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自分がごきげんでいること。それだって、立派な社会貢献なのだ。

誰かにイライラをぶつけられたら?

私は、完全にスルーできるほど人間ができていません。
言い返すことはしないまでも、「いやな気分」になりますし、しばらくの間もやもやが残ります。

ある出来事に対し、どれをどう受け取るのか、それに対し、どんな反応をするのかは、自分で選ぶことができます。そうはいっても、他者のネガティブな感情の影響を全く受けないことは難しいでしょう。私たちは「社会的な動物」だからです。

そして、そのあと。
自分の「いやな気分」を軽くするために、誰かに話したり、SNSに書きこんだりするかもしれません。
それを、聞いたり、見たりした人が、また「いやな気分」になる、かもしれませんね。
こうして、感情は連鎖します。

つまり、一人の不機嫌は、まわりに影響を与え、全体を不幸にする可能性があるということです。

ということは、その逆もあるということです。

「素敵な笑顔」であいさつをされるとその影響を受け、「いい気分」になります。

だから、自分が「ごきげん」でいることは、それだけで全体にとって貢献的なことなのです。

拙著『人生を変える幸せの腰痛学校』の中で、主人公「神崎さん」が、自分の父親に笑顔で「ありがとう」というシーンがあります。

神崎さんは、佐野先生から「みなさんには人を幸せにする力がある」と言われ、「本当に? 私にそんな力はあるの?」と疑問に思いました。
「人を幸せにする」ってそんなに大げさなことではなく、こんな風に「笑顔でありがとう」と言うことでいいんだよ、ということを伝えたくてこのシーンを書きました。

貢献ってなにも立派なことじゃなくて、いいんです。
わたしが「ごきげん」でいること。
いつもじゃなくていいい。なるべくでいいんです。
それだけでも立派な社会貢献。

健全な社会とは、「ごきげん」な人の多い社会だと思います。
そういう意味でも、うつや自殺の多い日本は、健全な社会とは言えませんね。

自分の「きげん」は自分でとる。
私たち、一人一人が、そう心がけることが、健全な社会への第一歩なのだと思います。

伊藤かよこの著書『人生を変える幸せの腰痛学校
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