はじめての鬱フェス

日曜にアーバンギャルド主催の鬱フェスに行ってきました。


前々日に適応障害認定を受け、台風も来るかもしれない中だったので普通は行かないでおく方が良いのかもしれませんが、どうしても頭脳警察のライブが見てみたかったので行きました。もちろん他の人も見たかったんですが…


ライブ前に、お気に入りのショップで、買いたかった友人の結婚式用のドレスを悩んで購入。久しぶりの買い物で嬉しくなって、ご機嫌で会場に向かいました。


鬱フェスはその名の通りがテーマの曲ばかりでした。

ちょうど目当てだったオーケンギャルド開始直前から入って、見事に内蔵が荒波に揉まれる様な緊張感を抱きました。

曲順はもはや覚えてませんが「労働讃歌」は特に気が遠くなりました。

MCに入ると松永天馬さんが


「病人のみなさーん!盛り下がってますかー!」


と言ったのはめっちゃ笑いました。そのまますぎて本意ではないのが伝わってきて和みました。こんな大規模な冗談聞いた事ない。大槻さんはなんと言うだろうかと思っていましたが「大槻さんはMCがいつも長いんですよ!今巻いてるんですよ!」と催促されて思う様に喋れなかった様子。そのやりとりがほのぼのしてて逆に面白かった…ドンマイです。


休憩を挟んで頭脳警察。若い頃の写真から、急に現在の写真しか見た事が無かったので「どっちがPANTAさんなんだろう」と思って見ていましたが、喋り始めた時の口元ですぐわかりました。写真やエッセイの印象以上に爽やかで、上手く言い表せませんがPANTAさんだけしゃべり言葉が「明朝体」みたいでした。

後でセットリストを確認してもどの曲だったのかわからなくて注文した(買いました)CDが届くのを待っているんですが、どの曲も力強くて、モヤモヤした感情を奮い立たせられる様な歌詞でした。

ちょっとまだ脱力中ですが…


感動と爽やかさに包まれた余韻に浸りたくて、階段の隅っこでアイドルたちの出番を見ていたのですが、眉村ちあきさんが一番面白かったです。


まずファンの方が着てられるグッズが「変なおじさん」が着ている様な眉村さんの顔がちりばめられた総柄のハーフパンツとTシャツで、ステージ前が変なおじさんで溢れてました。

アドリブかのようなMCと曲にも関わらず、合いの手がすごく揃っていて団体芸を見ている様でした。片思いの曲とかすごく良いのもあったんですが割と吹き飛びました。

私が見ていた所が階段の隅っこだったので、最後に眉村さんが客席に飛び込んで「うしろのほうまでつれてってぇ〜!」と仰向けで歌っているのは見えたのですが、波打つお客さんの頭上を移動する速度がすごく早くて「まるでベルトコンベアのようだな〜お客さん優秀」と思って見ていたら、彼女がこちら側へ運ばれてきて「あんなにうまく渡せるかしら」とちょっと焦りました。

近づいてきて初めて気づいたのですが、眉村さんは人から人へ渡されていた訳ではなく8人くらいのスタッフが担いで小走りで運んでいました。斬新…かつ安全…


アーバンギャルドの番になって19時を過ぎた頃、台風の「夜10時までで全路線停止します」というアナウンスが入りました。新幹線で来られた人たちが携帯で帰宅出来るかギリギリまで確認してて、チラホラ帰る人がいてちょっと可哀想でした。夜行バスでよかった。


コミック雑誌なんかいらないも聞けてうれしかった、「新しいクラスのリーダーズ」かな?すごくダンスのかわいいアイドルが居て、それを序盤に見逃したのはちょっと惜しかった気がします。


鬱フェスはコンセプトがかなりしっかりしたイベントでした。次回行きたいかはちょっとよくわかりませんが…アーバンギャルドの真面目さが伺えました。あとなんとなく浜崎さんが松永さんに肩をワシッと掴まれた時、ピリッとした空気がもれていた様に見えて、大丈夫かな?と思いました。遠目から見ただけなので勘違いかもしれませんが…


20時30分頃記念撮影まで見届けて、混雑を避けるためダッシュで帰宅しました。

予は大満足です。

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