2012年2月6日の「ドラクエ5を終えて」
ここ3日間ずっとドラクエ5をやっていた。子どものころちょっとだけやったけどクリアーできなくてそのまま放置していたのである。ずっと気になっていたのだけれどなんとなくやる気がしなくてほっておいたのだけど、先週の土曜日になぜか猛烈に「やりたい!ドラクエ5をやらなければならない!」という衝動に襲われたので、プレイし始めたのである。
ストーリーはいい。主人公はかなりの不幸に見舞われる。10年間も奴隷にされたうえに8年間も石化させられるんだから不幸のきわみといっていいだろう。小説や映画を含めてもここまでの不幸に見舞われる主人公はいないのではないだろうか?
私は結構悲劇の物語が好きだ。不幸であることを悲劇というのなら、ドラクエ5は間違いなく悲劇だろう。もちろん最後には大団円が待ち構えている。だからといって無駄にした18年間というものの重みがチャラになってしまうわけではないのである。
やってみて始めて気づいたが、ミニタイムトラベル的なイベントもあって、凝っているなと思った。こういう凝ったイベントはドラクエ6でさらに増えるが、基本的には私はこういうのは好きである。FFの領分かもしれないけどこういうのは。しかしドラクエのビジュアルで淡々とやるのがみそなんだよな。
DS版ではデボラという新キャラが出てくるらしい。外見が明らかにキャバ嬢なのはどういうことなのだろうか?
とにかく10年、いやそれ以上の時を越えて私はようやくパパスの敵をとったのである。
こういう風にして、一つ一つの物事に決着をつけていくのが人生ということなのかな。
まったくうまくいえないけど、ハンターハンターとかクラナドに通じるものをドラクエ5に感じた。それはつまりどれも「父」をテーマにした物語、ということなのだろう。
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