「感情はシェアした方がいい」
ポジティブな感情はいいけど
ネガティブな感情はダメ。

今の社会はそんな空気感を感じます。
非常に危険なことだと私は考えます。

具合が悪い時に悪いと言えない。
やりたくないことを嫌だといえない。

こういったことは瞬間的には必要なこともあるでしょう。
しかし恒常的に続くとすると
それは嘘の世界に身を置くことになり
心身に不調を来す原因となります。

自分の人生をより豊かにしたいと思うなら
近しい人や周りの人たちに
「今、こんな状態です」と正直に話すことが
必要と思います。

ネガティブな感情の場合、
非常に繊細で、情けない感じや
負けた感じ、惨めな感じがすることもあるでしょう。

声を大にして言わないまでも
大切な身内などに話せるようになると
本人にとっても周りにとっても
良いと思います。

昭和の戦争では
ネガティブな感情を拒否し続けたことで
重要な情報をすべて取りこぼし、
失策した歴史があります。

終戦処理に奔走した陸軍参謀 松谷誠は
「弱気の勇気がいかに大切か」と言うことを
語っています。

ネガティブな感情も、ポジティブな感情も
同様に大切にしたいですね。


感情の学校
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