見出し画像

オメガ cal.1012(組立編)

今回は組立編てございますー。
もちろん組み立てる順番は分解順を逆にしただけ。
①巻真等針合わせ部分
   ↓
②輪列・脱進機(ガンギ車のみ)部分
   ↓
③香箱・巻き上げ部分
   ↓
④脱進機(残りのアンクル)部分
   ↓
⑤テンプ・耐震装置部分
   ↓
カレンダー等裏周り部分
   ↓
自動巻き部分(ローターは本当にラスト)

ここまで来たら輪列に注油して歩度調整
油が馴染もうが馴染まなかろうが歩度に影響はないので(振り角には多少影響あり)この時点で大丈夫です。
 ザラ回し(歯車の動きを確認する工程)で油を確認してもいいですがここは好きなように。

歩度調整が終わりました。(写真取り忘れました…)
6姿勢で平均歩度10秒・振り角250度は中々良さげ。

 そしたらカレンダー等の裏周りを終わらせます。
ここで問題発生。針回しで小鉄車とツヅミが外れる!
組んだカレンダーを外して色々考えましたー。
原因として考えられるのは
 [1]分針のつく摩擦車の摩擦抵抗が大きすぎる
 [2]小鉄車とツヅミ車の噛み合いが浅い
[1]なら摩擦車を一旦分解してから摩擦を減らす作業をして
[2]なら原因の部品を確認して処置できたら処置、無理なら交換

見えますかね…写真のパーツ(オシドリ)上部分の光の反射の仕方が違いました。
経年の摩耗でツヅミ車を小鉄車にしっかり噛ませるほどの厚みを失ってました。
交換部品を持ってないので叩いて伸ばします。
再度組み込んでー、確認!よし、動いた。

オシドリが真ん中のS字のパーツをしっかり左に押すことで小鉄車とツヅミ車が確実に噛み合うようになります。

また再度ばーっと組み立てていって針をつけてローターを忘れずつけて完成!!

相当早足な組み立てでした。

次紹介できる時計はセイコーかなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?