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射月アキラのインターネット履歴書

今更ながらnoteに進出しました。射月アキラ(@itukiakira_guri)です。

しがない文字書きとしてインターネットの片隅で活動していた私ですが、最近まほおんという魔法にかけられてじわじわと明るいところ(もしくは闇の深いところ)に出てきているような気がします。

noteの先輩方(ごく狭い範囲)を見ていると「自己紹介をしろ」とか「経歴を晒せ」とか言っているような気がしたので、とりあえずインターネット履歴書を書こうと思います。

先に行っておくと、ほぼ創作の話しかしません。これは「すべて嘘です」という意味ではなく、「一次創作活動の話しかしません」という意味であり、他意はございません。

HN「秋桜」時代 個人サイト最盛期

古き良き個人サイト時代、あなたはXXXX番目のアリス…、キリ番踏み逃げNG、オエビなどの文化が花開いた時代、私は秋桜を名乗っていました。

読みは「あきざくら」なので、このときの「秋」をいまだに引きずっているわけです(アキラのアキは秋です)。

個人サイトを持っていても、htmlとかを習得するまでは小説のような長文の公開などブログ機能を使うしかありません。ということで手っ取り早くさくっと良さげなページを作れる投稿サイトを使用しながらサイトにリンクを張って誘導するみたいな感じで自分のホームページを作っていました。

魔法のiらんどとか小説家になろうとかが基本中の基本であるところを、中二をこじらせた私が選んだのは「デンパンブックス」という小説投稿サイトでした。

ファンタジーをこじらせた私にiらんどに突撃する蛮勇はなく、見た目を重視しまくっていた中二に文字中心デザインのなろうは気が引けたのです。

(当時個人サイトでめちゃくちゃ流行っていた、背景の右下とかにスイーツ系の写真素材を固定して小説本文の文字色を可愛い色にするとかに憧れていました。ファンタジーしか書いてないくせに。恋愛要素のないファンタジーしか書いてないくせに

で、デンパンブックスはいくつかのデフォルト画像で表紙デザインを決められたりしたのですね。最初期のエブリスタとかそんな感じでした。今は触ってないので分かんないですけど。

そのデンパンブックスも、いまや検索しても古い掲示板のログが残る程度。私の黒歴史はサーバーごと電子の海に消えました。さようなら黒歴史。

その一部をここに書き記しておきます。

『神の花』
女子中学生(か高校生)の主人公が下校中に花を買うと、家に戻るまでの道で異形に襲われる。その瞬間、開いた花からは火の精霊サラマンダーが現れ、少女は異形と戦う力を得る…いろんな神話の神がごちゃまぜに登場するローファンタジー。魔法少女みを感じるあらすじだが、同じような力を持つ男子もいる。

『Pangaea』
土属性の強い魔力を持つ主人公の元に、護衛と称した少年が現れる。魔力を狙う組織に追われたり、黒幕と戦うために草ひとつ生えない荒野のエリアへ行ったりする話。あらすじにできないくらい構成が雑なことくらいしか思い出せず本当にすまない。なお、超大陸パンゲアとは一切関係がございません。

『Blood And Dark』
第三次世界大戦がギリギリで起きなかった世界、日本は戦争に備えて「生まれてくる子供を人間兵器にする電波」を開発した。戦争は起きなかったのでその発明はお蔵入り…のはずが、なぜか誤作動で電波が飛んでしまい、黒と赤のオッドアイの子供たちが生まれてしまう。あらすじが中二病の怪文書にしかならないのだがどうすればいい。

HN「射月秋良」時代 モバゲー・エブリスタ期

JKになり、一身上の都合により勉学に励まなければならなくなった私は、とにかく時間を吸いまくる小説創作から離れるべく、本屋に行かず、パソコンを絶つという決意を固め、それを実行しました。

そんなわけで、今思えば頼りなさすぎるガラケーでのみwebと繋がっていた時代。しかし頼りがいのありすぎる出会いもある時代もありました。それがモバゲー期です。

きっかけはたぶん弟に紹介されたから(それも紹介するとアバター用の服とかが買える通貨がもらえるとかだったと思う)程度のものでしたが、モバゲーにあったサークル機能がだめでした。お手軽に創作仲間を探せてしまう。

自作サイト時代、孤島でボトルに怪文書(黒歴史)を詰めて海に投げるような活動をしていた身としてはびっくりするくらいたくさんの創作趣味の人とサークルが存在しました。都会に出たばかりの田舎者みたいになってしまうのも仕方ない。

そんな感じで出会ったのが、ヤベーかっこいい小説を書くえむさんと、言えば大体乗ってくれる名前さん、それからめちゃくちゃイカす絵を描くよーさん。いずれ激推しnoteを書くので覚悟しておいてください。

なお、時間を吸いまくるからと離れていたはずの創作活動ですが、えむさんというヤバい存在を前にして創作意欲を抑えられるはずもなく、モバ小説(のちにエブリスタとなる)に登録することになったのは言うまでもありません。

