「銭湯と横浜」写真はラルティーグだ。

もうひとつのCP+

ちょうど横浜カメラ祭り(CP+)の時期にやってる展示。

企画展「銭湯と横浜」

もちろん銭湯も好きだけど、なによりこのメインビジュアル。
使われている写真にハートを射貫かれました。

よくこの写真をメインに使うと決断したなあ!
キュレーターさんの英断。
実にすばらしい写真。

撮影者と対象者は、きっと顔見知りの関係。
撮った時は、おそらくプライベートな記念写真だったでしょう。
時が経つにつれ、時代を映す記録になる。
洋服のデザインも背景の広告もすべて貴重な資料。
撮った時はそんなこと考えてもいなかったでしょう。

ラルティーグの写真、アラーキーの写真
少し勉強した人なら共通点に気付くでしょう。
僕はこの写真を最初に見て
まさしくこれはラルティーグだ!と感じました。
見つめるまなざしが写ってる。


CP+で最新カメラを見に行く人
御苗場で写真を見たり並べたりする人
その人たちの何割が
「うわあ、良い写真だなあー!」
仰天したり腰を抜かして感心したでしょうね。


写真を撮る人は、
なぜその写真を撮るか
誰のために写真を撮るか
撮る時点ではあまり意識しません。

だけど写真は一人歩きを始めます。
どう見てほしいとか関係なく
誰がなんのために撮ったかも関係なく。
 
 

企画展「銭湯と横浜」は2か所でやっています。

横浜市歴史博物館 
「ちょっと昔のお風呂屋さんへようこそ!」
開催中〜3月21日まで 入場無料
最寄駅:センター北駅

横浜開港資料館
「”ゆ”をめぐる人びと」
開催中〜43月22日まで 大人200円
最寄駅:日本大通り駅

 
もちろん両方行ってきました!

前者はとても身近で懐かしい感じ。
見慣れたものたちがガラスケースに収まっているのを見て
少し複雑な気分になったけど。
しかたないよね、お子さんなんてきっとそんな感じよね。

後者は学術的に史料から読み解く感じ。
開港資料館のオシャレな建物を上がると
昔から今までの銭湯文化の変遷が資料を通して見えてくる。

どちらかといえば前者のほうが楽しかったな。
前者はほとんど撮影可(後者は入口の幕のみ撮影可)
センター北駅という現代的人工的な街を通って
歴史博物館の銭湯展に行くという道のりも
いろんなことを考えさせられました。
 
 
それにしても。
記念写真であっても記録として成立するのがすごい。
撮影者の興味と好奇心が撮る動機として存在して
熱意によって見事な資料として価値ある写真になっていました。
 
 

僕が今回、象の鼻テラスで参加展示した作品も
その前に高知県で撮影し展示した作品も
この一つ前のエントリ記事も
とても似た近い思いがあります。
 
なんでもない普通の日常。
ふだんを写真で撮っておくことの大切さ。
写真をやる人は心に留めておいてほしいなと思います。

もちろん写真の楽しみ方は自由ですから
コンテスト写真や、のど自慢写真
どこかで見た写真の完コピをめざす人も
多重合成に彩度がんがん上げ写真の人も
好き好きですからいいと思います。

でもね
普通に見た感じのままの写真って
意外に残ってないし
普通に見た感じのままの写真って
意外に撮るのが難しいんですよ。



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ありがとうございます🍶
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