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初心者がつまづく、ぬか漬けが続けられない理由

こんにちはいわあゆ(iwa_ayu)です。カラダメンテキッチンという屋号で
ぬか漬け生活をスタートさせるワークショップを運営しています。

約3ヶ月で約50名近くの参加者のぬか漬けを支援し続けてきて
ぬか漬けを辞めちゃう人の共通項が見えてきました。

ひと言で言ってしまえば、モチベーションが下がるから、飽きるから、なのですが、続いてる人と比較してどこにその原因があるかというと…

ぬか漬けを続けられない人の特徴①
「欲張って、食べきれない量を、漬けちゃってる」

だいたいがここに属すのではないかと。
例えば一人暮らしの場合、1日で食べきれる量は限られていますよね?

最初につまづく人は、最初から欲張ってあれこれたくさん漬けすぎます。
覚えたては楽しいから当然といえば当然なのですが・・・、
張り切り過ぎれば、途中で息切れするのが人間です。

ぬか漬けは1日もあれば漬かります。
ぬか床から出したらすぐに食べないと美味しく無くなりますから、消費サイクルが追いつかなければ、どんどん溜まっていく。

そうすると、楽しいよりも頑張って食べなきゃという使命感に追われて、美味しいレベルを超えて作業をこなす、みたいになっていく。

これでは楽しめないですよね…。

ぬか漬けは毎日漬けなくても良いのです。

きゅうりを丸々1本漬けなくても良いのです。

たとえ、かき混ぜを数日忘れても、急には腐りません。

自分のペースにあったサイクルで、気楽にやっていけば、
ぬか漬けを楽しめると思います。

もちろん、「ぬか床は生き物」ですから、置かれている環境や漬けている食材・ペースなど様々な要因が重なって、日々状態は変化し、ときに思うような味が出なかったりすることもしばしば発生します。

ぬか漬けを続けられない人の特徴②
「ぬか床の日々の変化に対応できず、やる気がそがれてしまう」

良くも悪くも、現代社会は安定した仕様に慣れすぎているので、
参加者の中には、

「急に酸っぱくなった、もう駄目になったかも」
「なんか最初のように美味しく感じない」
「どのタイミングで足しぬかしたらよいのか正解が分からない」

といった不安・不調の声が集まります。

置かれている環境によって、状態に違いが出るので、「絶対に確実で完璧な方法」は、ありません。

味には自分の好みもあります。
ですから、自然の流れの変化を感じながら、あれこれ試して「自分の正解を見つける旅」だと思った方が楽しめます。

ぬか床を楽しむには、「自然を感じ丁寧に暮らすスローライフ」と認識することが、結果としてうまくいくのではと感じます。

ぬか床は、変化して当たり前だ、と受け入れ、自然の変化を楽しむ。

ほかに、ぬか漬けのアレンジ料理など、美味しく食べられる味替えアイディアもありますが、さきの理由でつまづいてしまった方は、アレンジ云々の発展系をお伝えしてもやらない・やれないと思います。

ぬか漬けを楽しんで続けられている人の共通点

おまけに、ぬか漬けを楽しんで続けられている人の共通点を紹介します。

続けられていてかつ、楽しんでる人は、「誰かに喜んでもらった成功体験」があります。

”ピクニックに持っていった”
”自宅に来たゲストのお茶請けに出した”

など、シーンは色々ありますが、自分が手塩をかけて作ったものを出して、喜んでもらえる。

この経験はぬか漬けに限らず、多くの人を料理好きにします。

嬉しい反応があると、人はもっと頑張ろうという気持ちが芽生えます。
他にも美味しい具がないかチャレンジしてみたり、より多くの人に振舞ってみたりどんどん前向きに、楽しくなっていくのです。

また、いつも同じことの繰り返し、ではなく、季節の変化に伴って漬ける食材にも変化を加えたり、探求心がある人も長く楽しめると思います。

これからぬか漬けを始めようとしている人が居たら、
前半のつまづきポイントを気にしてみることと、楽しんでいる人のように、自分の家族や周りに居る人に、ぬか漬けを出してみることをお勧めします。

あなたの毎日にぬか漬けがインストールされて、より食卓が豊かに楽しいものになりますように。

ありがとうございます。日ごろお世話になっている周りの人たちへの恩返しのために使わせていただきます^^