愛宕山への挑戦

2023年8月16日 02:50

この挑戦は去年に遡る。
神社、仏閣巡りが好きな私は年に3回ほど京都に行って御朱印を集めたり景色を見たりするのが好きだ。
そして去年愛宕神社には行ったことがないなって思い行ってみるかっていつも京都で借りるレンタルバイクを借りてナビの通りに行ってみた。
そして私は気づいた。
ここは山の上に神社があるんだと。
まぁそれでも鞍馬山はロープーウェーを使いながらでも石段登り切った変な自信があったのでまぁ余裕だろうと軽い気持ちで登り始めた。
そして悲惨な出来事が起こった。
物凄く勾配が厳しい。
登り初めて100m経たないうちに息が切れ、これはヤバいと思った。
愛宕山は頂上までの道程を40に分割していてくれて悲しいながら4/40でこれ以上は無理だ。
休んでも何時に登り切れるのかあ到底見当がつかない。
勇気を持った撤退も必要だと引き返した。

長かったがここまでが前段。
そして1年後の8月13日私はリベンジの為に京都に行き、また登山口に立っていた。
気合いはものすごく入っていた。
1ヶ月前から歩く体力をつける為、ウォーキングや階段登りをして本番に備えていたのだ。
そこそこ自信はあったが1合目からの先は見当がつかないので不安は半分あったが去年よりは登れるだろう。
どうしてもダメなら引き返そうと山に登り始めた。

ここが入り口
ここから少しの間アスファルトで登っていくのだがここの勾配すらキツい。
そしてすぐにこの看板が出てくる。

お腹痛くなったらどうしようと不安になる。笑
去年はこの時点でヒィヒィハァハァ言ってた…
今年はまだ体力は残っているぞーと自分に言い聞かせてとりあえず去年リタイアしたところまで頑張ろうと再び気合が入った。
そして1合目まで到着。
だが疲れの具合からいって去年と全く変わらない。
とにかく勾配がきつすぎる。
とりあえず飲み物はリュックに結構入れてきたので一休みして息を入れ直してまだ見ぬ世界へ旅立った。
もう目の前を見るのが嫌になるくらいの坂
しかも登っていくにつれ足元が石、岩だらけで登るのに凄く気を遣わなければならない。

3回は休憩を入れてようやく10/40まで辿り着いた。

そしてすぐに3合目にある休憩所に初めて出会う。
なんか登ってきた感じがして嬉しかった。笑
ここでも再び休憩。

でもここで気づいた。
息が入る時間が徐々に短くなってきているかもって。
でも山道は続く。

ここら辺から1ヶ月の練習の成果が出てきたように思う。
歩き慣れてきたが、私は普段全く汗をかかない体質なのだが頬を伝い流れ出る汗。
なんせこの日の京都は最高気温39℃だったのだ。
まぁ山なので多少涼しくなっているとは思うが。
汗が出始めたのが動けた要因かもしれない。

調子が出てきた自分はちょっとペースを上げようやく見えた第2の休憩所。
五合目休憩所に辿り着いた。

五合目休憩所でおそらく60は過ぎているであろうお母様の2人組と話してお互い頑張りましょうとエールを送り合った。
山ですれ違う人にこんにちはーと挨拶することでなんか元気をもらえたような気がして頑張ろうと思えた。

水尾別れ(別の登り口から合流するところ)を過ぎればあとちょっととは調べていたのでここからは気持ち的に楽になり更にペースは上がった。
そして見えてきた山門。
ここまできたらゴールは近い。

そしていよいよ辿り着いた40/40

登り切った達成感と共に最後にもう一踏ん張りしなきゃいけないポイントがあるのでまだ油断はしていない。
だが登り切るとそこは山頂らしく平地だった。
山には2.5ℓの水、お茶を持ってきていたのだがもうちょびっとしか残っていなかった。
でも見つけた。
自販機。
ここで水とサイダーを買ってサイダーをほぼ一気飲みした。笑
最高に美味かった。