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「すごい恵まれてるってわかるのだけど、苦しいんです」

誰もが知っている会社に勤め、人も羨む給与をもらい、妻子があって幸せなはずなのに、苦しいんです。クライアントさんの声に、こういったものがあります。

人も羨む仕事や、十分な生活水準を持ちながらも充実感や日々の喜びが感じられない。ひとに話してもわかってもらえないだろうし、そもそも言語化が難しいし、わがまま言っちゃいけない。

このなんとも言えない、苦しさを感じている人がいます。
感じた人はその方は大変なギフトを得たひとです。

言語化はできないかもしれないけどキャッチしているその感覚「苦しさや違和感」は、とりもなおさず本来の自分の声そのものだからです。

本来の自分が、「何かが違う」と信号を発信しています。
この状態が続くと、体調が危険に晒されていきますので気がついた人はギフトなのです。

本来と違う自分でいると、ひとは苦しく感じるものなのです。
これは自分じゃない!というアラートなのです。

褒められたり頼りにされたり、給与になったりすると、自分と少々ずれたことでも頑張ってしまうのがひとの性です。いわゆる”役割"にハマる状態です。

ハマり方が深まると、本来の自分に"役割"が時間や場所を問わず侵食していきます。そうすると、役割と自分との境目がわからなくなります。気がつくと非常に苦しい心理状態になります。

“役割"に伴って、賞賛や報酬のような形で自分に返ってきたとしても、自分からずれていては喜びが感じられなくります。ずれた分が「犠牲」になっているからです。

そこに気がついたら、本来の自分以外の「犠牲」の部分を明確にして出来るだけ速やかに手放していくことです。これは「本来の自分」に戻っていくプロセス、と言えるでしょう。

このプロセスを通して、「本来の自分」が何を感じていて何をしたいのかを明確にしていきましょう。予想外に何にもできない自分に気がつくかもしれません。
それもギフトです。それ以外のことはひとに助けて貰うところです。
役割への依存が大きいと、ひとに助けを求めることに抵抗があるかもしれません。

役割の担う時間が長いと、本来の自分が蝕まれて行きます。
これが苦しみの原点です。

言い換えると「本当にやるべきことが他にある」ということなのです。
「本来の自分」は何をしたかったのかを明確にする必要が有ります。

自分の心に耳を傾けてみましょう。
はじめは何も聞こえないかもしれません。疲れ果てた心は言葉を発することができません。

その場合は、十分休むことが肝要です。
しかし、本来の自分の声を意識することは続けましょう。

感じていることがあなたをガイドしてくれます。
自分の感覚を麻痺させてはいけません。

今、何を感じているのかを是非チェックしてみてください。
できればそれを誰かと分かち合えるといいでしょう。

これは健康な生活、豊かな人生に大切なことだと思います。
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感情に振り回されず人生を自分のものにしていく
「感情の学校」を主宰しています。
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