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某ネットオークションでコピー品発見

今回の記事は時計作りや時計内部に関することにはあまり触れません。
まずは3枚写真を見ていただきたいです。

この3枚。全て同一の時計になるのですが。本物と称して売られていました。
正直なところ外装に関しての出来は本家と大差ないです。うまく作られていると思います。

しかし中身がひどい。
まず丸穴車と角穴車。仕上げの工程の一切を省いています。いくら本物でベースが6497だろうとこんなことしません。
それとテンプの耐震装置。エタショックの模造品のようなものが使われています。
そもそもパネライはエタショックは使いません。インカブロックです。
それと最後に表面の装飾。これが一番酷い。
ベースの機械の形に合わせて作った薄いプレートを上から貼りつけてるだけです。
分かりやすいのがガンギ車(3つ並んでる石の一番上)。
それと香箱受けのネジ外周。
よく見ると段差があります。これは紛れもなく偽物。
偽物を偽物と分かって販売するのは犯罪です。
そしてもし本物と信じて販売しててもこれを見抜けないようであれば買うべきではない。という印象。

ネットでの買い物は注意して見たいものですね。

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