鎧を鍛え、現実で戦う。陰陽マークは悪魔のテクニック

この前電車で大学生らしき仲良し女の子2人組に遭遇しました。一人が楽しげに言いました。

「もう生きてて超楽しいんだけど」

アパレルでバイトをするのだとか。いいですね。こういうのが本来の人間です。虚勢ではなく本当に楽しそうでした(顔色よく造形は美しく健康的。見れば一発でわかる)。友達どうしで公共の場にもかかわらず騒ぎまくる高校生男子、ああいうのもいいですね。マスクのせいか教育のせいかとんと見かけなくなりましたが。われわれ日本人はこういう幸せな人間を見ると眉をひそめます。無言の呪術でつぶしにかかります。いまに世の厳しさを知るだろうさ。せいぜい泣きわめいて後悔するがいい。ほんと陰湿ですね。子供のころを思い出してみてください。自分のことしか考えていなかったはずです。それだとまずいということでよってたかって矯正するわけですね。善意と悪意によって。わたしの母親なんかは「精神病ではないか」と小学校の校長に相談したほどです。子供はしっかり見ていますよ。ひとりでも愛してくれる人がいればいいのですが残念ながら日本には宗教=道徳がありませんので愛もありません。なぜ「わたしらしく」というメッセージがもてはやされるのでしょうか。みんな自分らしくないからです。ニーズを満たすのが商品というものです。

他人と比較したくなるのは社会がそうしろと要請しているからです。能動的に、計画的に、あなたが常に他人とおのれを比較し結果としてへこむよう仕向けています。歴史とはすべて人為的なものであり少子化も核家族化も孤独死も時代の流れなどではありません。どうしてモデルのような体型ではないのだろう。バカにするクラスメイトを呪い産んだ親を呪います。Photoshopって知っていますか? SNSではセレブな生活を垣間見ます。連中が一日二十四時間あんな生活をしていると思いますか? あっちはフォロワーが十万人、自分は二百人。自分の能力が劣っているからだ。あなたは常にだれかを見ておのれと比べています。もろもろの理由で大脳新皮質が腐ったバカだからです。バカになる理由は前回書いたとおり。とにかく支配者はバカな消費者になってほしいのです。賢い消費者など扱いにくくて仕方がない。コストも増えます。ものすごく単純な理屈なのにどうして陰謀論、陰謀論者、になるのでしょうね。

あなたは敵をしっかり認識しなければなりません。文字どおりの敵、エネミーです。社会悪と戦うのはまた別のスキルが必要になりますのでまずは同じ人型をした敵から。同じ日本語を話すので同じだと思ってしまいがちですが、あなたにとっていいやつは味方で悪いやつは敵です。当たり前? どうしてあいつは自分をいじめるのか。悪いやつだからです。あなたは戦い、身を守らなければなりません。戦うということはリスクを負って枠からはみ出すということ。そうすると敵の攻撃は激しさを増します。負けるかもしれません。傷つくかもしれません。でもそれが本来の世の中なのです。だれかが助けてくれるという考えなので簡単に詐欺に引っかかるのです。みんなと仲良くするのが優しさだと勘違いしているので周囲には無言でスマホをいじり合う「友達」しかいなくなるのです。戦えば逆に、味方がこんなに大勢いたんだと気づくでしょう。戦わなければ味方を味方と認識できません。中学のころ非常に善良なクラスメイトがいましたがいまこの年になっていいやつだったなと思い出すだけです。あなたを攻撃してくる者は敵です。マンガアニメ映画と同じ。目の前の敵を排除しなければならないのに怖いから現実逃避をするのですね。重要なのはあなたが悪いわけではないこと、もっと重要なのは敵は決して改心しないということです。それは優しさではありません。敵がいるのにブチのめさなかったら生きづらいと感じるのは当然のことです。逃避してYouTubeなどに優しい共感コメントをいくら書いたところでクソの役にも立ちません。現実においては。

では具体的にどう戦うのか。まずは戦わずとも「世の中には自分の敵がいる」と認識することです。繰り返しますが文字どおりの意味でのエネミーですよ。倒さねばならぬ敵です。学校は小中高大学ぜんぶゴミです。よほどのことがなければ高校は卒業できますので、学業などはてきとうにやってください。本を読みましょう(具体的には前回書いたとおり)。なれ合いではない真の友達がそばにいたら幸運です。本など捨てて遊び、語り、笑い、泣きましょう。無為に過ごしてきたからこその「高卒」なのです。そうして自らの鎧を鍛えるのです。親友がいたらどれだけ心強いか。いなくても本があります。鎧を鍛えれば社会に出てもうろたえることはありません。なにも考えず武装せず「ぬののふく」すら身につけていないから高卒でホテルの掃除係になって安い給料で日々不潔なシーツを洗うはめになるのです。

