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上田雑記 #17

三寒四温の季節がやってまいりました。今シーズンはずっとグダグダしていたので、風邪をひくこともなく、カンピロバクター(食中毒)で一発やられた以外、わりと身体的には無事でした。えらい、俺。

最近いろんな人に会って話をして、刺激を得ることが多く、少しずつアウトプットをするため、キーボードをぽちぽちとブラインドタッチしております。(ドヤァ)

まず去年と今までの反省。都内のライブハウスに出る機会が多かったのですが、結論から言うと単にノルマを払っただけのライブが多かったと思います。

イベントやブッキング自体の質、なかにはインストバンドであるうちら以外、全員アコースティック弾き語り、というある種のカオス空間が作られたイベントもありました。もちろん、はじめましてのライブハウスでいきなり質の良いイベントに巡り会えるか、そんな簡単な話ではありません。実績を積み重ねているバンドはそういうところをクリアして、高いレベルへいくわけですから。

それでもただ、現状思うことはブッキングマネージャーやイベンターが「とりあえずバンド数集めた」ようなイベントが多く存在するということです。これは自分の身でも、他のバンドの友人から聞いた話でも感じます。おまけに精算時にただお金だけ払って、はいじゃあ終わり、っていうところも存在します。愛がなさすぎですよ。バンド側からしたら、ちゃんとライブを観てもらった上で、良いところ悪いところを教えてもらったり、逆にバンド側からイベントの内容について感想を言ったり、そういうところがライブハウスの醍醐味だと思っていましたが、だんだんそのような文化がなくなっていることに悲しみと憤りを感じます。コミュニケーションもなければ、愛もありません。

自分たちが集客の難しい環境、ロケーションや高いチケット金額などでお客さんも誘いにくい上に、一生懸命演奏しても、愛のあるコミュニケーションや繋がりもできず、ただお金だけ失う。全く健全ではありません。

僕が別でやっているchill chill campというアイリッシュバンドは、ライブハウスではまず活動しません。路上ライブか飲食店でライブをしています。

もちろんそこに集客ノルマなんて存在しませんし、お客さんも入場無料、投げ銭制なのでそのままバンドに還元されます。毎回黒字!投げ銭をいただいたお客さんにはお礼を伝えるのと、ステッカーを渡したりして、演奏の感想を聴いたり名刺交換をするときも多々あります。これこそ愛のあるコミュニケーション。また、僕らは僕らで飲み食いして、演奏させてくれるお店に対して還元する。なんて健全なんだろう!と我ながら思います。

しかし言わば毎回ワンマンライブで、自分たちでも集客をしつつ、なおかつ場合によっては3ステージもやるわけですからそこで鍛えられたライブパフォーマンスについてはかなり自信があります。大抵、お客さんの雰囲気をかんじながら、その場でセットリストを考えているスタイルをとっています。というか毎回セトリ決めるのがメンディーなだけですがねwww DJのフロアリーディングみたいなものです。

少し脱線しましたが、Ivorytoneとchill chill camp、どちらにしても「自分たちが良いと思える音楽をとことん楽しむ」という姿勢は同じなのですが、やっている音楽ジャンルやスタイル、活動の方向性、そしてその結果も大きく違います。なぜなのだろうか、と思うわけですよ。

イベントの話に戻ります。とある音楽関係の仕事をされている方と「ライブハウスでのイベント」について議論をしたときに、現在僕らが関わっているライブハウスシーンではイベントの強度がどんどん低下している、というのが共通の認識となりました。なぜか。それはブッキングマネージャーやイベンターが「こういうイベントにしたい、だからこういうバンドを組み合わせてやってみたい」というビジョンが無いor希薄だからです。結果、出演しているバンドも、お客さんの満足度も低くなってしまう。当然のことです。

では健全なイベントとは何か。

単純です。お店・イベンター、演者、お客さんが全員満足することです。お客さんがめっちゃいるとか、バンドが豪華とか、そういうことも大事ですが、それは部分的にすぎません。

そのためには、金額的リスクを減らすこと、イベントに対する熱量や思いを明確にして伝えること、いろんな手段は考えられます。様々な難しいことはありますが、何か手はあるはずです。一緒に考えましょう。乗り越えましょう。強度が高く、良い音楽文化を残していくために。僕らがよぼよぼのおじいさんになったとき、次の世代のバンドが活躍するために。

だから、今後Ivorytoneをチェックしてくれて、イベントに誘ってくれる有難い人(ネ申)たちにお願いです。私たちをイベントに誘っていただく際には
・どのようなイベントにしたいのか
・他にどのようなバンドを誘っているのか
・企画段階で僕らの果たすべき役割、例えばトリでバッチリしめてほしい、前座でお客さんの雰囲気をほぐしてほしい等

上記を添えた上でライブのお誘いをください。もちろん以前から上田と面識がある方々にもお願いできたらと思います。上田が誘ってくれる方の人間性を分かっていて、かつ上田とバイブス調整ができている方であれば不要です。メールやLINEでももちろんOKですが、できれば直接電話で話しましょう。もっともっとお互いの意見を語り合いましょう。ご新規の神様はまずはメールでお問い合わせください。そのあとで番号とLINEのアカウントをお伝えします。メールアドレスは一番下に記載しますね。

また、ドチャクソにノルマが高いお誘いは基本お断りさせていただきます。具体的な金額や枚数の上限に関しては後日メンバーと相談した上で、追記します。

バンド側がこんなステイトメントを出すのは僕自身あまりみかけたことがありませんが、勇気を出して、若干暴走気味にパソコンのキーボードをバディ・リッチよろしく連打しました。ライブハウス側も出演条件やイベントに対する思いを宣言しているところもありますが、以外とバンド側って少ない気がしませんか?Don't you think so ?(ここはFACTをイメージください)まぁ直接問い合わせろってスタイルが主流ですからね。「普通」なんて糞食らえ。

上記、若干ライブハウスシーンをディスってる感がありますが、全部が全部そういうハコではないということをカスタマーの皆様や神様たちにご理解していただきたいです。筋が通っていて素敵なイベントを作るライブハウスやイベントも存在します。まぁ僕らがまだその輪になかなか入れてないってだけでね。バンドとしてのレベルがまだまだ足りないから。

もちろんIvorytoneは今年も「演奏力の向上・良い曲を作る・ご飯をいっぱい食べる」を基本軸として活動します。もしかしたらライブの頻度は下がるかもしれませんが、よりいけてるイベントを自分たちが動いて作り、1本1本を最大限の力でパフォーマンスすることを約束します。

あと現時点で、ドラムの勲が仕事の関係で4月以降の土日の予定が不明のため、お返事をするのに時間をいただきます。ネ申様たちは予めご了承ください。

以上について、もちろん「そーじゃねーだろー」的ないろんな意見があると思います。それは内に秘めても良いし、上田にぶつけてもいいです。上田のことを知らない人は、まずメールください。そうしたら、僕個人の連絡先を教えます。できれば顔を合わせてお話ししましょう。SNSで引用して炎上みたいになるのは嫌だなー。でもこういうことを書いてる時点である程度覚悟はできてます。反応ないのも辛いけど、それはそれでシカトされるのもまた面白いな。

では何かありましたらドシドシ下記までご連絡ください!かかってこいやぁ!(ハードコア調)

2018.3.1 風がめっちゃ強い日 Ivorytone ギター 上田大輔

【連絡先・窓口】
ivorytone.jp@gmail.com

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