上田雑記 #23

前の職場を辞めて、フリーランスでレコーディングエンジニア、グラフィックデザイン、レーベル運営などやり始めて約半年が経った。右も左も分からない状態だったけど、なんだかんだ仕事として依頼をもらい、お金という対価をいただくことが出来ている。本当にありがたいことだなと謙虚に感じなければいけない。

この半年間含めて以前から思っていたことを吐露すると「連絡不精は信頼をなくす」ということ。

多分、自分は連絡のスピードや返信が気持ち悪いレベルで早いと思う。LINEがきたら即返信。電話に出られなかったとしても即折り返し。大きな実績がないうちはそうやって信頼を積み重ねないと、厳しいと思ってやっている。

それはバンドの運営でも仕事でも「連絡が早ければ信頼に繋がる」というのを肌で感じることが多いからだと思う。基本的に返信や連絡、意思決定が早い人とは仕事がしやすいし、良いものが作れる、というのをこの数年間で実感する機会が多かった。

対して、確認が遅かったり返信がなかったりすると、こちらから催促したり余計な手間が増えることや、下手したら納期に間に合わない等のリスクが潜んでいる。実際に連絡不精のお客さんの案件は、結果的に自分が「この人の仕事はしたくない」と思ってこちらから仕事を断った。なんならキレた。結局、良いものが生み出せない関係は極力作りたくないし、無駄な人付き合いやコミュニケーションほど疲れるものはない。

別の観点から言うと、得てしてモチベーションが高い人はやはり連絡が早い。じゃあ低いから遅いか、となるとそれはケースバイケースなのだが、内に潜んでいる熱量が高ければ高いほど、人は行動に移すし、なんらかの形になるものだと思う。中途半端なモチベーションでは物事の持続は難しい。だからいろんなバンドは星になるし、続かないのだろう。これは自戒の意も込めて。

中途半端に散るのが一番恥ずかしいし、自分もそういう経験をしてきた。じゃあそうならないためには?知るか馬鹿野郎。そんなこと考えるんだったら行動しろ、考えろ、と常に自分に言い聞かせて毎日ゼェゼェ息を切らしながら過ごしています。

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