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明賀発電所堰堤(みょうが、広島県庄原市)

●概要
庄原農協管理の水力発電所堰堤。
竣功:1955年  型式:G  
目的:P
   取水量0.85㎥/s
   有効落差?m
   最大出力83kW


●見学情報
駐車場:無 トイレ:無 自販機:無 天端:不可 直下:不可 


●参考リンク・引用

https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/suiryoku/cgr.pdf



●道中

島根との県境、ちょうど「奥出雲おろちループ」のある辺りを水源に持つ、江の川水系西城川。
大小様々25基の水力発電所を抱える江の川に在って、
3基の農協発電所が連続している。
この西城川沿いには、イームル工業創始者である織田史郎氏の揮毫による明賀発電所、その下流別所発電所の記念碑がある。
さてそんな明賀発電所は、中国電力落合発電所を挟んだ上流に堰堤、下流に建屋という位置関係。
こちらが落合発電所の放水口。
そしてその下流に明賀発電所。
何と渋い佇まい・・・!
発電所と言われても一見ピンと来ない、板張りと土壁。そして恒例の判読不能な水利標識。
近年、老朽化した農協発電所が次々と改修され、このような味わい深い姿の建屋が姿を消しつつあるので、今の内かもしれない?!
上部水槽と鉄管。明確に手入れされている姿に、謎の喜びを禁じ得ない。
これは位置的に余水・・・?
放水口は残念ながら確認できず。
続きまして堰堤。
丁度蛇行開始地点にあり、その内側、山裾を縫うように始まる水路。
取水スクリーン。
排砂門。しっかりめの導流壁がちょい珍しい。
水路はシンプルに西城川左岸を流れている。
対岸から。水路自体は改修済?
気になる水路~発電所ルートは恐らく堰堤上を経由するルートと思われるがそこは立禁。
そうじゃないとしてもさすがに怖くて渡れんが…汗
堰堤も堰堤でだいぶ傷んでいるし。
灌漑系はやっぱ豊水期だなぁ…と思い耽りながら日没&撤収。
お邪魔しました~

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