スクリーンショット_2019-11-24_16

「おめでとう」以上の言葉があれば、

週末は友人の結婚式だった。

そのことを他の友人に話す際に、「親友の結婚式」と口にしたことに少し恥ずかしくなった。特別な日だったことが伝わっていたらいいな。

中学からの付き合いで今でも仲良しだが、年齢を重ねるにつれて「親友」って言葉は照れるし、私たち親友だよね?なんて確認したことがないからわからない。

(昔はプリクラで「親友」って相手が書いているのを見て、「あ、私たち親友なんだ」って嬉しくなったりもしたけど、どんどんと確かめる決定的なものもなくなってくるよね。)

でも、ちょっと特別な友達であることには間違いない。

私とは正反対にいつも明るくて誰からも好かれるし、人に対して攻撃心がないから彼女の隣はとても心地いい。

「天然」とも言えるお気楽な性格には、中学の頃、私は何度も腹が立ったが、今となってはそんな彼女の雰囲気に癒されて元気が出る。

何より、お気楽な人生なんてないのだから失礼な見方だった。

そんな彼女は昨年大好きな彼と結婚。
ハワイで挙式をあげて、週末WeddingPartyをした。

驚いたのは(当たり前のことだが...)私の知らない、彼女の友人がたくさんいたことだ。

中学からの付き合いとなると10年以上だ。
学生時代は毎日顔を合わせて過ごし、卒業してからもよく会っては近状を報告をした。

多少のことなら何を考えているか解るくらいには、彼女の表情もたくさん見てきたつもりだった。

それなのに(なんだかヤキモチを焼いた彼氏のような台詞だけど)私の知らない彼女がたくさんいたことを目の当たりにした。

もちろんヤキモチではなく、そんな彼女を見れたことがとても嬉しかった!

この感情を、party中に彼女に伝えることができなかった。

「おめでとう!」ではない言葉で、数分しか話せないあのタイミングで、この気持ちが伝わるたった一言の言葉があったなら教えてほしい。

画像1

これまで関係性が続き、
そしてまた更新できることが嬉しい。

10年以上前に出会い、今でも彼女の現在を間近で見て、気持ちをシェアして、会話ができる関係性が嬉しいと思えた日だった。

友人関係において、思い出話しで盛り上がるのにも限界がある。

あんなに仲が良かった友人と喧嘩をしたわけでもないのに少しずつ疎遠になってしまうのは、進行形で同じものを見たり聞いたりして、その瞬間の感情を共感するような体験をしていないからだと思う。(これは私の一個人の意見だけど)

恋人だったら、環境の変化から生まれた価値観のズレが原因で別れる。という選択肢もあるが、友人にはそんなはっきりした選択肢はない気がする。

だから、ぬるっと疎遠になっていく。
その感覚が苦手だ。

海賊王を夢見る彼らのように、自分の環境を伝えて「2年後に会おうぜ」なんて言えたらいいのにって思うこともある。

きっと、彼女とは思い出話だけではなく、変化した環境を伝えて、そこで感じた気持ちをシェアしてきた。強くそうしようと意識してきたわけじゃないけれど、自然とそう過ごしてきたのだろう。

だからやっぱり、親友とは恥ずかしくて言いづらいけど、ちょっと特別な友達。

そして、これからもそうやって関係性が続いていく気がする。

彼女に手紙を書いていたのだけど、言葉が足りないと思ってPartyで渡すのをやめた。

代わりに、この投稿を書き終えたら1番最初に送ろうと思う。