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「家庭料理」という名の幻想から逃れよ。リ・デザインのもたらす希望

スープ作家の有賀さんが講師を務める「家庭料理の新デザイン」というゼミに参加してきました。

この内容は、前職クックパッドに勤めていた私にとって、毎日のように考え悩んでいたアレコレを思い出す講義でした。

クックパッドの企業ミッションとは
「毎日の料理を楽しみにする」~Make everyday cooking fun!~
です。

社員はみな、料理のもつ可能性が無限であることを信じています。
世界中の誰もが毎日行う食事という習慣に欠かせない料理という行為が、自分自身や社会全体の健康や幸福感といったプラスの効果を高めていく。世界が「本当の豊かさ」を求め迷っている今の時代に料理を通じて様々な解決策を示していくことを自分たちのミッションだと考え、あらゆるサービスを展開しています。

極端な話、料理は世界を救う、くらいのインパクトがあると本気で考え、その料理を楽しみにするあらゆる手立てをテクノロジーを駆使して実現し、生活者に価値を届けていこうと日々考えまくっているわけです。

「家庭料理」の幻想からの解放とは?

そんな自分にとって、有賀さんの講義の視点は改めてNサロンらしいビジネスとクリエイティブから料理というものを捉え、それをリ・デザインするというアプローチが目から鱗でした。

講義の内容はツイッターのメモをモーメントにまとめました↓
有賀さんの手書きのイラストはとてもほっこりする優しいテイストで好きです。

有賀さんのお話はポイントが整理されていて、本当に分かりやすく、一般の料理教室ではおそらく学ぶことのない、料理そのものを上位概念でどう捉え、自分の暮らしに取り入れていくかを、自由に考えるヒントをアシストしてくれました。

講義の中で、「家庭料理」に求めることを、家族で話して目線合わせをしておくといい、というお話がありました。本当にそうだな、と感じます。

昔、一緒に暮らした人と毎日のごはんに対する意識が違い、色々な事のボタンの掛け違いが広がって心が離れてしまった、という経験がありました。
わたしはごはんの時間を大切にしたい、美味しいものを美味しいね、と言いながらその日にあったたわいのない話が出来るほんのひと時を大切にしたいと思っています。

料理を作ると、そのときの食事にオリジナルのストーリーが加わります。それが、何気ない平凡な毎日にもちょっとした変化をくれるんだ、と私は考えています。

改めて料理とは

「料理とはこういうものだ!」という正解は、人それぞれ違っていい。
「こうでなくてはならない」という幻想に縛られて苦しんでいる人もきっと多いでしょう。
クックパッド時代、レシピサイトを運営する立場として、たくさんのユーザーの皆さまと対話する機会が多かったのですが、料理に関する悩みは本当に様々で驚く内容もありますし、悩みが尽きることはないなぁというのも実感値としてあります。

「主婦をする女性の多くが、一日の大半を料理のこと考えている」という話を冒頭にされていましたが、本当にそうだなと思います。事実、朝ごはんからクックパッドの検索はぐんと伸びます。毎朝、今日は何を作ろうか、検索しているわけです。

「家庭」を持つ立場のひとと、ひとり暮らしのひとでは感じる課題感は違うと思います。でも、料理は自由だ。野菜をちぎって塩をかけたものをサラダと呼び、それを料理と言っていいじゃない。幸福感に満ちて食事の時間を過ごすために、もっと料理を楽しいものに変えていきたい。改めてそう感じたのでした。

講義を受けた方々のNoteも興味深く拝見させていただいています。同じ内容でも、受け手によってこんなに違うものなのだと改めて面白いなと思いました。第1回は講義を聞くという受け身だったので、是非ディスカッションして、もっといろいろな意見が聞きたいなと楽しみにしています。

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パーフェクトフード豚汁エバンジェリストのお店の開業資金に使わせていただきます!

好きな食べ物は豚汁です♡
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いわあゆ@世界🌎豚汁協会🐷会長

「世界一ホッと♨️する豚汁🐖を届ける✈️ 」 TONJIRU STAND店主 │ 豚汁エバンジェリスト | 発酵ワークショップ"カラダメンテキッチン"オーナー │ 日経COMEMOキーオピニオンリーダー | 朝渋 | Nサロン | サンカク | パラレルワーカー

Nサロンにまつわるあれこれ。

Nサロン第1期生になりました。自分のnoteだけでなく、同じ一期生が発信するNサロンについてのアレコレをまとめたマガジンになります。
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コメント1件

いわあゆさん、元とはいえ食のプロの方にこのような感想をいただけて嬉しく思います。家庭の食の悩みの多様性からか、主に家庭の食を支えてきた女性の性質からか、悩み解決というものがどうしても個対応でボールを打ち返すようなtipsばかりで、大局の話になっていかないと思ってきました。一方で家事にかかわる企業やメディアはマーケティングからしかものを言わない。私たちに必要なのは、最大公約数的なやり方や商品ではないのに。平均という家庭はどこにもないのです。
リアルな個の暮らしに踏み入りつつ大きな枠組みで食をとらえなおすとしたら、どうなるんだろうという興味からゼミをやっています。2回目も、どうぞよろしくお願いいたします。
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