当時書いていたのは『薔薇の鍵』とか『赤黒サウダージ』のようにリメイクしているものと、どうあがいてもリメイクが難しいものがあります。ここでも積極的に黒歴史を晒していくぞ。

『未来図パズルピース』
掌で触れたものの物理エネルギーをゼロにする能力の持ち主の主人公と、銃使いの相棒が、断片的な未来予知ができる女の子を護衛する話。未来予知対未来予知みたいな話だったような気もするけど記憶がうっすらしている。あんまり書かない異能力バトルものに挑戦したやつ。

『(タイトル不明)』
タイトルすら思い出せない。なんかメモリーカードに魔法? 異能力? をインストールして、限られたデータの中でいかにいい感じの能力を発揮して異形と戦うかみたいな話だった気がする。

光輝のぐりむ☆りーぱー時代

無事受験が終わり勉学から解放された私は、同時にヤバい集団の一員となった。「ぐりむ☆りーぱー」である。

前述したえむさんを中心に設立したぐりむ☆りーぱーは、創作集団としてインターネットの片隅で好き勝手活動している。今も健在である。サイトの更新が止まっていても健在は健在である!!!

この時期に出会ったどぅくんは本当にマジでヤバい沼コンシェルジュ(対象がハマるものを見抜き的確にプレゼンする能力のある存在を指す)であり、マイナー界の存在であった私の魂にテイルズシリーズという超定番公式最大手コンテンツを深く打ち込んだ前科があります。気を付けてほしい。

なお、この時期に書いた小説は到底紹介しきれるものではないので、いま公開してるものの半分くらいはここで書いてると思ってくれて大丈夫です。好きなやつだけ載せるね。

『ハイランド・ハイジア』
放射能に汚染された世界。高地の地下に逃げ延びた人類は異常進化したネズミやハエ──“ペスト”に対抗するべく、その遺伝子を埋め込んだ少女たち“ハイジア”を運用していた。主人公ヴィオレは最強のハイジアになるはずの存在だったが──。

『返却期限』
同級生だった頃の“本を貸し借りする関係”がずるずると続いてしまい、なかなか返せないことに焦りや不安を感じてしまう“私”の話。プロット立てるところから完結させるとこまで、「え!? 私ってファンタジー以外も書けたんだ!?」と終始びっくりしていた。びっくりした。

HN「射月アキラ」時代 小説以外も書く期

小説ばっかり書いていてそれ以外まったく書ける気がしなかった私は、「お前小説以外も書けるんだから書いちゃいなよ」と言われてあっさりと調子に乗りました。私は基本的にチョロい人間であり動かすのはとても簡単です。

いまは亡き「taskey U」(小説書き向けの情報メディア)に突撃し、あの大魔導師あとーすさんと接触。ファンタジージャンル向けの資料紹介などして「文字書き」活動を広げていきました。

taskey Uでファンタジー担当です! みたいな顔をしていたおかげで、あとーすさんが「魔法世界のメディアやりたい」「射月さんならなんか出してくれますよね」というノリで話を振ってくれたのがまほおんの起源であるとされています。

(この後「もっとニュースっぽい感じにして」と言われた)

結果、誕生したのが耐火魔法陣の記事である。

なお、ツイートの日時を見れば分かる通り、まほおん企画には2年の空白期間が存在する。その間にはもちろん小説も書いていたので、抜かりなくあらすじを書くぞ。

『死神の報復』
村を焼かれた青年がなにかに導かれるように辿りついたのは神殿だった。そこにあった一枚のカードを手にした瞬間、彼は「死神」へと変質する。
設定を晒したら「お前絵画魔法系好きすぎるだろ」と言われるに違いない世界観。まほおんで絵画魔法を書くことになったのは完全に事故(無意識)であり他意はありません。

『仮面劇 MASQUE』
自分には“色”がないと思い込んでいる主人公は、人知れず殺人衝動を抱えていた。仮面をつけた男と出会い、彼女の殺人衝動は徐々に表出していく──。
書いたら名前さんにとっても褒められたし、よーさんが表紙をくれたのでお気に入りです。モバゲー期から温めていたネタというのもある(長い)

そしてnote期へ…(?)

以上、経歴でした。

ほぼ全編黒歴史を晒すだけでしたが、いろいろと思いだせることもあってよかったです。まぁ思い出せなかったこともたくさんあるんですけど。

基本的に記憶容量が現行創作の設定とキャラクターの人格と各種ネタで埋められている人間なので、書いたものはアウトプットと同時に忘れがちです。(それ以外の記憶はさらに簡単にすぽすぽ抜ける)

記憶容量をすっきりさせつつ記録も残せるという意味で、noteは割と活用できそうな気がしてきました。とか言ってこの記事を最後に更新が止まったら笑ってください。普通にあり得ます。

こんな感じでよろしければ今後もお付き合いください。射月でした。

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コンテンツ摂取という名の沼活に活用されます。刺さったら長文感想noteが産まれます。