のはな あい

田舎産まれ、現在東京暮らし。考えること、何かを作ることが好きです。これまで作ってきたも…

のはな あい

田舎産まれ、現在東京暮らし。考えること、何かを作ることが好きです。これまで作ってきたもの、あためてきたものをアウトプットしていきたいと思います。

マガジン

  • 詩集 「まるい地面のプレイグラウンド」

    日々の歩みの中で、大切にしたいと感じた気持ちや思いを詩集として書き綴っていきたいと思います。

  • 母目線

    母親になってから感じたこと。メモ的に。

  • 仕事観「なりわい」

    仕事ってなに? 働く中で感じたことや気付き、教わった言葉などを集めていきたいと思います。

  • PICTURE & DRAWING & MORE

    風景を撮ったり、絵を描いたり、なんか作ったりするのも好きなので、そんなものを載せていきます!

最近の記事

山にあるもの

ほんとうはね わかってたの わたしがいま どれだけしあわせなのか ただ どうしても 街の中に溶け込んで行くうちに 日常というルーティーンにはめ込まれていくうちに どんどん見える範囲が小さくなって 目を開けていてももう真っ暗なほどに何も見えなくなっていくの そういう仕組みなの だから 山にのぼるの あしもとだけをみて いっぽいっぽ 現実の底から這い出るように いっぽいっぽのぼっていく めのまえにひろがる ちいさなちいさないえのつぶのかたまりを そ

    • 天は二物を罰す

      ひとつ誰かがうらやむものを手にした人は もう何も欲しがってはいけません この国のルールです もしも二物を得ていると悟られようものなら あっという間に火あぶりの刑です 三物、四物得るなど もっての外 嫉妬の炎に焼き尽くされます もしもたくさん得たいなら 圧倒的に得るのです 他の人よりも 十も二十も得るならば 天はあなたを咎めずに 他の誰かを責めるでしょう 脇目も振らずに駆け抜けて 雲を突き抜け天越えて 前人未到の景色を見たのなら 無罪放免 釈放です

      • 「ママノリア」

        ありのままが一番という しかし私は化粧をする ありのままが一番という しかし私は笑顔を作る 他所行きの服を着て いつもの自分に蓋をして はみ出さないように注意する ありのままに 一歩玄関を出る瞬間に 本当のわたしを脱ぎ捨てる 求められているのは こっちの私 いつからだろう ありのままが一番いい そんなふうには思えない

        • 「大回転」

          頭の回転が遅いな と言われるのは 遅いんじゃないんだ スピードは同じなんだけど 大きく回っているだけなんだ だれかの物差しで 測ることはない 測かりしれない わたしだから

        山にあるもの

        マガジン

        • 詩集 「まるい地面のプレイグラウンド」
          30本
        • 母目線
          2本
        • 仕事観「なりわい」
          11本
        • PICTURE & DRAWING & MORE
          26本

        記事

          『手土産を抱えて』

          波のように何度となく訪れる試練 どんどん大きくなってやってくるそれに 打ちひしがれ ひとしきり泣いたあと どこからともなく声がきこえる  転んでもただで起きるな すーっと熱が引いていく 乾いた喉が唸る ゆっくりと視界が明るくなる ここにきた者だけに与えられた特別なご褒美 見渡すと気付くはずだ このどん底は 宝の山だと 抱えられるだけ抱えて這い上がれ もうこれまでの自分じゃない

          『手土産を抱えて』

          親のテキスト

          情報で溢れかえるこの時代、 ありとあらゆるHOWTO本がある世の中なのに、 どうして親のテキストはないんだろう?と思ってきた。 いちいち育て方が分からないし、正解も分からない。 だけど、ようやく最近わかってきたこと。 こればっかりは正解がないのだ、ということ。 子供もひとりひとり違うし、 時代や国にもよるし、 環境もそれぞれ違う。 それに、子供は未来。 未来は誰にも分からない。 子育てって、こんなにも手探りだったんだね。

          親のテキスト

          「成長曲線」

          赤ちゃんは 本当にあっという間に子供になるし 子供は あっという間に大人になる 親というものになってみて 子供の成長の速さには感嘆する 昨日まで出来なかったことが 当たり前のように今日出来るようになっていく そんな奇跡も日々起こり続けると当たり前のような錯覚に陥り またその成長速度に追いつくために走り続ける道より他はない ただ ある時ふと我に返ると思うことがある そんなに目覚ましい勢いで伸びゆく君の成長は いつまでも続くものだろうかと そして自分の胸に問いかける

