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長谷川恒男さんのこと

わたしの五日市めぐり_アートボード 1

五日市と言えば、ハセツネが大事な催しのひとつにあげられます。ハセツネCUPの名前のもとは、登山家・教育者であった長谷川恒男(1947-1991)さんです。手元に1983年にTOKYO FMで、長谷川さんが出演した番組をラジカセで録音したテープがあります。その番組の中で、山のことについてと、もうひとつ登山を通じての野外教育のことを話しています。

長谷川さんは、著述家でもあって、その多くは絶版となってしまったが、その中で、山のこと、野外教育のことを書いています。もし、彼が生きていたら、登山家としてだけでなく、教育者として大成していたと思われます。思うに残念です。長谷川さんの顕彰碑は、五日市にはないのですが、御岳山の長尾平にあると聞き及んでいます。いつか、その顕彰碑を見てみたいです。今年2022年、彼が亡くなって、没後31年です。

長谷川恒男:世界初のアルプス三大北壁の冬季単独登攀に成功。遠征の合間には、岩登り教室などを通じ子供達に自然の魅力を伝えた。1991年、43歳の時にウルタルⅡ峰で雪崩に巻き込まれ遭難死。東京都山岳連盟が1993年から長谷川恒男カップを開催。奥多摩山域71.5kmを24時間以内に走りきるレース「ハセツネCUP」と、春には入門大会として「ハセツネ30K」がある。尚、3月に予定されていた「ハセツネ30K」はコロナ禍のため中止となった。

村井 正己:1965年東京・町田生まれの町田育ち。16歳で五日市と出会い、街の魅力に触れ、第2のふるさと・心のふるさとと自認する。映画・美術・本をこよなく愛する。好きな映画『五日市物語』。五日市ほしぞらシネマの企画チームのメンバーとして活動。

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