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【綺麗なものを見る=心の洗浄】

「月が綺麗ですね」夏目漱石が英語の"I love you."を和訳するとき、そう意訳したとかしないとか。月を見ながらそんなことを思い出しました。美しいものをみると、心が洗われたように感じます。清涼な空気が胸にスッと染み渡るような感じは心地良いですね。思わず何度も深呼吸したくなります。


緊張していたり、ストレス下にあると呼吸は浅くなります。これがまた良くないそうです。心が洗われると、呼吸が深くなります。落ち着きを取り戻して、リラックスと同時に静かな力が蘇ります。その状態で何かに取り組むことができれば、とてもいい結果となりやすいでしょう。


著書「夜と霧」が有名なアウシュビッツから生還した精神科医、ビクトール・フランクルは「厳しい環境の時に”月が綺麗だ”と思えた人が生き残り、絶望した人から先に亡くなった」と言っています。どうやら美しいものをみる感性は、生命力にも繋がっているようです。

普段、時間や責務に追われている場合、特に注意したいものです。綺麗なものを見るのを忘れないでいたいですね。きっと綺麗なお姉さんでも(イケメンでも)道端のタンポポでも、白い雲でもなんでもいいのだと思います。気持ちが塞がっているときはうつむきがちなので、視線は高い方がもしかしたらいいのかもしれません。

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