2013年9月26日の日記


(前略)さて、まあ余談はおいといて今日は何していたか?ということについて説明しよう。まあ端的に言ってフローベールの書簡を読んでいた。ボヴァリー夫人をちょっとずつ書き進めながらルイーズ・コレにラブレターを書きまくっている頃から、夫人を単行本の形で出版し、ボードレールから賞賛の言葉を受け取る時期ぐらいまでの書簡を読んでいた。出版後に手紙を送ってきた田舎で独身のまま生活しているルロワイエ・デ・シャントピー嬢に対する手紙がなかなか面白い。フローベールは結局生涯彼女と実際には会うことはなかったとのことであるが、ルロワイエとのやりとりが手紙だけだというのがまた面白い。フローベールは自分とやや境遇の似ている彼女に何かシンパシーのようなものを感じたのだろうか?


 ルロワイエはどうも精神が弱かったようだ。フローベールは慰めつつも先人たちの文学作品をもっと読み、勉強しろ、できることなら旅行して気を晴らせと言っている。孤独になり、内向的な生活をすることは文学的な視野を広げることは間違いないが、やりすぎは禁物である、的な考えをフローベールも持っていたということの証明だろう。


 ルイーズ・コレと同じように彼女の作品にも色々と真剣に駄目だししている。ある種の女性はある種の男性のこういう説教臭さを忌み嫌うだろう。
コレと仲たがいしたのもフローベールのこういう自分にも他人にも厳しいところが原因だったのではないか


 まあそんな感じだ。

 27日になってしまった…


 まあ…書くことはもうないか…ないな…

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