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2月22日はニャンコの日。
私は小さい頃から猫が好きで、インスタグラムでは猫のアカウントを多数フォローしている。
今日はニャンニャンニャン、ということで、猫の日だった。
各種メディアではちらほら猫にまつわる情報が発信される中、日経のこの記事を見つけた。

「平成の猫ブーム”ネコノミクス”・・?」

猫は昔から犬と同じくらい愛されてきたと思っていたが、ブームだったのか。「ネコノミクス」なんていうキーワードも初めて知った。
おそらくSNSの台頭により、ペットの面白動画などたくさんの接点が増え、猫に対する意識が高まっているのだろう。

写真家のインタビュー中心の本記事で興味深かったのは、猫が重宝される背景に現代社会が反映されているのではないか、という観点だった。

どこか自由を失った私たち

私が勤める会社のサービス「アットコスメ」の美容トレンドリサーチ結果でも顕著に表れているだが、今の時代は「個性」を尊重しつつも、実は「浮かない・馴染む」という価値が求められている。人より少しでも目立ってしまうと、陰口を言われたり、SNSでディスられたりしてしまう。

「個」を尊重する時代にも関わらず、深層心理では社会の中でいかに逸脱しないか、が求められているのだ。

そんなどこか自己を抑圧しなければうまくやっていけない社会の中で、媚を売らない猫の自由奔放さは、現代社会を生きる人間の憧れなのかもしれない。
この視点にはなるほどなんだかわかる気がした。

「〜でなければならない」
どこか、自分の価値観をおざなりに、世間にウケることを重視してしまってはないか、とふと今の自分を振り返った。

猫的な自由奔放さ、自分らしさをもっと大切にしていけるようにしたい。
そのためには自分は何を大切にしたいのか、自分自身の価値観をしっかりと持って置くことが重要になる。

個で生きる時代。多様性が認められる時代。
一方で所属意識の高まりや周囲との調和が求められる時代。

繊細なバランスで成り立っている。

ねこの生き様を横目に、自分らしさをどう表現していくか、イメージを膨らましながら、今日1日を穏やかに終えていくのでした。



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