          「成長曲線」

          ある日 生まれ

          ある日 生まれ まずは 殻の中で温められ 大切に育まれ 早々に 大きな溜め池に集められ 大人になるまで 濁ったぬるい池を転々とする 成人した途端 一斉に溜め池を出て海へ放たれ そこで初めて 海の泳ぎ方を模索する 淀み 腐った沼からようやっと抜け出し 生き生きと泳ぐものあり 突然 荒波に放り出され 泳ぐことすら出来ずに溺れるものあり なんとか大海に泳ぎ出るも 敢えなく食物連鎖の波にのまれるものあり 海のあまりの冷たさに 凍死するものあり 夢半ば 浜へ打ち上

          ある日 生まれ

          「喰う」

          作物を育てれば 土を汚し 料理を作れば 空気を汚し 皿を洗えば 水を汚し 弁当を買えば ゴミを増やす 残したものは 廃棄をして 命は 食物連鎖に加わることなく葬られるのみ そうまでしてでも 喰らう我ら ーーーーー #写真 #詩 #ポエム #人間 #食 #食べる #命 #意味

          メンタルヘルス

          心が疲れたときは 泣けばいい 行き場のない気持ちを 涙と一緒に流して 軽くなれ 自力で泣けなければ 何かの力を借りればいい 映画でも 本でも 音楽でも 力を借りて泣けばいい つべこべ考えるな とにかく泣け 泣いて 泣いて ひとしきり泣いて いつの間にか涙が止まったら わかるから 心がスーッと晴れるのが 重い荷物は 涙と一緒に 流れて 乾いて 空まで飛ばせ ーーーーー #詩 #ポエム #写真 #心 #デトックス #考えるな #ただ泣け #涙 #失恋 #挫

          メンタルヘルス

          2人目のツワリは、1人目の3倍つらい。。。 あの時は、自分とお腹の赤ちゃんのことだけ考えていれば良かった。 気持ち悪ければ、ただ寝てれば良かった。 2人目はそうはいかない。 子供の食事やお風呂はスルーできない。

          2人目のツワリは、1人目の3倍つらい。。。 あの時は、自分とお腹の赤ちゃんのことだけ考えていれば良かった。 気持ち悪ければ、ただ寝てれば良かった。 2人目はそうはいかない。 子供の食事やお風呂はスルーできない。

          静かな叫び

          脳と口が直結しているひとがいる わたしも昔はそうだった 思ったことが 口から出た ある日 ある拍子に それは切り離せることを知る 極端なわたしは その回路を完全に切り離してしまった 少しだけ残しておけば よかったのに 考えたことの中から どれを口にするのか 選べば よかったのに もう誰にもわたしの声は聞こえない ーーーーー #詩 #ポエム #写真 #心の声 #理性 #大人 #気持ち

          静かな叫び

          「舵を」

          この広い海には 舟がごまんと浮いている 小さいのや 大きいの 新しいのや 古ぼけたの 重いのや 軽いの 一艘だけで進むのと 群れをなして進むの 色んな舟が無数に浮かんでいる 途中で他のと合流するの 途中で別れるのもある 海が荒れている日 最高の日 それぞれに経験をしている 前進する日ばかりではない 止まったり 後退したり 同じところを旋回する日もある ただ どの舟も同じことがある それは舟出したときは どの舟も何にも知らなかったということ 舟の漕ぎ方

          成長

          成長したいと思うようになったのは 怠けることを覚えたあとからだった ーーーーー #散文 #つぶやき #写真 #自由研究 #成長 #生まれた瞬間から自然にやってきた #ある時知ってしまった #成長することを放棄した大人の存在を

          「さなぎ」

          相手の様子を伺って その場に合う自分を用意する まるで洋服を選ぶみたいに 周りの様子を伺って その場に合う自分を取り繕う まるでメイクをするみたいに 時にフォーマルに 時にフランクに 時に明るく 時にトゲトゲしく いくつかの自分を使い分ける いつしか装うことばかり上手くなって それぞれの自分が一人歩きしていく 最初は些細な違いだったのに 今ではもうハッキリと違う 今さら白状なんかできやしない 相手の様子を伺ってるから 誰も頼んじゃいないのに ーーーーー

          「さなぎ」

          日々

          今は 過去を積み上げたもの 未来は 今 選ぶもの