何度も言いますが学校はゴミです。文部科学相以下あなたをバカにする使命を負っています。でも親は大学に行っていいところに就職して、などと考えていますね。バカな親が納得するはずはないので議論しても無駄です。就職についていちおう説明しますと、会社には株式を上場している企業としていない企業があります。大企業と中小企業、という感じですね。なぜかみなさん大学などに入ったりして大企業への就職を目指します。そのじつ大企業に入ればまさに社会の歯車、しかも株主資本主義は欧米由来のシステムなので会社も欧米風です。現代の奴隷の完成です。それが大学の役割(大学四年間でいくらかかったか聞いてみよう!)。中小企業は日本の風土に合っています。学歴がなくても身一つで勝負できます。いいところに落ち着くか、ベトナム人の人材派遣がらみの犯罪会社に入るか、それはあなたのレベル次第。あなたが引き寄せるものなので日々レベルアップをしていきましょう。とにかく大企業に入ると人として消耗しますのでやめておく、能動的に日本の中小企業に当たっていく、これで高校卒業後もバッチリです。中小企業は日本食、ご飯と味噌汁とお漬物です。気が楽になったでしょう? はじめてのお給料で親友とお買い物に繰り出したりしましょう。楽しいですね。親教師のアドバイスを聞くかどうかは、そいつらがあなたの味方か敵かによりますね。あなたは本や親友によって鎧の強度を上げつづけています。でもマクドナルドで悪魔崇拝生贄人肉バーガーを食べたりします。農薬や化学物質を日々とりつづけて化学的にバカになっていきます。病気になったら医者に罹るものと思い込んでいるので病院でもらった薬を飲みつづけて気ちがい障害者に近づいていきます。社会悪を学べば少しずつ減らせるでしょう。本当はフィジカルに取り込む毒を優先して排除するべきなのですが親元で暮らしていたら無理です。

学べば学ぶほど、戦えば戦うほど、自分が中心になっていきます。子供に還ります。しかもお菓子とかテレビとかゲームとかが欲しくなくなります。すべて自分を保つためのツールだったんですね。だからスマホがないと手持ち無沙汰になるのです。ともに景色を見て感動できる親友がいる方は幸運です。

あなたは真ん中に立ちましょう。イヤだと思ったら否定しましょう。ふらふら右に左にと寄らない。動かない。とにかくイヤなものはイヤなのです。動かない。イヤなものをイヤだと言わせないのが社会というものです。忍耐はたしかに美徳ですがそれはおのれのためであって人のためではありません。イヤなものをイヤだと言えないなんてよく考えなくても人として終わっていますよね。いいと思うものも考えてみましょう。あなたは本来のあなたよりもバカになっているので世の中にどれだけの詐欺が働いているか知りません。あなたの頭程度でいいと思うものはほぼゴミです。マンガやアニメを楽しんでもいいですけど、むなしいのにやめられない、せっかくここまで観たんだから最後まで観よう、などというのは先に言ったスマホと同じ、画面の向こうのほうが自分より自分らしいからなんですね。

プロレスラーがTwitterなどのSNSでゲームプレイ動画を上げたりします。アメリカのWWEの人たちはほとんど必須科目みたいですね。有名なわれわれもゲームをやっているので後ろめたさを感じることはないんだよ、というメッセージです。ムキムキがゲームというギャップは目立ちますね。いかにもゲーマーなルックスのオタクがゲームをするより親近感を感じますね。そうしてあなたは安心して堕落します。かわいい女の子なのにオタク、というパイオニアのあの方、あれも同じです(しっかり役割を背負ってデビューしています)。あなたは安心してアニメにのめり込みます。アニメの先にあるのはポルノです。未成年にしか見えない女の子がきわどい格好でパンツをちらつかせたり股をひらいたり。それを擁護するオタクたち。バイトのサクラとも知らずにくだらない議論とやらに乗っかるあなた。そうして妥協という名の新たな怪物が生まれます。いわく、パンツが見えていても中身が見えていなければ問題ない。議論は終わりません(終わらせません)。高校生はもう大人なのだから16歳以上ならエロマンガに出してもOKだろう。18歳選挙権、聞いたことありますか? すべてはつながっているのです。18歳はオトナ。いずれ18歳の女子高校生と合法的にセックスできるようになりますよ。

赤と青の二本の柱を想像してみてください。陰陽師のマークのほうがいいかもしれません。白と黒、対極のものを戦わせ、世にも新たな成果を生み出します。ヘーゲルですね。これが悪魔のテクニックです。とにかく対によってあなたを揺らすのです。ワシントン・レッドスキンズというフットボールのチームがありましたが、ワシントン・コマンダーズに改名しました。レッドスキンとはインディアンのことで、時代にそぐわない、けしからん、というわけですね。でも伝統というものも考慮しなければなりません。そもそもそんな議論が起きたのは意図をもって火のないところに油を注ぐ連中が巻き起こしたからです。だれもなんとも思っていないところに先住民に対する差別ではないか、と騒ぎ立てるんです。そうするとバカな人たちは議論をはじめます。あなたはいいねをもらって満足したいがために自分の意見とやらを必死で考えてツイートします。こういうテクニックをアストロターフ、草の根運動ならぬ人工芝運動と言います。日本でいうと児童ポルノとマンガの議論ですかね。人工芝が煽る、バカが議論をはじめる、それによってポルノおよびキモいエロ表紙のマンガがどんどん広まっていくのですよ。わかりますか? 悪魔のテクニックです。無視するのです。あなたが本来のあなたであれば容易に無視できます。鎧を磨けばいずれそうなれます。焦らず本を読み、ステキな人とお付き合いしましょう。

そもそも白と黒、光と闇は対等ではありません。光を灯すと闇は消え去ります。お部屋の蛍光灯をつけたら闇が半分残りますか? 光の勝ち。正しいことは正しいのです。終わり。議論、ディベート、ギャップ萌え、ツンデレ、そういったものがいかに無意味で邪悪かがわかりましたでしょうか。頭の腐ったあなたは現実の女の子にアニメキャラのようなツンデレを求めているわけです。どんどん現実と虚構がごっちゃになり交際も結婚もできなくなります。出生率は下がります。すべて計画どおりなのです。バカバカ連呼しているわたしよりよほど上の連中のほうがあなたをバカにしています。実際バカだからであり、力尽くでバカに仕立て上げてきた長い「歴史」があるからです。

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