2013年8月17日の日記


 川を越えて本屋に行き、1時間ほどしてから出るとすごい混みようであった。花火大会目当ての人でごったがえしていたのだ。なかなか進まない行列の中をちびちびと進んでようやく私は橋のところまでやってくることが出来た。


 太陽は1日の仕事を終えてビルの谷間のそのまた向こうへともぐりこもうとしていた。そこで私は目の前を歩いている少女のふくらはぎに釘付けになってしまった。まだ中学生ぐらいの女の子のふくらはぎに、英文のタトゥーがされているのである。文化の退廃もここまできたか、と落胆しかけたが、さすがに本物のタトゥーではないなと気づき、よく目を凝らしてみてみた。するとどうやらストッキングをはいているようだった。そこでピンときた。文字が模様があらかじめ施されていて、それを履くとまるでタトゥーをしたように見えるタイツがあることを思い出したのである。きっとそれを履いているのだろうな、と私は推理したのである。まさか聞いて確かめるわけにもいかないから真実は闇の中だがまあおそらく私の推理が正しかったのだろう。ミュールみたいなものを履いて歩きにくそうにし、安物の短パンを履いた女の子。そのふくらはぎにタトゥーがされている。それはなんというかドキドキしてしまう光景であった。まあタイツは脱げばいいんだから全然いいと思うけれどね。
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