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Vol.355「あなたの腹黒さはなんですか?」

「あなたの腹黒さはなんですか?」
お茶会でこんな質問をしてみた。

すると、
「実は会社のやり方に納得いかないんです」
「謎の怒りが湧いてきて、家でダンボールに向かって暴れます」
「職場では文句言われないようにおとなしくしています」
誰かを貶めるような人は誰もいなかった。

なのに、面白いことに告白した人たちは
腹黒い:自分は悪い人間だ
というような切り口で語った点だ。

その場のメンバーが話してくれたことは
本心があるのだけど、黙っているんです。
というようなニュアンスだった。

本心が言えない環境にいるならば
言えるようにトレーニングするか
言える環境に変えていく、
もしくは自分が話せる環境に移動する必要があるだろう。

作家であり芸人である西野亮廣氏は言っている。
”僕らの意思決定の舵は、
僕らの「脳」ではなく「環境」が握っている”
”嘘をつかなくても良い環境を作ることが大切だ”

本心を隠して生きたり、
本当に思っていることが言えないというのは
精神衛生上良くない上に、
社会に対しても良くない。

嘘や欺瞞の社会になってしまうし
誰か、声の大きな人のための社会になってしまい
社会的損失となる。

私たちが思っていることを話すというのは
個人の幸せにとっても、社会にとっても
極めて重要なことだと思う。

声をあげても責任が取れない、という話も聞くが
それは逆ではないだろうか。

声をあげないことは、傍観者であり
おかしな状況を肯定することになってしまう。
それは「責任を取っていない」のではないだろうか。
なるべく自分の心に忠実にいられる環境を作りたい。

このお茶会で話された"腹黒さ"は
それぞれの心の中心にある「大切な感性」
なんだと感じた。

感情の学校
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