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Noを言うことの大切さ

僕のところに相談に来る人は、今までの生き方はそろそろ限界だ。
苦しいという感情に気づきながら、具体的にどうすればいいかわからない。
何かを変えなくては! と思っている方々です。

そんな方々の一つのタイプは真面目で、仕事ができるひとです。
決められた仕事はバッチリこなす。自分の分野の精通度が高く、責任を持って業務を遂行できる人です。

この方々はなぜそんなに優秀なのでしょうか。
それは、多くの場合幼少期から大人の対応を強いられてきたことが挙げられます。
ある意味、子供の時代が少なかったと言えるかも知れません。

このタイプのひとは、自分が楽しむこと、自分の居心地の良さは二の次とし、周りのひとのために行動します。

初期の頃はそのことで役割が発生したり、褒められたり、期待されたりして、ある意味この行動は機能します。しかしこれが長年続いていくと、自分を二の次にしていたことの犠牲感が蓄積してきて非常に苦しくなってくるのです。

その時には自分がどう楽しんだらいいのか、わからなくなっている可能性があります。その上、自分に犠牲を強いる生き方以外できないようになってしまっています。

一体どうすればいいのでしょうか?

その答えのひとつは自分の本心に従って思い切って「NO」を言うことです。
つい相手のことを考えて、または状況から考えて、今までだったら自分が背負ってきたことを思い切って止めるのです。

「我慢」という感覚もないほどに、日常的に担ってきた役割パターンなのですが、苦しみのそのパターンにあります。ここを変えない限り、苦しみは増大していきます。


B子さん(40 ) は優秀なOLでした。
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仕事は完璧で腕もよく、管理職としても有能なひとでした。しかし、人知れず苦しんでいたのです。何かを変えたいと思っていました。

話を聞くと彼女が優秀になったのは、子育てに奮闘する母親の助けになろうと生き始めたからでした。最初は機能したのでしょうが、ずっと母親の顔色を伺ったり、命令を聞いたりしてきたのです。
いつしかその相手は職場だったり、上司だったりして我慢が限界に達していました。

個人セッションで明らかになった問題。
その元凶である親に「苦しかった」と伝えるワークを行いました。

彼女にとっては非常に労力のかかるワークですが、それを行ってからとても自由になっていきました。

今ではとても明るく素敵だねと言われるようになったのです。
今までは母親の言うことを一方的に聞くようだったのですが、最近は会話ができるようになりました。

本人にしかわからないのですが、このことは人生がひっくり返るような出来事だったのです。

さて、あなたのボトムネックとなっているのはなんでしょう?
それを明らかにしていくと、人生がひっくり返るような変化を体験できます。

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感情に振り回されず人生を自分のものにしていく
「感情の学校」を主宰しています。
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