思いついたのであった。

ゴルバチョフ大統領はソ連で初めて人類史に残る偉大な大統領となった。ソ連は連邦を名乗ってはいたが実質ロシアを宗主国とした植民地的な支配が行われていたのではないかと考えられる。東欧の人々は自由を抑圧されていたがゴルバチョフがその独立を許した。プーチンは大強国であったソ連帝国を少しでも復活させたいと夢見た。そのためにはどんな残忍なことをしてもかまわないと考えていた。ロシアの人々はソ連の時の特権的地位に対する未練があったため、それが刺激されプーチンの支持者となっていった。

プーチンは知っていた。小さな「うそ」ではばれてしまうことを。だから誰もが想像できない「大きなうそ」(大風呂敷)をつかなければいけないことを。それを実行してこれまではプーチンの思い(演出)通りにことは進んできた。ウクライナ戦争では「親ロシア派の人々がウクライナのネオナチ支配者に抹殺されようとしているので助けなければいけないという筋書きにした」「NATOがロシアを滅ぼすために支配地域を広げロシアに迫ってきていてロシアは脅威にさらされている」というストーリーにすることにした。

『プーチンの誤算・誤解』
戦争のライブ中継の時代が突然来た。皆スマートフォンで戦争のライブ中継が行われ、世界のマスコミは命を懸けて実況中継を行った。そのため戦争でなにが行われているのかということをロシアや中国などの情報統制の国以外の世界中の人々が知ることになった。またその真実がロシア国民にどのような嘘で伝えられているかもバレてしまった。

EUやNATOの加盟国が広がっているのはヨーロッパの自由さや文化などに魅力を感じた国々が自分たち自ら入ったのであり、誘ったわけではない。これはプーチンの大きな誤解かあえてそうしているかである。

『2022.3.23時点でこんなことを考えた』
これ以上残忍な戦争を世界中の人々がただ見物しておくことはできない。今、具体的に戦争を止めさせることを世界中で考えなければならない。このままプーチンを追い詰めると第三次世界大戦の可能性が高まってしまうことと無力な傍観者となっている世界中の人は殺害される人々をライブでみることにはもう耐えられない。

『妥協案』
戦争の解決をロシアとウクライナだけに任せずに全世界が解決に乗り出す必要がある。まずアメリカが「これ以上の残虐な戦闘はレッドラインを超えたこととみなす」と宣言する。もちろん第三次世界大戦への覚悟を持っての宣言だ。中国を仲介者として世界的枠組みで戦争を終わらせる交渉を行う。ロシアへの妥協案を考えてみた。「即時停戦、ロシア兵を帰国させる。」「クリミア併合を世界的に承認する。」「ウクライナのNATO加盟はロシアが加盟を承認した場合に限る。」「ウクライナの安全保障はアメリカ・イギリスが行う」「すべての西側のロシア制裁を全面解除する」「ロシアが行っている対抗処置も解除する。」「ロシア側にいるウクライナ避難民をウクライナに戻す」「双方の捕虜兵を全て戻す。」「双方の戦争賠償請求を完全放棄する。」
この案を全ての関係諸国が締結する。

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