「自由に思考しよう」

「自由に思考しよう」
プレゼンをするときに、聴衆の思考を迷子にさせてはいけないという話を聞いた。思考が迷子というのは、テーマが他の事に飛んでしまったり、堂々めぐりの思考にならないということだ。これを聞いて少なからずガーンとショックがあった。自分も日常的に堂々めぐりの思考にハマることがあるからだ。

思考が迷子にならないためには常に「自分はこう思う。なぜなら○○だからだ」と意見を表明するトレーニングが必要だ。しかしこのトレーニングには、前提条件がある。何を言ってもいい、という思考を邪魔しない安全性が必要なのだ。「自分はこう思う」という考え自体を馬鹿にされたりしてはいけないのだ。

私が育った家庭が正にこれだった。話したことが否定され、感じたことさえも否定される。こうなると表現を止めてしまうばかりか、思考が破壊される。思うことが自体が禁止されるようなものだ。こういう環境に漬け込まれると、ひとは生きる意味さえも失われてしまう。私が一度通った道だ。

思考の自由は人間が生きる上で非常に大切だ。そして自由に意見を表明することとも大切で、それが人間を活性化させる。意見を言うことと、聞くことはセットだと考える。そういった環境が整っていくと、ひとは成長し社会はより良く発展するのだと思う。改めて、思考が迷子にならないように自由に考え、意見を言っていきたいと思う。

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