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第368回「記憶する時に重要なこと」

どうすれば、学習した内容を正確に覚えていられるのか。

受験生の悩みは深いです。

この点について、正面からあまり答えたことがないので、
少し書いてみます。


まず、必ず認識すべきことは

「意味のないものを記憶することは難しい」

ということです。

例えば、1712529436といったような
何の意味もない数字が並んでいる場合、
これをさらっと覚えることは難しいですが、

1234567891という並びの場合、
連続性のある数字だなという認識が出来るため、
すぐに記憶することが出来ます。

これは、一般的に、
人は無意味なものを記憶することが得意ではない
ということによります。


それでは、次のようなものはどうでしょう。

1332489872

一見すると何の意味もない数字ですが、
ある法則を発見することにより、
かなり覚えやすくなります。

1×3=3、2×4=8、9×8=72

この数字は、上記のように、
数式3つとその解答から
成り立っています。

このような法則を発見できるか否か
が記憶のポイントです。


普段の学習に置き換えれば

「覚えるべき事項にある法則を適用する」

ということが重要であることが分かります。


制度趣旨を軸にして考える。
定義にあてはめてみる。
要件にあてはめてみる。


テキストや過去問を読むときには、
ぜひこの法則を適用するクセをつけることです。

具体的な事象をいくら追いかけても、
無意味なものの記憶になってしまいますから、
なるべく抽象的な法則から導くようにすること。

これが、記憶をする時に何よりも重要です。


それでは、法則がないものは
どうするのでしょうか。

これは、明快で

「法則がないなら、無理やり作ればいい」

ということになります。

いわゆる、ゴロ合わせ替え歌
具体的なエピソードの中で法則化してみる。

いったようなこと。


あくまでも、法則通りに考えてみても
ダメなもの限定になりますが、
こういう力技の暗記はどうしても必要です。

それでも、意味内容がないよりは、
何かの法則で出せるように仕向けることが大事です。


「記憶のトリガーを作ること」


試験対策として重要なことは、
知識を思い出すトリガー(きっかけ)を作ることです。

それが法則なのか、ゴロ合わせなのか。
はたまた、エピソードなのか。

色々あると思いますが、
ここをしっかりと確定させていくこと
を忘れないようにしてください。


最後は、やはりこれです。

「とにかく何回も繰り返す」

当たり前のことですが、
同じことを何回も繰り返していれば、
どんなに意味のないことでも嫌でも覚えてしまいます。

(通勤電車で使用している電車の時刻って覚えてしまいませんか?
何の意味もないはずなのに、なぜか覚えてしまう。
それは、何回も繰り返し行っていることだからです。)

ちょっと乱れてしまいましたが、
思っているところを書いてみました。

では。

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